Vol. 182 Pick Up

侍ジャパン女子代表 六角彩子選手

女子野球をニュージーランドにも!


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 WBSC女子野球ワールドカップで5連覇中の「侍ジャパン」。その中心メンバーとして活躍し、2010年には国際野球連盟から年間最優秀女子選手として表彰された六角彩子選手。2月にオークランドで開かれたJAPAN DAYでは、元プロ野球選手で現ニュージーランド野球連盟ゼネラルマネージャー補佐兼代表統括コーチの清水直行さんとともにトークショーを行いました。「ニュージーランドの女の子たちにも野球の楽しさを知ってもらいたい」と話す六角選手に、今後の目標などを伺いました。

六角彩子(ろっかく あやこ)さん
野球日本代表・侍ジャパン女子代表選手
1991年、茨城県生まれ。小学4年からリトルリーグに所属する。埼玉栄高校、帝京平成大学卒。2010年からワールドカップに出場し、同年国際野球連盟から年間最優秀女子選手として表彰されるなど、内野手として活躍している。

 茨城県日立市出身の六角選手。お兄さんの影響で小学4年生からリトルリーグに所属し、野球を始めます。女の子が野球をするのがまだ珍しかった当時、チームメイトは全員男子。中学でも野球部でただ一人の女子部員としてプレーしていました。
 六角選手が初めて女子野球の環境に入ったのは、高校生の時。女子野球の強豪校として知られていた埼玉栄高校に進学し、1年生から全国優勝に貢献する活躍を見せます。「男の子と一緒にやる野球も楽しかったけど、女の子だけの世界には別の楽しさがありました。仲間意識がすごく強かったですね」と振り返る六角選手。「野球に長く関わりたい」との思いから、卒業後は理学療法士の資格の取れる大学に入学。勉学の傍、クラブチームに所属して野球を続けます。


 侍ジャパン女子代表の中心メンバーとして数々の国際大会でプレーし、最優秀女子選手や首位打者、最優秀守備選手など、輝かしい成績を収めている六角選手。チームの副キャプテンも務め、選手間のコミュニケーションが円滑になるよう努力していると言います。「優勝した時は嬉しさと、あとはやっぱり連覇がかかっていることへのプレッシャーもあるので、安堵感もあります。チームは短期間で作らなくてはいけないので、コミュニケーションというのはすごく大事です」


 WBSC女子野球ワールドカップで5連覇するなど、圧倒的な強さを見せる日本女子野球ですが、レベルアップの余地はまだまだあると六角選手は考えます。「まずは認知度を上げて、競技人口を増やすことですね。そのために野球に触れてもらうイベントや講演会をしたり。ゆくゆくは世界的に女子野球を広めていきたい。日本だけじゃなく他の国の競技レベルが上がって、見ている人が面白いと思えるような野球をしたいです」
 ニュージーランドではまだまだメジャーではない女子野球。六角選手は「ニュージーランドでの女子野球の現状を知って、自分に協力できることがあればぜひやりたい」と話します。今回の滞在では、かつての六角選手のように日頃男の子に混じって野球をしている女の子たちとの交流の場も設けられました。「女の子同士で野球をやる楽しさを感じてもらえたらいいなと思います。楽しいと思ってもらえたら、他の女の子の友達を誘ってやるとか。女子野球がもっと広まるきっかけになれば嬉しいです」

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