Vol.131 世界の名門大学への進学を目指す


在籍している生徒全員が同一の目的を持っている現地高等学校AIC (Auckland International College)。その目的とは、「世界の名門大学に進学すること」だ。その目的達成を果たすためにAICはIB(International Baccalaureate)をそのカリキュラムとしている。12年生になってますます勉強が忙しくなった沙菜さんに、AICの校長室で話を聞いた。

aic【Profile】
入谷沙菜 Sana Iritani
1997年1月4日生まれ
名古屋生まれ。11ヶ月のときに父親の仕事の関係でニュージーランドに家族で移住。以後、ずっとオークランドに住んでいるので日本で暮らした経験はない。6年間続けたシンクロナイズスイミングを最近やめたものの、水泳は趣味。両親と弟との4人家族でNorth Shoreに暮らす。

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科目によって異なるがクラスメートは20人ほど。
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3つあるIT教室でコンピューターを使った授業も多い。
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世界の超名門大学に進学するのが生徒共通の目的
私の両親は2人とも日本人です。私が11ヶ月のとき父の仕事の都合で家族でニュージーランドに移住してきました。だから私は日本の記憶がほとんどありません。それでも小学校の5年生か6年生のときに日本の小学校に1ヶ月ほど、短期体験入学したことはあります。楽しかったですよ。友達もできました。でも、私はやっぱり日本語より英語のほうが得意で、まるっきり日本語での日本の生活にはちょっとついていけない、と感じました。ずっとNorth Shoreの同じ家に住んでいて、幼稚園、小学校は地元の公立に通いました。キウイの子供たちと全く分け隔てなく育ったのです。そして、Year 7からNorth Shoreのある私立の学校に入学しました。その学校には中学生のYear 7から10の間、4年間通いました。去年の12月にYear 10を終了し、今年2月からAICに通っています。私はIBコースを取って名門大学に進学すると数年前から目標を定めていましたから、生徒が全員IBコースを履修するAICを選んだのは自然です。それまで通っていた私立学校KristinでもシニアスクールでIBコースを選択することは可能でしたが、在校生の全員がIBを取っているわけではなく、怠け者の私はIBコースを選択していない友人に影響されて楽なほうに流されてしまうかもしれない、という危惧がありました。その点、AICは生徒が100%IBを履修し、皆が私と同じ「世界の超名門大学に進学すること」を目標にしているので安心です。クラスの雰囲気がいつもピンと張っていて、自ずともっと勉強しようという気にさせられます。私は英語、日本語、数学、地理、生物、化学、の6科目を履修していますが、どの科目も先生が、丁寧に分かりやすく教えてくれ、授業は楽しいです。

11年生の途中からスタート(校長Mike Perry氏の話)
サナは今年の2月からAICに来ました。ニュージーランドのカリキュラムでYear 10を終えて、AICのYear 11のTerm 3に編入してきました。AICはオークランドにありますが、北半球、つまり欧米の学校カレンダーに即した時間割を採用しています。新学年は7月で、5月に年度末試験を行い、学年が終了という年間スケジュールです。だからAICを6月に卒業した生徒は時間をロスすることがなく(北半球の)夏休み後、8月、9月、10月に、大学へ入学できるのです。これは、AICが、世界の名門大学に焦点を合わせている証拠です。そのため、NZの普通の学校へ通っていた生徒の多くはAICに入学する際、サナのように11年生の前半をスキップすることになります。毎年、そんな国内からの新入生が2月の募集では約30-50名入って来ます。つまり1-2クラスの全員が同じ境遇ですから、スキップした分を取り戻すのも容易です。7月の新学期から入学する70-90名の多くの海外からの留学生と足並みを揃えて12年生になり、本格的なIB Diplomaコースに進むのです。また、AICにはアメリカやイギリス、カナダ、韓国、日本など、国ごとの大学進学アドバイザー・カウンセラーが常駐していて、大学進路の選択を指導しています。皆、世界の名門大学を希望していますからね。例えば、イギリスのケンブリッジ大学・オックスフォード大学・エジンバラ大学・マンチェスター大学・ロンドン大学、アメリカのIVYリーグ・カリフォルニア大学・スタンフォード大学やその他の名門大学、カナダであればマギル大学、韓国であればソウル大学、日本は東大・阪大・名古屋大・早慶上智ICUなどです。

留学生は寮で生活
私はバスを乗り換えて片道1時間ほどかけて通学していますが、海外から来ている友人は皆、学校の寮で生活しています。寮は学校のすぐ近くで楽だし、四六時中友達と一緒にいられるのは楽しそうだから、時々羨ましく思うことがあります。日本から来ている留学生と仲良くなって英語を教えてあげることもよくありますが、やっぱり親しい友人は、国籍に限らず、私と同じような境遇の地元の生徒が多いです。IBのカリキュラムの一環にCAS (Community and Service)という課外活動をしなければならない、というのがありますが、私はそのCASとして、先学期は写真クラブで活動しました。今学期は演劇(Drama)クラブに入って、目下、発表会の計画を練っているところです。そんなクラブ活動はとても楽しいです。ふだん、授業では会わない生徒と知り合えるのも魅力です。いろいろな人がいて、いろいろなアイディアを出し合って、本当に面白いですよ。

進路はまだオープン。これから自分で決める。
現在12年生の2学期が始まったばかり。2014年の5月にIBの最終試験を受けるまであと18ヶ月あります。クラスメートの多くはすでに入学希望の特定の大学、学科をイメージしてその志望を果たすべく努力していますが、私は今のところオープン。アメリカ、イギリス、ニュージーランド、それから日本の大学。まだここ、といった特定の志望校はありません。ただメディカル系かバイオ系に興味があるかな、と漠然と思っている程度。これから学校の大学進路指導アドバイザー・大学カウンセラーや先生方に相談して、徐々に志望校、志望学科を絞っていきたいと思っているところです。ところで、 私には弟がいます。弟にAICを勧めるか、と聞かれれば、正直言って分かりません。私は本当に真剣にIBの勉強に取り組みたかったのでここに来たのですが、弟がそうだとは限らないと思うからです。弟はまだ小学生で、将来何がしたいか、どんな大学に進みたいかなど、まだまだ考えたこともないでしょう。もしも彼が、私のように真剣にIBを履修して世界の名門大学進学を希望するのなら、迷わずここに入学することを勧めます。でももし彼が、何か特別の専門職に就きたい思って、そのための専門学校に進みたいなら、それはそれで良いと思います。両親? 私の両親もたぶん私と同じ意見だと思いますよ。

カテゴリ:高校生活
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