Vol. 183 NZ保険コラム

第1回 旅行保険は必要?

ニュージーランドの保険のハナシ


メインイメージ

 はじめまして。保険アドバイザーの新田です。今月から保険に関するコラムを担当します。第1回はワーキングホリデー/ワーク、ビジター、留学でニュージーランドに滞在中の方に向けた内容です。みなさんが保険の加入を考える最大の理由はおそらく、医療費に関することだと思います。国が違えばもちろん医療制度や医療費も違います。今回はニュージーランドの医療システムと、保険がみなさんをどう助けてくれるかについて解説します。

新田直人
 ニュージーランド政府公認のファイナンシャルサービスプロバイダー。AIA Financial Services Network所属のFSNシニアアドバイザーとして、医療保険や死亡、疾病保障といった生命保険からワーキングホリデーや旅行者向けの保険、留学生保険などを扱う。

基本的な医療システム

 ニュージーランドの医療システムは、GP(一般医)=>スペシャリスト(専門医)=>ホスピタル(入院や手術)という形を取っています。救急車で搬送されるような場合は別ですが、どんな症状でもまずは"GP"に診てもらい、必要に応じて紹介状を書いてもらって専門医にかかります。
 日本ではあまりなじみがないため、このシステムに違和感を感じる人もいるようです。しかし多くの場合、GPでの治療で済んでしまうというのもまた事実で、これによりニュージーランドの各科の専門医はより高度で専門的な診療に集中します。紹介状なしで受け付けてくれるスペシャリストはあまりありません。


パブリックの病院

 専門医がいるパブリック(公立)病院では、入院や手術をするための施設が整っています。一般に2年以上のワーク/永住・市民権を持っていると、パブリックでの治療は入院や手術も含めて無料です。しかしワーキングホリデー、ビジター、留学生はACC(事故によるけがの治療費を保障する制度で、また次の機会にお話しします。ACCが負担するのは事故だけで病気は対象になりません)以外、パブリックでも治療費は全額自己負担になり、救急車で運ばれたような場合でも、救急車代を含めすべて有料です。プライベートの病院は誰でもすべて有料です。


高い医療費と旅行保険

 実際の金額は症状によって左右されるため一概には言えませんが、手術であれば簡単なものでも1万ドル以下では済みません。CTスキャンを撮ると1回650ドルから、専門医の診察代は150~300ドルなど、決して安い金額ではありません。また急病で運ばれた場合でも全額の治療費が必要です。
 旅行保険があればGPも含め、こういった治療費を保障してくれますし、ニュージーランドで加入する旅行保険は日本で入るものより安い場合が多いようです。「使わずにもったいなかった」と後悔するよりも、何かあって「保険に入っておけばよかった」と大きな後悔をしないよう、海外旅行保険の加入は強くおすすめします。

 

 

 この記事はできるだけ正確を期すように心掛けていますが、あくまで一般的なガイドラインであり、これらの情報を利用して発生した損害についてはいかなる場合も一切の責任は負うことができませんので予めご了承ください。詳しくはnaoto.nitta@aiafsn.comまたは0800-664-882までお気軽にお問い合わせください。相談は無料です。

カテゴリ:NZ保険コラム
各種法律や移民局の規定等は改定されている場合があります。詳しくはお問い合わせください。

お問い合わせはこちら