Vol.26 時代を飾るキウイ -元オールブラックス・ドクターJohn Mayhew-
必勝を期して望んだ昨年末のラグビーワールドカップでは、大会開催期間前から計約二ヶ月半の間、オールブラックスに付きっきりで、キープレーヤーの病気やけがの治療に専念し、ワールドカップを最後に16年間務めたオールブラックスの医師から退くことになったのがジョン・メイヒューだ。ラグビーがアマチュアからプロになる過渡期にも医師としてオールブラックスに関わり、責任の重さと精神的な負担、費やす時間が止めどなく増えたことや二度のラグビーワールドカップ準決勝でのまさかの敗退による絶望感は今だから言えることと、多忙だった16年間の過去を振り返ってくれた。