Vol.121 英語で学ぶ - ニュージーランドで児童英語教師資格を学ぶ


子供が好き、教えることが好き、そして英語を生かした仕事をしたい。3拍子そろったキャリアアップのための資格が、児童英語教師 Certificate in TECSOLだ。オークランドCBDにある語学学校、EDENZにはNZQA認可のその資格コースがある。「昔から子供に教える仕事をするのが夢だった」という真理子さん。入学したばかりの彼女に聞いた。

Mariko Haruna 【Profile】
春名真理子  はるなまりこ  Mariko Haruna
1974年8月20日生まれ。栃木県出身。趣味は釣り。近所のベイズウォーターでの陸釣りで40センチもの鯛を釣り上げたことがある腕前。糸を垂れて魚が食いつくのを待つ、海を見ながらのひと時がかけがいのない贅沢な時間だ、という。それでいて魚がツンツンと糸を引くときのドキドキ感もある。スリルがあるのに落ち着くから釣りが大好き。獲物はプロの板前のダンナさんがとびっきりの寿司や刺身にしてくれるという幸せ者。 


人に教えることが好き

mariko haruna
勉強のかたわら、しっかりと家事もこなす
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Kristine Geldard  先生と
mariko haruna
TESOLのクラスメートは中国人、韓国人、フィリピン人など国際色豊か
mariko haruna
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Mike Currie 先生と
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私は高校を卒業して、家の近くの自動車教習所に就職しました。本当は3歳上の姉と同じように大学へ行き、幼稚園の先生になりたかったんです。でも、残念ながら私は大学へ行けませんでした。教習所に入った当初から、21歳になったら運転教習指導員の資格を取って指導員になりたいと思っていました。ですから、事務や教習生の送迎、といった仕事をしながら運転教習指導員試験の準備を3年間しました。21歳になって晴れて指導員になれたときは本当に嬉しかったです。長い道のりでしたが、本当にやりたかったことだったので途中で投げ出すことなくやり遂げました。人に教える、ということにはずっと興味があったんです。運転教習指導員は大人に特定のスキルを教える仕事。小さな子供に生活全般のことを教えるのとはかなり違っていますが、「全く白紙状態の人に何かを教える」という意味では、何か通じ合うところがある、と思っているのは私だけでしょうか。車を初めて運転する人を教習車に乗せて実地教習に出るとき、時に想像もつかないようなハプニングに出会います。アクセルとブレーキを間違えて目いっぱい踏んでしまう、なんてことも起こるんです。そんな時、私はとっさに補助ブレーキを踏まなければなりません。一瞬の判断でその場の危険を切り抜けていくのです。路上教習の時には、ことさら細かく周囲に気を配っていないと、何が起こるのか、何が陰に隠れていて突然飛び出すか全くわかりませんからね、ずっと緊張し通しでした。高速教習ではなおさらです。そんな風で、指導員の仕事は楽しかったんですけど体力的にとてもきつかったです。特に夏休みや冬休みのときはとりわけ忙しく、朝7時から夜9時まで働きづめ、という日が何日も続きました。指導員として6年たったとき、過労が原因でちょっと体を壊してしまい、それをきっかけにそこを辞めました。

運命の出会いの土地、ニュージーランドへ

私は教習所を辞めた27歳のときまで、親元を離れたことがありませんでした。さて、これからどうしよう、という時、まず家を出てひとりで暮らしてみたいと思ったのです。そこで、どうせ家を出るなら簡単には家に帰れない海外へ行こうと決めました。第一希望の国はイギリスだったのですが、私は既にイギリスのワーキングホリデービザの年齢制限を過ぎていました。そこで、オーストラリアかニュージーランド、ということになり、オーストラリアは社員旅行で行ったことがありましたから、行ったことのない国、ニュージーランドにしたのです。自然が美しいのんびりした所というイメージも決め手でした。ワーホリビザでオークランドに到着したのは2002年です。英語が全くダメでしたから、まず3ヶ月ほど語学学校へフルタイムで通って英語を勉強しました。それから、タカプナにあるジャパレスで働き始めました。英語のレベルが充分ではなかったので仕方なく勤め始めた日本語環境の職場でしたが、いつしかその仕事がとてもとても楽しくなってしまい、そのうちワークビザを取って、そのままそこに居続けることになったのです。さらにそこのオーナーだった彼と結婚。運命、ってわかりませんね。それから、2人でしばらくそのレストランの経営を続けました。

自分の時間を作ってやりたかったことに挑戦

結婚してから数年間、2人でずっと仕事、仕事で暮らしてきましたから、ある時、レストランを売却して自分たちの時間を作ることにしました。本当にやりたいことを再び見出そうと。実は、レストランを売却した後、短期間だけカフェをやっていたのですが、私はそのときに美味しいコーヒーの奥の深さを知り、コーヒー作りが好きになりました。それで、バリスタの資格を取るために専門学校へ入学。私の中で眠っていた「学習意欲」が呼び起こされました。コースはとても楽しく張り合いがあって良かったです。定められた期間の中でしっかりとバリスタの技術と資格を身につけることができたのが、私の大きな自信となりました。この調子なら、私の夢だった「子供に教える仕事」の資格を取ることができるのではないかと。

将来必ず役に立つスキル

友人の勧めで、ここEDENZのTECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages)コースに入学。勉強を開始したところです。この資格はNZQAで認められているので、ニュージーランドだけではなく、海外でも通用するCertificateです。将来、この国に居ても日本に帰っても子供に英語を教えられる、というのは私がずっと前からやりたかった夢に限りなく近いです。まだ、授業が始まったばかり、たいへんですが楽しいです。今のところ、子供だけではないTESOLコースの生徒に交じって、発音やイントネーションをどのように教えるか、というような英語を教える基本的なことを学んでいますが、後には実際に小学校や幼稚園に行っての実習もプログラムに含まれているので今からとても楽しみです。4週間の集中コースもありますが、私は、予習復習する時間が欲しいと思ったので10週間のゆっくりしたほうでスタディです。ここを無事に終了して児童英語教師の資格を取ったら、やはりそれを生かせる仕事に就きたいです。英語圏であるニュージーランドでそんな機会を見つけるのはなかなか難しいこと、なのかも知れませんが、ひょっとすると、と前向きに考えています。いずれ、親子カフェサロンのような場所を開いて、お母さんたちには美味しいコーヒーを提供し、子供たちには遊びながら英語を教える、というようなことができたらいいな、と思います。そのスキルは、将来自分が子供を持ったときにもきっと役に立つはずですよね。

カテゴリ:先生/学校経営
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