Vol. 178 Student

藤田 健太郎さん - ACG Senior College学生 -

ニュージーランドに留学させてくれた両親に感謝しています


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 「日本と中国の関係改善ができる仕事がしたい」。ACGシニアカレッジで学ぶ藤田健太郎さんは卒業を前に、将来の目標をこう語ります。家族と離れ、不安と期待に包まれてスタートした高校留学も終盤。現地の学生に混じっての授業、インターナショナルな友達、ホームステイ…。ニュージーランドで得た貴重な経験の数々について振り返っていただきました。

 1997年生まれ。広島県出身。日本の中学を卒業後、家族の仕事の都合で中国・天津で生活。現地のインターナショナルスクールで学び、2015年1月に単身でオークランドへ。シティー中心部にキャンパスを構えるACGシニアカレッジに入学し、ESOL(英語を母語としない人々のための英語)プログラムで英語のサポートを受けながら、現地の学生と机を並べて勉強に励む。東京都内の私立大学に帰国子女枠で入学が決まり、来年4月からの大学生活に胸を膨らませている。

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不安と期待を抱えての高校留学

「これからは英語が必要になるから留学した方がいい」と最初に言い出したのは僕のお父さんです。中学を卒業した後、お父さんの仕事の都合で中国の天津に2年間滞在して、インターナショナルスクールに通っていましたが、英語よりも中国語の環境だったので、英語圏への留学を勧められました。ニュージーランドを選んだのは僕です。人があまり多いところは好きじゃなかったのと、安全面から。お父さんが色々調べてくれて、ACG シニアカレッジに決めました。日本を離れる時は不安が半分、期待が半分でした。

 ニュージーランドの高校はYear11からYear13まであって、2015年の1月にYear11に入り、2カ月後にYear12に移りました。今年はYear13で学び、12月に卒業式があります。初めて登校した時に驚いたのは「中国人がたくさんいるな」ということ。日本人は最近まで僕1人だけでした。教室ではそれぞれの国でグループを作りがちですが、僕は1人だったので、授業ごとに色んなグループに入っていました。もともと英語はまあまあ好きだったけど、実際に話して使ってみて、世界共通言語ができるというのはやはり便利だなと思いました。日本に帰った時に、外国からの旅行客が困っていたら英語で助けてあげたいです。

 

「留学生」としての学校生活

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 学校に通い始めて最初の1年は、ESOL(英語を母語としない人々のための英語プログラム)の授業を受けました。ミス・フォリーという、色んな国で英語を教えた経験のある先生がいて、その先生の授業は楽しかったです。宿題を忘れたりして何度か怒られることもありましたが、とても面白い先生だったので印象に残っています。それから、一般の教科の授業の他に、選択式の授業があって、僕はビジネスを受講しています。マーケティングやアカウンティングを学んでいて、難しいけど興味がある分野なのでもっと知りたいです。ACGシニアカレッジは毎年世界でトップの成績の学生を輩出している学校なので、とてもレベルが高いと思います。

 授業は1コマが80分で、1日に5時間目まであります。80分の授業は最初は長いと思っていましたがだんだん慣れていきました。アジア圏の生徒は計算など理系科目は得意ですが、文系科目はどうしても英語の面で現地の学生と差が出てしまいます。先生たちは授業中にも「分からないことがあったら聞いて」と言ってくれますが、恥ずかしさもあるので、授業が終わった後に先生を訪ねて質問をして、分かるようにしています。

 

新しい家族、友達との出会い

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 滞在先はKiwi(ニュージーランド人)の家庭で、僕のホストファミリーはホストマザーのポールさん1人。ご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり、身の回りのことをしてもらっています。ポールさんのご飯はおいしいです。特にタコスやブリトーなどのメキシカン系。誕生日にはプレゼントももらいました。いつも「今日はどうだった?」と聞いてきてくれますし、僕の方からもよく話をします。日本にいる家族とは週に1回、チャットで連絡を取っています。休みの日は学校の友達とネットカフェに行ってゲームをします。友達はKiwiもいれば、中国人もいて、日本のことを聞かれたりすることもあります。

 

将来の夢は「日中関係改善」

 お父さんの仕事の都合で住んでいた天津でも、ここニュージーランドでも、色んな中国人と関わってきました。僕の中国人に対するイメージは、自由で気さく。初対面でもどんどん関わってきてくれる人たちです。でも、日本から見た中国のイメージはあまり良くないと感じています。イメージとか先入観が先行して、あまり良くない印象を持ちがちだけど、実際に面と向かって付き合ったら違う。良くないイメージを変えられるような仕事がしたい。将来は在中大使館に就職して、両国の関係が良くなるようにするのが目標です。留学したことでものの見方が変わりました。色んな国の、色んな考えを持った人と出会って、やはり文化によってものの捉え方が違うと思いました。例えば店員の接客態度。ニュージーランドの人にとっては普通でも、中国人からしたら自分の国よりも質が高いと思う。だけど日本人からしたらそうではない。留学を通して、自分の国だけの知識とか習慣を常識にしないことが大切だと思うようになりました。

 
2年間の留学とこれから

 オークランドはたくさんの国から人が集まってきていて、みんなのんびり暮らしている住みやすい街だと思います。安心して生活できるので、勉強にも集中しやすい。特にACGはすぐ隣に大きな図書館もあります。留学するにはとても良い環境だと思います。
 卒業後は日本に帰る予定です。先日、青山学院大学の法学部に帰国子女枠で入学が決まりました。大学に行ったら、日本と中国の関係を良くするためにはどうしたらいいのか、勉強したいと思います。来年の4月に大学生になるのが楽しみです。留学をさせてくれた両親に感謝しています。

カテゴリ:Student,英語で学ぶ
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