Vol.124 Career up NZ1 - ニュージーランドでワイン講師


クライストチャーチから移転したNew Zealand School of Food & Wine(NZSFW)でチューターとして働く葉子さん。10年間B&Bを経営した彼女が、やりがいを感じるホスピタリティの道の次に見いだしたのはワインを極めること。聞くと、3人のお孫さんが日本にいるという。とてもそんな風には見えない若々しい美しさと笑顔。ニュージーランドワインの魅力と、エネルギー溢れる彼女のニュージーランドでの生き方についてお話を伺った。

ニュージーランドでワイン講師【Profile】
北村葉子(きたむら ようこ)1959年5月6日生まれ。
熊本出身。日本で看護師として働いたあと、中古車販売の仕事に従事。97年にニュージーランドへ。看護師の資格を活かして永住権を取得。その後10年間B&Bを経営した後、ワインを極めようとNZSFWでソムリエ資格を取得。現在は、日本人向けのワインテイスティングクラスを教える傍ら、ParnellのLa Cigale French Bistroでソムリエとしても働く。日本に3人のお孫さんがいる。

人生の転機、思い切ってニュージーランドへ

ニュージーランドでワイン講師最初の看護師の仕事は飛び込みで探した。来たばかりで英語がまだまだだったので、知り合いのイギリス人夫婦にとても助けられた。ニュージーランドでワイン講師B&B経営時代のゲストの中には、今でもお付き合いがある方も。ニュージーランドでワイン講師夜はパーネルのLa Cigale French Bistroでソムリエとしても働いている。ワインショップが併設されているので、たくさんあるワインの中からお客様の希望にあった1本を探し出す。ニュージーランドでワイン講師ニュージーランドワインの中では、リーズリング種もオススメ。ワイパラやセントラルオタゴのものがおいしい。ニュージーランドでワイン講師

最初、ニュージーランドへは旅行でやってきました。国内を2週間かけてまわりました。海外への憧れは小さい頃から抱いていたのですが、それが旅行の間だんだんと大きくなって。特に、オークランドの帆の街の雰囲気には非常に惹かれました。その数年前に離婚を経験して看護師として働いていたので、女ひとりでも生きていける場所、小さい頃からの憧れ、そしてこれからの自分の人生を考え、今が決心するべきだと思い切って単身ニュージーランドにやってきたのです。今から15年前、1997年のことでした。

B&B経営でおもてなしの楽しさを知る

日本の看護師の資格をもとに永住権を取得しました。まだ今ほど英語条件などが厳しくなかった頃です。それから2年程看護師の仕事をしていましたが、2000年にB&B(ベッド&ブレックファースト)をはじめることにしました。B&Bといっても、1部屋だけの小さな宿です。当時住んでいた家を少し改築してのスタート。お客様の9割は日本から観光にいらした方で、残りの1割は世界中からやってきました。最初の数年は、お客様はぽつりぽつり。たぶん、フラットで貸したほうがお金になったんじゃないかというくらい(笑)でも、とても良い出会いにも恵まれて、あっという間の10年間でした。B&Bの経営を通じて思ったのは、私は「おもてなし」をするのが好きだということ。常に新しい人との出会いがあり、ゲストに安らいでもらう空間を作る、そのホストの役割が自分に合っていたんだと思います。

ワインという新しい道へ

ワインの道に進むきっかけは、2010年に孫が生まれて日本に一時帰国した時でした。B&Bの経営も楽しかったのですが、丁度その頃「もう一つなにか自分のやりたいことはないんだろうか」と考えていました。そこでたどり着いたのがワインを極める、という道です。B&Bを経営しながら、2008年からフレンチマーケットLa Cigaleで週末の仕事をはじめました。2000年に旅行で初めてフランスに行って以来、フランスのワインが好きだったのですが、そこが世界中のワインを扱っていたので、ワインへの興味がさらに大きくなりました。そこでワインを学べる学校はないか探したところ、New Zealand School of Food & Wine(NZSFW)を見つけました。まずはオークランドで2週間のニュージーランドワインを学ぶコースを受講しました。先生も生徒もフレンドリーで、とてもためになったのです。この学校は、当時メインキャンパスがクライストチャーチにありました。そこではWSETというイギリス政府認可のワイン専門資格が取得できる12週間コースを開講していました。WSETは世界的に認められた資格なので、ワインの道に進む方には最適です。その後、校長のCeliaがソムリエの資格をとってみたらと勧めてくれて、さらにクライストチャーチまで行って学ぶ事になりました。彼女は生徒ひとり一人にあわせたアドバイスを的確にしてくれるので、とても説得力があって信頼できる人なんです。最終的にNZSFWでソムリエ資格を取得しようと思ったのは、彼女のアドバイスが大きかったですね。

自らがワインを教える立場へ。学校初の日本人向けワインクラス

12週間のワインソムリエコースはハードでした。世界のワインについて学ぶので、知識量も半端ではないです。分厚い本とにらめっこする日々でしたが、在学中は学校が経営するレストランでソムリエとして働くことができました。知識と実践を同時にできてよかったですね。それからコースを終えてオークランドに戻ったのですが、クライストチャーチで起きた2月の地震の影響で、メインキャンパスがオークランドに移ってくることになったんです。そこで、Celiaから日本人ワイン指導員のお話を頂きました。ワインが好きな方に、自分がワインのことを伝えられる、とても夢のあるお仕事だと思いましたね。私の教えるコースは学校の新しい試みで、日本人のみ対象のコースです。1時間半のワインテイスティングクラスと、合計10時間(2.5時間×4回)コースの2つを担当します。日本語での授業ですから、短期でニュージーランドに旅行にいらっしゃる方でも受講できるクラスです。ちょっと知識があると、ワイナリー巡りもぐっと楽しくなると思います。ひとりでも多くの日本人の方に参加して頂いて、ニュージーランドワインの魅力を知って頂きたいですね。

ワインの魅力は大切な人と分ちあえること

ニュージーランドのワインは、歴史は新しいですが農業で培った最新技術を活用して、近年美味しいワインを生産しています。ソーブィニオンブランなどピュアなワインが有名ですね。きれいな輝いている色、日常の食卓で楽しく手軽に飲むにはとってもぴったりなワインです。また小さなワイナリーで、手をかけてワインを作っている場所もたくさんあるので、そういったワイナリーを訪れるのもNZ旅行の楽しみの一つだと思います。ワインの良さって、一本のワインをあけて、その場にいる友人や家族と分け合って飲むことだと思うんです。誕生日、結婚などの人生の節目やお祝い事にぴったり。ワインと一緒に喜びや楽しさも分ちあえる気がします。一本のボトルが色々なことを物語ってくれる。そんなワインへの理解を深めて、楽しみを多くの人に伝えていきたいです。

カテゴリ:ソムリエ
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