Vol.147 ジャパンデー


今年は2月23日に実施されたジャパンデーは過去最高の4万5千人の動員を記録し、オークランドで行われる人気イベントのひとつとして認知されて来た。実行委員長を務めた池田さんは今年が二回目の実行委員長で、来訪者数、出展者数、出し物の内容、運営などの点から、今年は昨年よりもいいイベントになったと満足している。成功したジャパンデーを運営するには関係者の並々ならぬエネルギーが不可欠だと語る。

ジャパンでー【Profile】
池田大介 Daisuke Ikeda
1965年東京江戸川区生まれ。
大東文化大学英米文学科卒業。
大学時代にニュージーランドで語学研修を経験。日本での旅行会社勤務を経て、ニュージーランドでも旅行会社で汗を流す。現在は旅行会社の経営者として、自らもお客さんを案内する現場主義派。

ジャパンでー
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日本人以外の人にも
僕はジャパンデーに関わるようになって六年目になります。最初に関わるようになったのはジャパンデーで行われるパーフォーマンスのステージ運営担当からでした。自分でもシンガーソングライターとしてギターのひき語りを時折Parnellなどの Barでやるくらいなので、自然と興味を持って参加できました。その後ジャパンデーの副実行委員長になり、去年から実行委員長に任命され、今回で二回目の実行委員長です。ジャパンデーは今回で13年目となります。始まった当初は日本人が、ニュージーランドの人たちに日本を紹介するためのイベントだったのですが、回を重ねるに連れて、日本人が日本以外のことを紹介したり、日本人でない人が日本を紹介したりするようなイベントになって行きました。そう振り返るとごく普通の流れなのですが、これって実はとってもレアなことだと思うのです。例えば、オークランドにはパシフィカ・フェスティバルやランタン・フェスティバル、インド系のDiwaliフェスディバルなどがあったりしますが、その国の人でない人がその国のことを紹介しているフェスティバルはジャパンデー以外にあまりないと思うのです。マオリフェスティバルに日本グループがハカをやるようなものですからね。でもジャパンデーでは日本人でない人もどんどん日本をやっている。皆、本当に一生懸命やっています。それが我々日本人を刺激し今度は日本人が懸命に日本もしくは日本以外のことをやる。所謂、相乗効果でジャパンデーを盛り上げているわけですから、そんな意味ではジャパンデーはとても参加型な祭りといえるし、又それが4万5千人動員するほどの原動力のひとつになっていっているように思います。

ジャパンデーのエネルギー
ジャパンデーの準備は一年前から始まります。が正直、日本人会には既に13年の蓄積とノウハウがあるので、運営準備そのものは一週間もあればできてしまうでしょうね。各部ご担当されている方々もベテランばかりですし、でも、なんだかんだといつも議論しています。それも振り返ると、とるに足らないことばかりで、余りいいたくないのですが、例えば、今回なんか、ジャパンデーの当日スタッフに配布される弁当に海老フライを入れるか、入れないかで議論になったり、盆踊りの曲目で『ドンパン節』にするか『阿波踊り』にするかでもめたり、会社ではないので、実行委員長がトップダウンで何でも決めてしまうことができませんから、正直、本業を終えた夜にメールで海老フライのことで議論するのはとてもつらいことです。布団に入っても、しばらくは、海老フライトと『ドンパン節』が頭の中を支配するわけですから、そんなときは決って、来年はもうこんなことは止めようと思います。でもその一方で、こういったもめごとが実はジャパンデーにとっては必要なことなのではないかなと思うときもあるのです。というのも、ジャパンデーを主催する日本人会の役員は今約20人います。年功序列的礼儀は当然重んじなければいけませんが、基本はボランティア団体ですので利害関係は持ち込んではいけないというのがルールだと思うのです。で、利害関係を持ち込まないということは、役員全員が本音で腹を割って議論するべきで、テーマは取るに足らないことかもしれませんが、真剣に議論することで少なくても相手のことはよく理解できますよね。又、議論してしまった以上、お互い責任感も生まれてきますし、これが結果的に強いチームワークとエネルギーを生んでいるように思うのです。でも、本来、レフリーの立場であるべき僕が気づくと参戦しているケースが多々あって、そんな場合、レフリー不在の戦いになってしまって、いくどとなく、そのたびに、諸先輩方々に火消しに回っていただき、本当に申し訳なく思っています。

今後
実行委員長を2回続けましたので次回は別の方に代わっていただきたいと思っています。やはり活性化という意味で同じ人が長く続けるのはよくないですよね。課題はいつも同じものが残りますし、例えばマニュアル作成。実はジャパンデーにはこれといってマニュアルらしいものがないのです。マニュアル作成は幾度となく議題にでましたが、僕自身がマニュアル作成にどうも消極的なため一向に前に進みません。というのも会社の業務の場合、マニュアルは必須ですが、所謂、村の祭りのマニュアル化というのがどうも僕にはなじめないのです。僕の生まれた東京の江戸川区にも夏には祭りがありますがマニュアル化はされていないと思うのです。そんな風に祭りはマニュアルに頼るのでなく皆で集まっていろいろ語りながら作ってゆくことに意味があるように思うのです。でも、それは僕の主観であり、別の人だったら簡単にいい方法を見出してくれるかもしれませんよね。だから実行委員長は別の人に代わっていただきたいと思っています。けど、ステージの担当は次回もやらせていただければと思っています。というのも、今年のジャパンデーのエンディングにスティービー・ワンダーのHappy Birthdayを準備したのです。別に意味はなく、あまりにも日本、日本してきたのがちょっとうっとうしくなったのでしょうね。ところが、神輿が突然乱入してきたんです、エンディングに。神輿にスティービーか?と一瞬戸惑ったのですが、思い切ってかけてみてわかりました。実は、バッチリ合うんです。思えば、双方とも16ビートですからね。そういうことに出会うと、次回は、神輿とR&BのコラボでOpeningをやってみたいなんて思ってしまうのです。そのような創作力のあるうちはステージ担当は続けてゆきたいと思っています。

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