Vol. 179 Student

森 華菜さん New Zealand School of Tourism【卒業生】

留学で学んだことを生かし、フライトアテンダントとして努力する毎日です


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 New Zealand School of Tourismを卒業し、現在はエミレーツ航空のフライトアテンダントとして働く森華菜さん。昼夜を問わないタフな仕事ですが、お客様の快適な時間をサポートするため、日々の努力を惜しみません。「フライトアテンダントとして大切なことを学校で教えてもらった」と話す森さんに、在学中のエピソードから現在の仕事についてもお話しいただきました。

森 華菜(もり かな)さん
 1993年生まれ。愛知県出身。大学在学中にオークランドで3カ月の語学留学を経験し、ニュージーランドの素朴な環境や温かい人々に惹かれる。さらなる英語力アップを目指し、帰国後すぐに退学届を提出。中学生の頃から憧れていたフライトアテンダントを目指し、2014年3月にNew Zealand School of Tourism(当時Travel Careers And Training)に入学。2015年9月からエミレーツ航空に勤務し、フライトアテンダントとして世界各地を飛び回る。

短期留学を経て再びニュージーランドへ

 フライトアテンダントを目指し始めたのは、中学3年生の時です。受験勉強をしながらラジオを聴くのが日課で、1日の勉強を終えた後、日本航空提供の番組「JET STREAM」を聴くのが好きでした。空の世界に興味を持つようになり、サウンドトラックやDVDを購入し、画面に映し出される美しい国々の景色をいつか自分の足で見に行きたいと思うようになりました。
 外国語大学に進学後は、周りの影響もあって海外留学をしてみたいという夢を持ちました。奨学金制度を利用できるよう、TOEFLの試験勉強に励み、目標点数に達した頃、大学でちょうどニュージーランドへの短期留学の募集があり、応募しました。当初はあまりニュージーランドについての知識はありませんでしたが、約3カ月の留学が終わる頃には「ここに住みたい」と考えるようになりました。もっと英語を流暢に話せるようになりたいと思い、帰国後すぐに退学届を出し、ニュージーランドへと戻りました。

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エアラインコースで夢への一歩を踏み出す

 New Zealand School of Tourism(当時Travel Careers And Training)を選んだ理由は、エアラインコースはもちろん、ホテルオペレーションなど、旅行に関係するコースが他にもあったからです。先生は元フライトアテンダント。接遇、マナーはもちろん、緊急時の水面・地上着陸や機内でのサービスなど、実際の航空会社で行われる訓練に近いことが学べることも魅力的でした。
 オークランドは移民が多いだけに、生徒は多国籍で、私のクラスは移民系KIWI(永住権/ニュージーランドパスポート保持者)も多くいました。2年目にもう1人日本人の生徒が入学するまで、留学生は私1人でした。学校の雰囲気はとても明るく、オープンで、多様な文化を受け入れているニュージーランドらしい環境でした。キャンパス長から経理の事務の方までとても話しやすくフレンドリーで、特に留学生へのサポートが手厚く、学校生活のみならず私生活にも気を配ってくれました。

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充実したカリキュラムとサポートの中で

 私の担任をしてくださったチューターは、ロンドン出身の元バージンアトランティックのフライトアテンダントの男性でした。他にも多様な職業経験を持った先生方ばかりで、授業は毎回興味深かったです。印象に残っているのが水面着陸の授業で、市内にあるスイミングプールで実技を学びました。実際に救命胴衣を着用しての人命救助やスイミングのテストがありました。泳ぐのが得意だったので、特にこの授業は楽しめました。
 就職活動では、学校での情報収集や先生方からのアドバイスを有効活用しました。学校はとても協力的で、会社への私に対するレファレンスをお願いしたり、担任の先生に面接の最終チェックをしてもらいました。英語で履歴書を作るのは初めてだったので、履歴書の添削の授業はとても助かりました。
 自分でも面接に向けて練習を重ね、時には先生方や友達に意見を求めて、面接官に興味を持ってもらえる話し方などを研究しました。また、日本企業とは異なり募集期間にかなりばらつきがあるので、常にアンテナを張って情報収集に努め、友達と情報交換をし、モチベーションを高め合いました。最終面接の日にはクラスメートをはじめ、他のクラスの生徒や受付の人にまで応援してもらい、とても心強かったです。

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憧れのフライトアテンダントとして働くcoworker01.jpg

 就職先のエミレーツ航空では、フライトアテンダントとして現在エコノミークラスの業務を担当しています。仕事は大きく2つに分けられ、1つは「SAFETY&SECURITY」、もう1つが「SERVICE」です。機上での業務は食事のサービスからメディカルの対応までさまざまで、常に起こりうるあらゆる可能性(WHAT IF?)を頭に置いておくことが重要です。中には機上でお産されるお客様も稀にいて、その際には私たちがお手伝いさせていただきます。
 学校ではニュージーランドらしいフレンドリーなサービスを学び、それが今の仕事にも生かされていると思います。お客様にとって常に「APPROACHABLE」(近付きやすい)存在であるため、積極的にお話ししたり、旅行情報を提供して、少しでも機上での時間を楽しんでいただけるように努力しています。
 先日乗務した便では、ハネムーンのお客様がいらっしゃり、ケーキや記念撮影、メッセージカードなど、私たちができる範囲でお手伝いさせていただきました。この仕事をする上でお客様が喜ばれる姿を見ることは何よりも嬉しく、とてもやりがいを感じます。

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 機内では本当に色々なドラマがあり、大変なこともあります。何よりも深夜、早朝を問わない出社/退社の時間や、灼熱のドバイから真冬のオークランドへの飛行など、体温調節はこの仕事の厳しさの1つです。一方で、エミレーツ航空では現在約150の着陸地があり、フライトのリクエストもできるので、好きな国や行きたかった国、また日本にも気軽に行けるのは良いところです。
 制服を着ている時は常に会社の「IMAGE」であることを忘れず、立ち振る舞いなどを心掛けています。例えば、ペットボトルから直接飲み物を飲まないことなど、細かいところにも気を配っています。ずっと憧れていた航空業界に入るという夢が叶った今、次の目標はビジネスクラスへの昇進。旅行や結婚など、私生活も充実させたいです。
 現在は会社の本拠地のあるドバイで生活していますが、ニュージーランドは多文化を広く受け入れる、留学生にとってとても過ごしやすい国だと思います。人は暖かく親切ですし、犯罪も少ない安全な住みやすい場所で、留学中は学校でのさまざまなサポートもあり、安心して勉強できました。季節は日本と逆ですが、火山や温泉などがある小さな島国で、学生にも旅行がしやすいとにかく素敵な所だと思っています。

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カテゴリ:Student,英語で学ぶ
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