Vol. 177 Student

申 聖献さん - AIS学生 -

ニュージーランドに来て勉強に対する考え方が180度変わりました


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 「自分には“人と違う何か”がない」。高校を中退し、周りとのギャップを埋めようと接客業で働いていた申聖献さんは、その後大学に入学するも、再び中退。手応えのない日々を過ごす中、自分を見つめ直すきっかけとして留学を決意します。ニュージーランドを訪れて2年。「勉強が嫌いだった」過去の自分とは違う、学ぶことに対して積極的な新しい自分を見つけました。現在専門学校でホスピタリティを学ぶ申聖献さんに、これまでの学生生活の中で得た「気づき」について語っていただきました。

申 聖献(しん せいけん)さん
Auckland Institute of Studies (AIS)【学生】

 1992年生まれ。両親が韓国から日本に移住、日本で生まれ育つ。ニュージーランドで最初に感じたのは空気のおいしさと、空の青さ、そして人がフレンドリーなこと。来た当初は“言葉の壁”を感じたものの、今では「日本語では言えないけど、英語でなら言える」という度胸も。ゲームセンターによく通い、実はこの場所が学校外で友達を作り、実践的な英語を習得するきっかけになっている。友達と卓球をしたり、ジムに通って体を動かす。ニュージーランドのFish & Chipsが好き。

留学を志すきっかけ

 姉がフランスに留学していたこともあって、親からは「お前も留学してみないか?」とよく勧められていました。でも日本は居心地が良かったし、仕事も楽しかったので、わざわざ海外に出る必要性を感じてはいませんでした。大学も中退することになり、改めて親から留学を勧められた時「自分を探すためにはいいかも」と、少し考えが変わりました。あの頃の生活には「今、これをしている」という実感がなく、職探しをするにしても「自分にはこれがある」とアピールできるものが何もありませんでした。そんな自分を変えるには留学がいいきっかけになるかもしれないと思い、海外に出る気持ちを固めました。ただ、「留学するならあの国に行きたい!」という強い希望はなく、ニュージーランドを選んだのはたまたま知り合いがいたからという単純なものでした。

ニュージーランドへ

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 正直に言って、ニュージーランドがどこにあるのかも知りませんでした。周りから聞くニュージーランドの話も「自然がすごいよ」くらい。映画『ロード・オブ・ザ・リング』が撮影された場所と聞いてようやくイメージができた感じです。初めは観光ビザで入国しましたが、語学留学をする先は決まっていたのでこちらに来てすぐに学生ビザに切り替えました。来た当初の英語力は悲惨なもので、文法もきちんと分かっていなかったので、「Yes」「No」「Thank you」くらいしか出てきませんでした。そんな状態でも持ち前の性格柄特に焦りはなく「どうにかなるだろう」「慣れれば話せるだろう」くらいに考え、留学生活をスタートさせました。でも現実はそう甘くはなく、次第に「英語が話せないと生きていけない」と強い危機感を覚えていきました。

生きるために学び始めた英語

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 最初は規模の小さい学校に8カ月ほど通いましたが、その後Auckland Institute of Studies(以下、AIS)に入りました。それが昨年の10月です。オークランドには語学学校がたくさんありますが、家からの近さとコスト、それと知人からの薦めもあり、AISを選びました。日本人スタッフの方と話し、校内を案内してもらった時に学校の大きさ、生徒の多さに驚きました。日本人の生徒が少ないため、日本人が集団で固まることがないのも良い環境だと思いました。
 授業は朝9時に始まり、昼の2時までありました。学校生活の中で感じたのは、先生と生徒との距離が近いこと。例えば、授業の題材が「食べ物」の時、話をしているうちに先生が「お腹空いたね。今からピザでも食べに行こうか」と言ってきたり。他にも授業が終わった後にスナックパーティーをしたり、みんなでボーリングにも行きました。ゲームなど色々なアプローチで英語を学ぶことのできる毎日で、本当に楽しかったです。
 それから、先生も生徒も色んな国から来ています。学校でできた友達はロシア、サウジアラビア、インド、イタリア、フランス、アメリカ、中国などの出身で、マルチカルチャーと接する機会が多いのも、日本ではあまりない面白い経験だと思いました。ニュージーランドに来て勉強が好きになったんです。自分にはこの国の学習スタイルが合っていたのかなと思います。

語学学校から専門学校へstudent04.png

 AISの語学学校に8ヵ月通い、現在はAISの専門学校で勉強しています。専攻は「Hospitality Management」。デスクワークの仕事よりも接客業が自分には合っていると分かっていたので、今後の就職に役立つことをと考え、選択しました。専門学校は午前中で授業が終わりますが、グループで取り組む課題がかなりあるため、授業以外の時間はみんなで集まり、ミーティングをすることが多いです。
 専門学校の授業スタイルは日本の大学と同じで、ホール教室で30人ほどの生徒を前に先生が教壇で講義をします。正直、内容の全てを理解することはできていませんが、英語が第一言語ではない自分に、必ず先生が授業の後、「ケン、大丈夫?今日の授業は分かった?と声を掛けてきてくれます。分からないところは資料をくださったり、ポイントを親切に説明してくださったり。とことん教えてもらっています。勉強が嫌いだった自分が、今は机に向かって勉強をしている...。この姿を親が見たら驚くでしょうね。

通学しながら気付いたこと

 学校で習う英語と日常生活で使う英語は違うと思います。学校は講義なので、言葉使いも、論文などで求められる英語力も、日常的に使う言葉とは違います。ある時、学校の中だけでは自然に英語が出て来ないことに気づきました。これでは海外に来て英語を勉強している意味がない、実践的な英語力を身に付けたいと思いました。「リアルな英語」に慣れようと、とにかく外に出ることを心掛け、人の会話を聞いてよく使うフレーズを覚えて使ったりと、セルフスタディを重ねました。その甲斐あって今は日常生活を送る上で何の問題もありません。
この2年間を振り返って
 日本では英語に対してアレルギーがありましたが、ここに来て自分はそれを払拭することができました。でも、見ていると留学生みんながみんなそうできているとは言えないようです。語学にコンプレックスを持ったまま、馴染めずにすぐ帰ってしまう人もいます。自分の場合「英語なんて...」と、あまり気負わずに始めたのが良かったのかもしれません。一般英語クラスのレベルから、アカデミックコースへ進学するために必要なEAPII(English for Academic Purpose)のレベルまでの学習も順調でした。
 専門学校卒業後は日本に帰り、日本でキャリアを積む予定でいます。日本での就職のアドバンテージになるように語学留学を決意し、今ホスピタリティを学んでいるので。この先どんな仕事をするにしても、人と接することは必ず付いてきます。将来何になりたいかまだはっきりとは決めていませんが、どのような仕事に就いても、ニュージーランドに来て学んだことは絶対に役立つと信じています。

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AIS日本人カウンセラー 加藤亜津子さんより

 AISはNZQAより<カテゴリー1>プロバイダー校と認可されているため、学生ビザを保持し、14週間以上通う学生には、勉強しながら週20時間働くことが許可されます。「ケンちゃん」のように、接客が好きな方、英語を使って仕事をしたい方にオススメな「Barista Skills Certificate」「Food Safety Certificate」「Licence Controller training (liquor licensing)」など、期間限定でのホスピタリティーコースを実施しています!

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カテゴリ:Student,英語で学ぶ
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