NZ保険コラム

第21回 医療保険VSメディカルインシュランス?

日本の医療保険  日本の医療保険とは、国民健康保険という公的システムを補うもの。自分に合った保険商品を選び自由に加入できるようになっていて、その保障は一般的に「入院給付金」と「手術給付金」に分かれています。 入院給付金は「入院一日当たり〇〇...

第19回 経費や家賃を保障してくれる「ビジネス保険」

1. ビジネスを続けられなくなった場合のリスク  不幸にしてビジネスを続けられなくなったとき、ただ「止めた」ということにはならず、いろいろな後処理が発生するのはご理解いただけると思いますが、そんなとき、今まで見えていなかった負債が浮き上がっ...

第18回 その保険会社、大丈夫ですか?

安全性を知る目安は「格付け」  バブルの時期を経て幾つかの保険会社や証券会社が倒産に追い込まれたり、銀行が合併したり。また少し前にはリーマンショックがあったりと、日本人の中には金融関係の問題が強く記憶に残っている人も多いかと思います。 そん...

第17回 とっさに対処できる?保険の請求

どうしたらいい?最初の請求で必要な物  まず、ポリシーナンバーといわれる保険番号を確かめましょう。続いて用意したいのは、保険の請求用紙。中には当然だと思われる方もいるかもしれませんが、意外と「そんな用紙が必要なんですね」という答えが返ってく...

第16回 住宅ローンで生命保険

「死亡保障」で返済して家族を守る  最もベーシックな方法として挙げられるのは、死亡保障で住宅ローンを返済するということ。万が一、メインインカム(主な所得源)の方が亡くなられたときに住宅ローンがあった場合、ご家族の方が大変なことになるでしょう...

第15回 保険でもう悩まない!トラウマカバーの話

トラウマカバー(疾病保障)とは  適用範囲が狭い保険になってしまいますが、特定の大きな病気のみ保障されるということもあって、掛金が比較的リーズナブルな値段設定になっているのが特徴の「トラウマカバー」。 保障される症状・病気は会社によって異な...

第13回 2018年決定版! 保険の加入はお忘れなく

ニュージーランドの基本的な医療システム  ニュージーランドで病気やけがをした場合、緊急時を除いて、最初はGP(General Practitioner)と呼ばれる一般開業医にかかります。日本ではあまりなじみのないシステムなので、日本人の中に...

第12回 クレジットカードの付帯保険は使える?

使い勝手の良い「クレジット付帯保険」  日本で自分のクレジットカードを持つと、付いてくる海外旅行保険はほとんどの場合もれなく無料。億劫に感じてしまいがちな加入手続きなども特に必要としないため、多くの人にとっては便利に感じることでしょう。 ま...

第11回 サバイバル! 医療通訳なしでGPを使う

日本語対応できるGP  対応できる日時に限りはありますが、オークランド周辺エリアでは最近、日本人看護師や日本語を話すスタッフが所属するGP(General Practitioner)が増えてきました。「ヘルスポイント(Healthpoint...

第10回 本当?嘘?KIWIの生命保険事情

下から3番目の保険加入率  少々古い情報になってしまいますが、2015年に行われた調査において、ニュージーランド人の生命保険加入率がOECDに加盟をしている31カ国の中で29番目という発表がありました。  「下から3番目」というと低く感じて...

第9回 ビザから考える保険

ビジター / ワーキングホリデービザ  いわゆる旅行者としての扱いになるので、加入できる保険はサザンクロス、オービット、ユニケアといった会社の海外旅行保険タイプ。ニュージーランドを出発し、また同地に戻って来るというようなニュージーランド発の...

第8回 保険対象外の 「Pre Existing Condition」とは?

医療機関からの診断があった場合  現在医療機関にかかっている症状や病気、怪我はPECに含まれます。医師からの治療が開始されてから慌てて保険に入っても対象になることはほぼあり得ません。  PECは既往歴、つまり過去の病歴を含んでいます。既に完...

第7回 がん治療をカバーしてくれる保険は?

三大疾病の治療を保障する「疾病保険」  日本のがん保険や医療保険のように特定の症状、病気について保障する保険をニュージーランドでは「トラウマカバー」「クリティカルイルネス」などと呼びます。「疾病保険」といわれるこれらの保険は、会社によって対...

第6回 公立病院のウエイティングリスト問題と 医療保険

ウエイティングリストの問題  GP(一般医)からパブリックに送られた紹介状は、パブリック病院のスペシャリストによって審査され、症状にスコアが付けられます。このスコアが一定の基準に達すると、ウエイティングリストに載り、病院側の指定する日時に治...

第5回 ACCを知っていますか?

ACCの仕組みとは  ACCは給与や国の財源による基金で成り立っています。基本的には保険制度と同じで、会社や自営業者には「LEVY」を支払う義務があり、収入のない主婦、子ども、学生、旅行者は税金で負担しています。また、LEVYは車の登録費用...

第4回 どこで入る?旅行・留学生保険

①日本で入る海外旅行保険  加入時に日本語が通じる、電話や現地のサービスデスクなどで日本語サービスがある、医療機関での通訳代が保障される、ほぼどこの国でも使える、など多くのメリットがあります。どうしても現地での英語が不安、ニュージーランドだ...

第3回 医療保険のトレンド 日本でも使える商品も

ファーマックとノンファーマック  ニュージーランドには「ファーマック」と呼ばれる政府機関があり、ニュージーランドで使われる薬や器具などに補助金(ファンド)を出しています。薬、器具などへのファンドなので、使用するのに病院が公立か私立かは関係あ...

第2回 掛け金の変わらない生命保険が登場

掛け金が変わらない生命保険とは  この保険では、掛け金の定額期間を最短10年から最も長くて100歳までの間で自由に設定できます。例えば35歳の男性が、生まれたばかりのお子さんが成人するまでの20年間、25万ドルの保障を定額で設定した場合、下...

第1回 旅行保険は必要?

基本的な医療システム  ニュージーランドの医療システムは、GP(一般医)=>スペシャリスト(専門医)=>ホスピタル(入院や手術)という形を取っています。救急車で搬送されるような場合は別ですが、どんな症状でもまずは"GP"に診てもらい、必要に...