Vol.132 Charlie's とともに成長する、新CEO Cotton氏


街中で、スーパーマーケットで、オシャレなカフェで、いたるところで目にするかわいらしいロゴが特徴のチャーリーズ(Charlies's)。昨年日本の飲料メーカー、アサヒ・グループと提携し、新しく生まれ変わったチャーリーズの最高経営責任者に抜擢されたのが、自らの役職をCreative Exciting Opportunities(興奮するような機会を創造する:CEO) と名乗るクレイグ・コットン氏。笑顔が素敵なコットン氏にインタビューした。

Charlie's 【Profile】
Craig Cotton/クレイグ・コットン プロフィール
チャーリーズ CEO (Creating Exciting Opportunities)
1974年3月生まれ、パーマストン・ノース育ち。マッセイ 大学で応用化学を専攻しその後は、コカ・コーラAmatilに入社。FMCG (Fast Moving Consumer Goods: 変化の速い製品) 販売に17年間携わり、同社での経営キャリアを今後チャーリーズで発揮する。私生活ではパートーナー、7歳の娘、4歳の息子の4人家族。チャーリーズの大ファンであるお嬢様のチャーリーズ像 "cheekiness"を大事にしたいと語る。

Charlie's
他とは違う100%独自のチャーリーズを語る。
Charlie's
カフェの定員とも和気あいあいに話す。
Charlie's
Charlie's
大学生のころは、ラグビーに明け暮れた。
Charlie's
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メルボルンからアサヒ・グループ代表取締役の勝木氏と。
Charlie's

チャーリーズに出会うまで

私は、牧場地として有名なパーマストン・ノースで生まれ育ち高校までそこに住んでいました。マッセイ大学では、応用化学分野の農業経済学を専攻し学位を取得、その後は会計士を目指しましたが、3年間パーマストン・ノースにいないといけないということで、とりあえず各ビジネス企業にCVを送りました。そこで返事があったのがコカ・コーラAmatil社で、ウェリントンで面接を行いそこで勤務することとなりました。1996年のことです。コカ・コーラ社では初め、販売員としてスタートし カフェ、バー、レストランやコンビニ色々な所を担当しました。前から是非ともOE (Overseas Experience:海外経験) に挑戦したいと考えていたのですが、コカ・コーラ社から運よくニュージーランドで2人のうちの1人に選ばれ、ポーランドへ3ヶ月間研修で行くことができました。Market impactという、ニュージーランドのマーケットを変える、という目的の研修で、コカ・コーラ社のシステムを通して色々な機会に触れ、見分を広めるとてもいい機会でした。それからは、12年間ウェリントン、クライストチャーチ、オークランドを行ったり来たりの生活で、営業担当として働いていたころは、フィジーやタヒチ、ニュー・カレドニア、サモアといたるところへ行きました。このコカ・コーラでは本当にたくさんの販売経験、特にスーパーマーケットなどで経験を積むことができました。


チャーリーズとの出会い、その魅力

 サーチ・エージェンシーからチャーリーズに興味がないかとのアプローチがありました。アサヒ・グループ傘下のシュウェップスの シニア・マネージャーからの要請でインタビューを行い、ヘッドハンティングされたのです。チャーリーズはニュージーランドで成功し強いブランド力のある会社で、起業から14年という、人間でいえばティーン・エイジャーの会社です。人間のティーン・エイジャーがそうであるように、チャーリーズにはこれからの輝かしい展望や未来がある、ということに非常に魅力を感じました。また大企業であるのに、自社商品と関わりのあるショップやその定員、また消費者との距離感が近く、その声を直接聞きすぐに対応することができる珍しい会社で、それは企業拡大にもつながるし、何よりも"楽しみ"と感じたのです。そのため、こうしたイーティングや取材などは、チャーリーズ商品を置いているカフェで行うようにしています。そうすることで、カフェ・オーナーとのつながりもできるし、直接商品の動向、消費者の求める物を伺うことができます。企業の魅力もさることながら、商品も非常に独特です。まだあまり多くのニュージーランド人は知らないかもしれませんが、ほとんどのジュース製品は果汁濃縮を使用していますが、チャーリーズのスローガン(NFC: Not From Concentrate ) でもあるようにチャーリーズのジュースには一切の果汁濃縮、砂糖、保存剤を使用していません。フレッシュな果物がそのまま形を変えてボトルに詰められた、という独自の製品なのです。そこが他社との大きな違いでもあるし、支持され続けているポイントだと思います。


チャーリーズとしてのkiwiness

 チャーリーズのジュースは全て有機栽培の認証された農園で育った果物を使用していて、商品はオレンジから始まりピーチ、アップル、ラズベリー、また色々な種類をブレンドしたものや、天然水ミネラル・ウォーターなど、とてもバラエティーに富んでいます。また全ての製品がPLAという植物由来樹脂からできた環境に優しいボトルに入っていて、ニュージーランドではチャーリーズが初めて採用しました。チャーリーズの正直さ、こだわりは会社のカラーで、それがきっちりと商品に表れています。消費者の方々には、是非もっとパッケージに記載されている内容にも興味を持ってほしい。そして自分たちの飲むものにはどのようなものが含まれているか、ということにも目を向けてほしいと思います。チャーリーズはニュージーランドのHonest文化をそのまま映し出していると思います。全てに対してオープンで、何事にも挑戦し、失敗してもそれを受け入れ次につなげる。私の哲学が「Life is about winning, but it is about growing. (人生とは、勝つことであり、成長すること)」 であるように、私たちは、私たちが行っていることに信念を抱き情熱をもって取り組み、いつも楽しみをもってニュージーランドの人々や世界中の人々とかかわっていきたいと思っています。そしてKiwiらしい独自のやり方で人々を驚かせていきたいです。

アサヒ・グループとの提携

 ニュージーランドと日本は文化が似ていて、仕事への取り組みも通じるものがある。とても正直で互いを尊重し合い、知性に富んでいます。そういった背景があるからこそ、日本ニュージーランドの提携がうまくいくのでしょう。今回日本のアサヒ・グループと提携したことで、近い将来チャーリーズの商品が日本市場にも現れるのも夢ではないかもしれません。
人口は減少の一途をたどり、ビール市場の伸び悩みが十数以上続く日本にとって、ニュージーランドをはじめとするオセアニア市場は、アサヒ・グループが成長をしていく重要なカギを握っている、と語ってくれたのは、アサヒ・ グループ・オーストラリア社取締役社長の勝木敦志氏。2009年からのオセアニア企業買収に携わり、この3年で合計5社の買収を手掛けてきた。各社にはそれぞれ独自の特徴があり、チャーリーズにはプレミアム感がある。そういったプレミアム感の強い企業の伸びは大きく、そこを取り込むことができたことは、アサヒ・グループのイメージアップにもつながり、シナジー効果も期待できる。今後の課題は、まず現地のマーケットをいかに大きくしていかということ、と勝木氏が語ってくださった。アサヒ・グループとの連携でも、チャーリーズ独自の色をそのまま残し、これからもHonestを貫き続けるチャーリーズ。これからの市場展開に大きな期待が寄せられる。

カテゴリ:起業系
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