Vol.117 Career up NZ -ニュージーランドの IT業界で働く プログラマー


海外移住の構想を夫婦で練ってから2年半。留学、就職、ビザ申請。トントン拍子に計画が進み、あっという間に永住権を獲得した。何もが新しい環境での新生活をスタートさせた理絵子さんにそのいきさつを聞いた。

ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得【Profile】
Rieko Sugimoto 
1977年9月7日生まれ。千葉県柏市出身。中央大学で法律を学ぶ。卒業後クレジットカード会社に就職。3年後、Yahoo! JAPANに転職。プロジェクトマネージャーとして5年間勤務。2007年の2月に壮太郎氏と職場結婚。共働きで2年半経た後の2009年9月、単身でニュージーランドへ。AISで1年間のITコースを受講。終了後、ニュージーランドのIT会社Olympic Software NZ Ltd.に就職。プログラマーとして活躍中。

ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得Olympic Software NZ Ltd.は社員65人の中規模なIT企業だ。ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得趣味はスポーツ。ボディーボードが好き。ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得社長のJo McLeodと。ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得ニュージーランドでプログラマーとして就職&永住権取得ゆったりしたオフィススペース。

必要から入ったITの世界

私は昔から特にITに興味があった、というのではありません。大学では法律を勉強して、卒業後は普通に企業に就職しました。入ったのは三菱UFJ銀行系列のクレジットカード会社。千葉県統括本部という部署にいました。そこに3年勤め、その後Yahoo! JAPANの法人営業本部に転職しました。最初は、営業担当者のアシスタントということで採用されたのですが、ちょうどヤフージャパンが「支払い決済システム」を作成している最中だったので、クレジットの仕組みを知っている人を探していました。私はその時HTMLすら分からないITの素人でしたが、良いチャンスだと思いそのプロジェクトに参加することにしました。ヤフーでは周りの人全員がITの専門家だったので、ついて行くのがたいへんでした。仕事に直接関係のあることは同僚が親切に教えてくれましたが、それ以外のことは全くの独学で身につけなければいけませんでした。必要に迫られてITを勉強したのです。でも、私はプロジェクトマネージャーですから、実際にプログラムを作成することはありませんでしたし、そのための知識もスキルも持ち合わせていませんでしたが、徐々に知識も増えてきました。オフィスは東京の六本木にある巨大なビルの一角で、毎日がとても忙しく、めまぐるしかったです。

海外移住の筋書きを立てた

2007年の2月に職場で知り合ったプログラマーの彼と結婚。結婚後もしばらくは共働きしていましたが、2年経った頃、「2人で海外に移住しよう」と決めました。2人とも、もっとゆっくり、自分たちの時間を大切にできる生活がしたかったのです。そこで、まずインターネットや人のネットワークから、永住権を取ることができる国で移り住んでも良さそうなところを絞り込んでいきました。候補はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国でしたが、アメリカは永住権を取るのがたいへん難しいから除外、オーストラリアは人種差別があると聞いたので除外、カナダは寒いので除外、と、残りはニュージーランドになりました。以前にニュージーランドに来たこともなく、どんなところか良く知りませんでしたが、調べているうちに、たぶん気に入りそうな予感がしました。2人でいっぺんに会社を辞めて渡航するのはハイリスクですから、まず私が先に来ることになりました。日頃からITの学校に通って本格的にプログラムのスキルを身につけたいと思っていたので、まずITの学校に留学、という形で渡航することにしました。

留学で身につけた新しいスキルでの再出発

2009年の9月にニュージーランドへ到着し、まず3ヶ月間英語を勉強した後、2010年1月に1年間のコース、AIS St.HelensのGraduate Diploma in Information Technology Level7に入学しました。このコースでは実際のソフトのプログラミングだけでなく、コンピューターの理論やハードウエアのこと、ITの国際的な倫理的な問題などまで、幅広く学びました。プロジェクト課題を与えられて、それを自力で解いていくというのが典型的な学習法。先生の的確でムダの無いアドバイスから細かいスキルも多く学びました。クラスメートはインド人が多かったですが、みんな卒業後にニュージーランドで就職するのを目指していましたから真剣でした。そんな中で、私にとってはしばらくぶりの学生生活。知識が増えていくのがとても楽しかったです。コース終了後、今年1月に現在の会社、Olympic Software NZ Ltd.にプログラマーとして入社しました。私は日本でもITの会社にいたとはいえ、職種が異なっていましたから、1年間の留学中に身につけた新しいスキルで、再びイチからのスタートでした。この会社は、私の英語ができないことや異文化から来た外国人であることに全く偏見を持たず、私のスキルを期待して雇ってくれました。感謝です。幸いなことに職場のみんなは親切で、とても働きやすい環境です。特に私の直接の上司サイモンや、先輩のジャッキーとスティーブン、フィオラには助けられてばかりいます。恵まれています。

この国で暮らしていく実感

現在の私のメインの仕事は、ウェブサイトの作成です。クライアントのニーズを把握してそれにしたがってプログラムしていくのです。数多くのウェブを手がけていますが、最近、携わったのはThe Warehouseのサイトです。これは全く始めから作成したのではなく、既にあったウェブの部分部分をお客さんがより使いやすいように変更していくという仕事でしたが、この仕事でThe Warehouseのオフィスに1ヶ月ほど通う機会があり、クライアントの方と直接仕事をすることができて、とても良い経験になりました。ウェブはものによりますがイチから作ると4ヶ月から半年もかかる大きな仕事です。私たちプログラマーは一時に複数の仕事を受け持っていて、それぞれを何人かのチームで進めていきます。また、Olympic Software NZ Ltd.はマイクロソフトのパートナー企業なので、マイクロソフトのシステムで使えるいろいろなソフトウエアの改良をするのも私たちの仕事です。最近では、会計に使うソフト(Microsoft Dynamics GP)を使いやすくすることに携わりました。ソフトウエア、プログラムはかたちがないものですよね、それをより良いものに変えていくのはとてもおもしろいです。日本で働いていた頃に比べ、生活はやはりゆっくりしています。勤務時間も比較的自由です。でも、まだまだ新米で今のところはみんなの足を引っ張らないように精一杯ですから、自分の将来のことを考える余裕がありません。それでもつい先日、申請していた永住権が得られたので、「ああ、この国で生活していくんだなあ」と実感しました。夫も数ヶ月前にニュージーランドに来て今はのんびり学生生活を楽しんでいます。その境遇がちょっぴり羨ましいです(笑)。

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カテゴリ:IT
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