Vol. 181 特集

特集2:特別対談 ニュージーランドで 「イングリッシュ・プラス」の留学を


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 世界各地から学生が集まるニュージーランド。日本からも毎年約1万人が留学生として渡航しています。2月16日には東京都教育委員会がエデュケーション・ニュージーランドと「教育に関する覚書」を締結。ラグビーワルドカップやオリンピック、パラリンピックといった大規模な国際大会の開催に向け、国や自治体が国際教育の促進を図る中、留学先としてニュージーランドが注目を集めています。ニュージーランド留学の魅力とは何か。エデュケーション・ニュージーランド駐日代表のピット美佐子さんとオークランド観光イベント経済開発局スタディー・オークランド代表のヘンリー・マシューズさん、同マネジャーのニック・アーノットさんにお話を伺いました。

左からニック・アーノットさん、ヘンリー・マシューズさん、ピット美佐子さん

ピット美佐子さん
エデュケーション・ニュージーランド駐日代表

ヘンリー・マシューズさん
オークランド観光イベント経済開発局スタディー・オークランド代表

ニック・アーノットさん
オークランド観光イベント経済開発局スタディー・オークランド マネジャー

世界が注目するニュージーランド留学

美佐子 日本は今、2019年のラグビーワルドカップ、2020年のオリンピック、パラリンピックの開催に向け、国際教育に力を入れています。留学生の数を現状の倍の18万人に増やそうという文部科学省の方針のもと、各自治体が動き出し、2月16日には東京都教育委員会とエデュケーション・ニュージーランドの間で覚書が締結されました。治安、環境の良さや教育水準の高さなどさまざまな面からニュージーランドが注目を集めています。

ヘンリー 中でもオークランドは世界有数の国際都市であり、若いうちからオークランドで学ぶことで国際的な感覚を身につけることができます。

美佐子 ニュージーランドでは公立、私立問わず、小・中・高で留学生を積極的に受け入れています。また、英語が苦手な学生でも学内でESOL(English for Spaekers of Other Languages)という留学生のための英語の授業を提供しているため、別に英語学校に通う必要がなく、英語が現地の学習レベルに到達したら本科に進みます。ですから、留学の門戸は他の国に比べて広いと言えるでしょう。
 また、ニュージーランドは世界に先駆け「留学生の生活保障に関する服務規程」を設け、留学生を受け入れている全ての教育機関に対し登録、遵守を義務付けています。ホームステイの選定についてもとても厳しい条件を課し、留学に関するクレームやトラブルを受理する特別な委員会も構成しています。留学生の福利厚生がきちんと管理されているので、若年層でも安心して留学ができます。

100年の歴史を持つ専門性特化の教育

ニック これまで日本からの留学生は留学を終えると帰国するというのがお決まりでしたが、最近は就労や移住を視野に入れて留学をする人も増えてきています。ニュージーランドの教育制度に魅力を感じ、子どもにニュージーランド流の教育を受けさせようと家族で渡ってくるケースもあります。

美佐子 日本の中学、高校は普通科がほとんどですが、ニュージーランドでは必修科目が少なく、選択科目が多いカリキュラムが特徴です。中高生の頃から自分の興味関心をさらに深め、好きな科目を選択して履修できます。選択できる科目も演劇からデザイン、工学、農業など多様です。中高卒業後は国立の総合大学に進学する学生もいれば、専門性を極めるため職業訓練とアクティブラーニングに焦点を当てた工科大学・ポリテクニックに進学する学生もいます。

ニック 工科大学・ポリテクニックは、もとはイギリスから伝わった制度で、その歴史は実に100年にも及びます。以前は高いレベルの職業訓練を行う工科大学・ポリテクニックと学問を学ぶ総合大学とを分けていましたが、最近では総合大学でも職業訓練的な教育を提供していたり、工科大学・ポリテクニックでも学術的なプログラムが用意されています。ニュージーランドにある8つの大学と、16の工科大学・ポリテクニックは全て国立で、どちらの教育機関においても学士から博士号まで幅広い資格を提供しているのが特徴です。

世界で活躍できる「即戦力」になるために

美佐子 日本でも文部科学省が実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に向けて動き始めていますが、今の世の中では大学を卒業していかに即戦力となれるかが問われています。不況が続き、以前のように新卒一括採用をし、新人教育をするという余裕が企業側になくなっている中で、工科大学・ポリテクニックが日本の留学生から注目されています。

ニック 私が20年前に日本にいた時には、いい大学を卒業すればいい就職先が見つかるというのが常でした。ですが、世界は日々変わっています。今、雇用主たちはどこで学んだかということよりも、何を学び、どんなスキルがあるかということに関心があります。日本の大学では教師から多くの情報が与えられ、学生はそれを覚え、試験を受ける。しかし、会社はそのような能力を必要としていません。彼らが求めているのはすぐに仕事を任せられる力、問題を解決する能力だったり、他の言語が話せる能力であり、それらはニュージーランドの教育の中で大いに伸ばすことができます。

「イングリッシュ・プラス」という留学

美佐子 工科大学・ポリテクニックはYear12、日本でいう高校1年生から就学できるので、最近では高校生の留学先として注目を集めています。日本からの高校生は英語の学習に加え、さまざまな専門分野における実践トレーニングを体験することができます。日本の大学進学を控え、自分の興味のある専門分野を模索する良い機会になりますし、大学のキャンパスライフを満喫できるという点でもおすすめです。もちろん、工科大学・ポリテクニックは大学生の受け入れも積極的に行っています。国際的なイベントが控えている日本では観光学、ホスピタリティー、スポーツマネジメントといった学科が人気です。

ヘンリー 「英語+スポーツ」という留学にもオークランドは力を入れています。ニュージーランドと日本の政府が推奨している「ゲーム・オン・イングリッシュ」というプログラムは、一流のラグビーチームでのトレーニングと英語学習がセットになったものです。日本のラグビー少年、ラグビー少女にとってとても魅力あるプログラムであり、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップに向けてさらに盛り上げていきたいです。

ニック 英語の学習だけでなく、スーパーマーケットに行ったり、アルバイトをしたり、日々の生活で経験することすべてが力になります。ニュージーランドの人はとてもフレンドリーで留学生に対して歓迎的です。ニュージーランドでの留学はきっと、生涯忘れられない貴重な経験になるでしょう。

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エデュケーション・ニュージーランドについて
ニュージーランド留学のプロモーションを担当する政府機関。ニュージーランドの教育機関を支援しながら、留学先としてのニュージーランドの認知度を高め、ニュージーランドの教育情報を世界に発信、プロモーションすることを目的としている。
ニュージーランド留学公式サイト:
https://www.studyinnewzealand.govt.nz/jp
ニュージーランド留学公式Facebook:
http://www.facebook.com/studyinnewzealandJP/
(日本から閲覧可)


ニュージーランド大使館 エデュケーショーン・ニュージーランド主催の留学イベント

ニュージーランド留学フェア2017

日時:10月8日(日)13:00〜17:00
場所:六本木アカデミーヒルズ
(六本木ヒルズ・森タワー49階)
参加校を含む詳細はエデュケーション・ニュージーランド
のウェブサイトをチェック

カテゴリ:特集,英語で学ぶ
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