Vol.126 キャリア - ニュージーランドでオーペア留学


4人の小さな子供を持つお母さん、麻里さんが自分の経験を基に去年の9月に新しく始めた日本人オーペア紹介ビジネス。お母さん同士のネットワークで評判が広がり、たった8ヶ月ほどの間に消化しきれないほど多くの依頼が来るようになった。日本からワーホリで来るオーペア側ををサポートするのも彼女の仕事。1歳半の双子ちゃんがお昼寝中に家にお邪魔して話を聞いた。

Mari Fenn【Profile】
麻里フェン  Mari Fenn HappyMums Director  1974年1月22日生まれ。東京出身。日本外国語専門学校で旅行主任者の資格を得た。ご主人のDarylさんとは日本で知り合い、一緒にオークランドへ移住。1994年に結婚。ツアーガイド、ニュージーランド航空のキャビンクルー、カフェオーナーなどの仕事歴を持つ。(イーキューブ バックナンバー vol.62 参照)2011年9月にオーペア紹介会社HappyMums 設立。

←双子の兄弟、LucaちゃんとMilanちゃん。オーペアの宜保(ぎぼ)エミリちゃんと。

HappyMums
PO Box 27 018, Mt.Roskill, Auckland 1440 ph.021 556 784
info@happymums.co.nz
www.happymums.co.nz

Mari Fenn
ニュージーランドで英語がしゃべれるのは当然。何かプラスが無くてはいけない。
Mari Fenn
日本のワーホリ エージェントや、語学学校からの問い合わせも多い
Mari Fenn
ツアーガイド時代に日本の良さを再確認した
Mari Fenn
たくさんの人が気軽に立ち寄る明るい家に住む。
Mari Fenn
Mari Fenn

双子誕生がビジネスのキッカケ。
去年の1月に双子が生まれました。既に上に2人いるので子供が合計4人になりました。私は外で仕事をしていましたから、以前から子供の世話を手伝ってくれるオーペアを家に置いていました。日本人の女の子です。日本ではあまり馴染みがありませんが、オーペアというのは、言語を学ぶという目的でその国の家庭にステイし、家事や育児などを手伝う外国人のことです。ニュージーランドでも日本人がワーホリのビザでオーペアとしてホームステイし、英語を学ぶことができます。生活費がかからずお小遣いをもらいながら英語が学べるというので最近人気が出てきました。私の家に今滞在しているオーペア、エミリちゃんは沖縄から今年の1月に来てくれました。彼女は大学で幼稚園の先生になる勉強をして、卒業後はアパレル関係の会社で働いていたのですが23歳と若いのにとてもしっかりしています。私は彼女とは最初っからピッタリ気があって、全くの赤の他人同士だったというのに、今はまるで姉妹みたいな関係です。3月11日にはニュープリマスで行われた震災支援のチャリティイベントに2人で日帰り参加したりして、楽しかったです。実は、今年の2月からニュージーランド航空に戻る予定でした。でも子供が4人になったので、いくらオーペアが手伝ってくれるとはいっても、再び長時間家を留守にしなければならないキャビン クルーとして私が働くのは無理だと思いました。それで職場復帰は断念、何か自分の仕事をしようと思いました。以前からビジネスをやりたいと思っていましたから、日本人オーペアの紹介ビジネスに目をつけました。リサーチしてみると、日本にはアメリカにオーペアを送るプログラムがありましたが、ニュージーランドはまだ無いようでした。これだ、と思いました。

オーペアは家族と同じ。
子供が生まれてから、私はニュージーランドのコミュニティにようやく溶け込んだ、と思えるようになりました。世界がいきなり広がりました。これは実感です。近所の人や子供のクラスメートのお母さんたちなど、NZの人たちはほんとうに温かくフレンドリーで、子供の送り迎えなどを助け合います。子供を通して地元の人とふれ合う。公園や街角での楽しいおしゃべり。これはオーペアにも経験できることです。オーペアとしてホームステイするということは普通の滞在費を払ってのホームステイとは全く違います。オーペアは家族と同じなんです。オーペア志望の人はやはり子供好きでなければいけません。それから、子供の世話のほかに掃除や片付け、料理などの家事を嫌がらずにこなせることが大切です。毎日の繰り返しですからね。子供が少し大きいワンパクの男の子の場合など、まれに男性のオーペアが望まれることもありますが、やっぱりオーペアを探しているファミリーのほとんどが女性を希望します。英語のレベルは高いほうが良いけれど、言葉があまりできなくても相手を尊重して笑顔でコミュ二ケーションが取れるようなら大丈夫です。その家の教育方針や日本とNZの文化の違いなどを楽しく受け入れる。ルールを尊重する。そして相手を思いやることがいちばん大切です。それから、子供にNOといえること。さらに、それがどうしてNOなのか、子供に分からせることができるのも必要。幼児教育の経験や資格を持っている人はひっぱりだこ。それから、学校へ行っている子供の家の場合は、車の運転ができることが条件になることもあります。

NZの良さを満喫してほしい
私は、日本からのオーペア契約は最長10ヶ月間、と決めています。1年間のビザでこの国に滞在するのなら、やっぱり2ヶ月ぐらいはいろいろなところを旅行し、オーペア以外のことも経験してこの国の美しさ、良さを知ってもらいたいと思うからです。オーペアはたいてい週末など週に2日は休みがありますし、お給料ももらえますから、働いている最中も小旅行や遊びに行くことができるはず。ファミリーとの約束によっては、パートタイムで学校に通うことだって可能です。それから私はオーペア同士の集まりを随時開催して、情報交換の場を提供するようにしています。そこで新しい友達が作れます。去年の12月にはオーペアと地元の人つなぐことを意図としたイベントを企画、運営もしました。ワーホリでNZに来る人たちの目的は、何か異なった経験がしたい、それから自分を見つけたい、というのが多いですが、オーペアとしてNZの家庭の一員となって育児や家事の仕事をしながらNZの普通の生活をすることで、それぞれの目的にたどり着いてもらえたら嬉しいです。また、以前から私は趣味でレイキをやっていますが、最近レイキ マスターになりました。これをHappyMumsのサービスに加えることができたらいいな、と考えています。たとえばストレスを抱えたファミリーや、悩みを持った人をレイキを使って手助けする。私から見えるものごとの見方は当人の見方とはまったく違うことを軸に、その人がポジティブな考え方をするようにもって行く手伝いをする、など。そして、それは可能だと思うのです。

カテゴリ:起業系
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