Vol.151 Macleans College 中学・高校留学


オークランドの東部、バックランズビーチにあるMacleans College(マクリーンズ・カレッジ)と言えば世界の大学入学のチャンスを得られるCambridge International Examinations (CIE) システムを採用している公立高校として知られている。人見総一郎君は現在イヤー12に在籍し、卒業までにCIEを修めて、海外の大学、それも医学部に進む予定だ。数学、物理や生物を英語で学ぶ大変さを身を持って感じているが、卒業までのあと一年半の間に集中して勉強し、必ず成果を出したいと意気込みを語ってくれた。

【Profile】

人見総一郎 (ひとみ そういちろう)
Macleans College, Year 12 student
1997年埼玉県生まれ。小学校を終えてから海外生活を始めたため、日本語での会話は問題ないが読み書きが少し大変。特に漢字には困ってしまう。休みには日本に帰国しているが、英語を忘れてしまいがちなので帰国を少なくしようと考えている。


抵抗なかった海外生活

Macleans College
Macleans College
Macleans College
Macleans College
Macleans College

小学校の頃から英語を少し勉強していました。父が英語の勉強を続けており、それに刺激されたからです。小学校を卒業する前に海外で勉強してみたらどうかと背中を押してくれました。父は自分が学生時代から人と違うことを勉強してみたい、勉強は日本国内でなければいけないとは思っていなかったようです。その結果、治安のいいニュージーランドを選んだのです。母と6歳下の弟と三人でクライストチャーチに到着したのは小学校を卒業した直後です。三人で住む場所を確保し、僕はまず二年間、地元のコブハム・インターメディエイト・スクールに通いました。ここはイヤー7と8、つまり12歳、13歳の二年間だけの学校です。ニュージーランドの生活に慣れること、英語に慣れること、勉強の仕方を覚えることが必要でしたので、この二年間は非常に有意義でした。コブハム・インターメディエイトを卒業後はバーンサイド・ハイスクールに入学しました。イヤー9〜13まで、日本でいうと中学2年から高校3年まで、14歳から18歳までの生徒が勉強します。ですが、1学期がスタートした直後にあの地震があったのです。地震は一度ではなく、その前後に何度もありましたので、オークランドに移ることに決めました。母と弟は帰国し、ここから僕のホームステイが始まりました。

アジア人が多かったが.....

マクリーンズ・カレッジに見学に行って驚きました。クライストチャーチの街でも、学校でもあまり見かけなかったアジア人が多かったからです。でもこの学校に決めました。日本人は学校にアジア系の人が多いと敬遠しがちですが、この学校でアジア系の学生が多い理由は教育目的なのです。僕も将来のことを考えたからです。それはケンブリッジ(Cambridge International Examinations )システムを採用している公立校だからです。通常ニュージーランドの高校ですとニュージーランドの教育システムNCEA(National Certificates of Educational Achievement)を採用しています。ニュージーランドの大学進学には適していますが、海外の大学進学を考えている場合はNCEAでは評価されません。マクリーンズ・カレッジはCIEも採用していますので、ニュージーランドと世界の大学を視野に入れられるのです。ケンブリッジシステムはイギリスの教育制度を基準にした国際的な評価制度です。世界の多くの大学で採用されています。父もそれを聞いて納得できたのではないかと思います。実際に学校の周辺に住んでいるアジア人の中で教育熱心な家はマクリーンズ・カレッジに入学させるようですし、アジアの留学生はわざわざマクリーンズ・カレッジに入学するためにニュージーランドにやって来ます。ニュージーランドの公立高校でCIEを採用しているところが少ないこともあると思います。

医学部を目指す

現在はマクリーンズ・カレッジ4年目で、イヤー12です。イヤー11に進む際にNCEAかCIEかどちらを取るかを決めます。海外の大学に進学したいので、もちろんCIEを選択しました。イヤー11では数学、化学、物理、会計を取りました(英語はESOLという"英語を母国語としない人のための英語"を選択)。イヤー11で勉強するCIEの科目はIGCSEという後のイヤー12 とイヤー13 で勉強する科目の基礎です。イヤー12である今は数学、物理、生物を取っています。来年も同じ科目を取る予定です。イヤー11で取っていた化学はイヤー12では生物に変更しました。化学の専門用語がどうも身につかないのです。担当の先生からも専門用語が理解できれば成績は良くなると指摘されました。物理でも状況は同じだろうと思われるでしょうが、物理はうまくやれています。今勉強しているのはASレベルという、イヤー13で勉強する最終的にAレベルに到達するまでの前半という位置づけです。成績はAからEで表示され、各大学の入学レベルに到達する必要があります。CIEの試験は毎年10月から11月にかけてあります。今年はまだいい成績は取れないと思いますが、来年には目標とする大学のレベルまでがんばりたいと思います。今の時点で考えているのはヨーロッパのどこかの国の大学の医学部です。世界中から学生を受け入れている医学部のある大学を目指します。アメリカ系の大学というよりは、ヨーロッパ系の大学になりそうです。

もうひとつの夢

クライストチャーチにいたとき、日本食レストランで食べる度に自分も海外で日本食レストランを経営してみたいと思っていました。会社やレストランを経営するのがおもしろそうだと気がついたのです。ならばなぜ医学部へ行くのか? と聞かれそうですが、経営はあとになってからでもできそうなので、まずは医学部を目指して、一人前の医者となって、余裕ができたら好きな「経営」というものも経験してみたいと思っています。

僕の学校は、寮がないので留学生はホームステイをしなければなりません。初めは、家族以外の人と生活をする事に不安はありましたが、ホストファミリーは温かく向かい入れてくれました。ホームステイの韓国人ファミリーには本当にお世話になっています。辛いラーメンが出て来た時には驚きましたが、今は慣れ、なかなかおいしいことに気づきました。キムチも手作りでおいしいです。マクリーンズ・カレッジに通うもうひとりの留学生もいて、お互いに刺激し合いながら勉強できて、また集中して勉強できる環境なので、来年の試験では満足いく結果を出せる様にがんばりたいと思います。

各種法律や移民局の規定等は改定されている場合があります。詳しくはお問い合わせください。

お問い合わせはこちら