Vol.152 NZで Radio Broadcasting &amp Journalismを学ぶ


「元ミスニュージーランドがジャーナリズムを勉強している」とポリテクのWhitireia New Zealandから連絡を受けた。ミスニュージーランドともなれば、女優やテレビのパーソナリティとして十分活躍できるはずなのに、今から勉強してどうするのかと思ったのが編集部の率直な感想だった。
Collette Lochoreさんはまだ20歳だが、ドラマスクールで子供たちに教えたり、チャリティーイベントを企画した経験があり、教育界やビジネス界と深く関わりがある。卒業後はアメリカやイギリスで経験を積むためにさらに勉強が必要だと感じたと言う。将来はまだどの分野に進むか未定だが、あらゆる可能性を試したいと目を輝かせている。

St Pierre's【Profile】
Collette Lochore
Miss World New Zealand 2012,
Diploma in Radio Broadcasting & Journalism, Whitireia New Zealand
オークランド生まれ。18歳のときミスニュージーランドに選ばれる。身長181センチ。好きな食べ物はハンバーガーとチップスだが、普段はオーガニックの食べ物を好む。おじいさんの兄弟がオールブラックスのキャプテンというDNAを持つ。

St Pierre's
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可能性を広げる

ミスニュージーランドに選ばれたのはすごく光栄だったのですが、それだけで人生が開けるとは思いませんでした。もともと演劇学校で3歳から18歳の子供たちに演技を教えていたこともあり、多くの人の前で話すことや自分の考えを表現することに興味がありました。将来は人前で何かを表現する仕事に就きたいと思っていましたので、ジャーナリズムを勉強しようと思っていたのです。ニュージーランドではテレビやラジオのパーソナリティはジャーナリズムを勉強した人が多いんですね。今勉強しているDiploma in Radio Broadcasting & Journalismはラジオ番組をどう作るか(プロデュース・ディレクション・リサーチ)、どう番組宣伝するか(プロモーション)、どう原稿を書くか(ライティング)、どうしゃべるか(アナウンシング)、放送技術(テクニシャン)、何を伝えるか、広告営業などの基礎を勉強するのはもちろん、放送業界全般で必要とされる知識や技術を身につけます。ニュージーランドでジャーナリズムを学ぶのにはクライストチャーチの教育機関が有名なのですが、Whitireiaを選んだのはオークランドにあり、3年間で学ぶ内容が1年に集約されているからです。また、規模が大きすぎず、生徒のケアが行き届いていると思いました。学校の中にラジオ放送設備があり、そこがラジオ局になっています。3つのスタジオがあり、私のクラスには8名の学生が学んでいます。他のクラスには25名の新入生がいるそうです。各ラジオ局はライブと録音を含め24時間、365日放送されています。私の所属するのはThe Pulse でFM87.7です。私は月曜日から金曜日の朝9時から12時までの番組The Remedyでパーソナリティを務めています。18歳から35歳までのオークランドに住むアクティブな女性をターゲットにニュース、音楽、トークで構成しています。ラジオ番組のパーソナリティを務めることが、勉強の一環なのです。


他の活動

昨年からMiss Junior New Zealand大会を始めました。私が発案し、中心となって組織化、運営しています。演劇学校で子供たちに人前でのスピーチのノウハウや自分に自信を持つことを教えていたかたわら、私がミスニュージーランドに選ばれたことがMiss Junior New Zealandのヒントになったのです。ミスニュージーランドのタイトルはチャリティーイベントで大きな意味を持ちます。一年間のミスニュージーランドの活動で集まった募金は$21,500にもなり、様々なチャリティーに活かされました。私が演劇学校で教えていた経験とミスニュージーランドになった経験がMiss Junior New Zealandへと行き着いたのです。Miss Junior New Zealandは10歳から19歳が出場し、そこで集まった募金を子供たちやコミュニティに役立てるチャリティーイベントモデルなのです。Miss Junior New Zealandは2013年、2014年と実施され、現在は2015年のイベントを実施するかどうか検討中です。他にはパートタイムでイベント会社でプランナーとして、イベントでプレゼンターとして、また女優やモデルもやり、学校が終わったあとは脳性小児まひの男の子のケアをしています。

Tall Poppy Syndrome

ニュージーランドにはTall Poppy Syndromeという言葉があります。(編集部注:日本語で言うと「出る杭は打たれる」)ニュージーランド人はみな同じ、みな平等という考え方なのですが、実はこの考え方が世界におけるニュージーランドの存在感を小さくしているのではないかと思います。例えばミスニュージーランドと言えば、ひとつの国を代表する女性美の代表ですし、世界大会にも参加する存在なのですから、もっと注目を集めていいのではないかと思います。他の国ではニュージーランドよりもずっと存在感が強く、チャリティーイベントではメディアの注目度も、集まる募金の金額も桁違いなのです。ニュージーランドでミスニュージーランドと言うと、「それ何?」と言われ、関心を持たれることがあまりありません。ミスニュージーランドであるということで、もっと世の中を変えたいのです。ですから、私は今の勉強が終わったらニュージーランドを離れます。叔父がロンドンに住んでいるので、まずはロンドンで何ができるか挑戦してみたいです。アメリカにも行きたいです。これは多くの若いニュージーランド人が挑戦するOE(Overseas Experience)だと思います。

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