Vol. 184 NZのニュース E-cube Times

ニュージーランドのニュース - E-cube Times July 2017 Vol.184 -


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ニュージーランド関連の国内外の社会、生活、政治・経済から芸能・スポーツまで気になるニュースを分かりやすくお届けします。

社会

NZQA調査受け、開講自粛

 学生に対し、適正な評価をしなかった疑いで、NZQAはオークランドの私立学校New Zealand National College(NZNC)に対して調査を行った。これによりNZNCではNational Diploma in Businessのレベル5および6とNew Zealand Diploma in Business (Leadership and Management)のレベル5および6の計4コースの開講を中止した。
 影響を受けた300人の学生は、New Zealand Management Academiesで復学できるよう、再試験を受ける段階にあるという。再試験などにかかる費用はNZNCが負担する。こうした事例はいくつも発生していて、最近では外国人留学生の入学数が3番目に多かった大手の私立学校Linguis InternationalがNZQAの登録を取り消された。

 

留学生数増加、アメリカ人への学生ビザ46%増

 ニュージーランド留学のプロモーションを担う政府機関エデュケーション・ニュージーランドによると、今年4月に大学や工科大学・ポリテクニックに入学した外国人学生の数は昨年よりも増加し、ラテンアメリカからの留学生数は31%、中国からの留学生数は18%増えた。一方、インドからの留学生の数は24%減少した。
 学生ビザの発給数では、アメリカからの留学生が46%、ベトナムが115%、ブラジルが40%増加。エデュケーション・ニュージーランドでは「外国人留学生がニュージーランドへ来る動機は為替の変化ではなく、大学などの教育機関が一体となり、ニュージーランドの教育プログラムについての認知を広めた結果」とコメントしている。

 

英語・マオリ語のバイリンガル都市目指せ

 ニュージーランドのいくつかの町で、交通表示やレストランのメニューなどに英語とマオリ語の2言語表示を検討している。これはマオリ省のテ・ウルロア・フラヴェル氏による提案で、オタキ、ロトルア市長と話し合いの場が持たれた。また、ワイロアではすでに先行して取り組んでいる。
 市民の29%がマオリ語話者であるロトルアのスティーブ・チャドウィック市長は、バイリンガル表示案は理にかなっているとコメント。ロトルアにあるマオリ教育機関のケイシー・デュー氏も、バイリンガル表示により、マオリがマオリ語を学ぶ機会になることは価値があると、提案に賛成している。

 

3Dプリントのエンジンでロケット打ち上げ

 シリコンバレーが資本提供するニュージーランドのRocket Lab社は、バッテリー駆動の3Dプリントで作られたロケットの初打ち上げを、マヒア半島で行った。民間企業が軌道に乗る仕様規模のロケットを打ち上げたのは、世界で初めて。
 打ち上げられたのは15メートルのロケット「エレクトロン」で、今回の打ち上げでは軌道には乗らず、宇宙には届かなかった。同社では「今後この原因を追求する」としている。

「最も信頼あるブランド」はWhittaker's
 マーケティングリサーチ会社Roy Morgan Researchが毎年行っている調査で、チョコレート製造・販売会社の「Whittaker's」が6年連続で国内で最も信頼のあるブランドに選ばれた。調査は1,400人を対象に行われ、Whittaker'sはニュージーランド航空やTip Top、Edmondsなどの人気企業を差し置いて首位に立った。

生活

世界の大学ランキング、ニュージーランドは15位

 Universitas 21が発表した最新の世界の大学ランキングで、ニュージーランドの大学システムは昨年より1つ順位を落とし15位という結果が出た。1位はアメリカ、2位はスイス、日本は20位だった。
 このランキングでは、政府からの支援基金や調査内容、各大学の個々の独創性などを基準に測られる。これに国民1人当たりのGDPを加味した調査では、ニュージーランドは7位に位置付けられた。同じ調査の1位はセルビアだった。

 

Uber利用者国内に30万人

 配車サービスUberは、ニュージーランド国内の利用者が30万人いることを発表した。アメリカ・サンフランシスコに本部を置くUberは、3年前にニュージーランドに進出。4,000人以上のドライバーを抱え、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチでサービスを展開している。
 タクシーよりも料金の安いUberの進出には、国内のタクシー業界からの反発があったが、ニュージーランドタクシー連盟のジョン・ハート会長によると、懸念していたほどの大きな影響は今のところないという。

 

通勤に「シェア自転車」を検討

 近年、より多くの人が通勤に自転車を使うようになったことを受け、オークランドカウンシルでは「サイクル・シェア」の導入を検討している。市と交通局で自転車をシェアするための技術と資金について調査をし、結果は9月に発表される予定。
 自転車の利用普及に向けて活動している非営利団体Bike Aucklandのバーブ・カスバート会長は、「自転車のシェアがオークランドの交通渋滞の解決策になるとは思わないが、ポジティブな一歩であることには違いない」とこのアイデアを歓迎。十分な数の自転車を市の広範囲にわたって用意することが大事だとし、「ヘルメットなしでも乗れるようにした方が、より多くの人の利用につながる」と提言している。

 

アボガド原因で保険金7万ドル

 ACCによると、アボカドが原因によるけがの治療に支払われた保険料は、1年間で7万ドルに上るという。昨年は162人がアボカドでけがをし、ACCに保険金を請求した。
 けがの主な内容は、アボカドの種を取り除こうとして、指や手を切ったり刺したものだった。オークランドの病院に勤めるある医師は「これまでに見た最悪のケースは、アボカドをナイフで刺し貫いて手を刺してしまい、指の神経を切ってしまったものです。指の感覚はなくなり、中指の腱も切れてしまっていました」と話す。あまりに頻発するアボカドが原因の事故にしびれを切らしたイギリスの形成外科協会は注意を促すシールをアボカドに貼るように訴え始めた。

政治・経済

首相が日本訪問、TPP実現へ連携強化

 ビル・イングリッシュ首相は5月16日から18日にかけて日本を訪問し、17日に安倍晋三首相と会談した。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の発効に向けて日本と連携を強化していく考えで一致した。
 イングリッシュ首相は今年初めにアメリカがTPP離脱を決定したことを残念としながらも、「今後協定を成功させるためには日本のリーダーシップが不可欠だ」と主張。今後は日本とともに主導的な役割を果たしていくとし、来年半ばまでにTPP実現を目指すとコメントした。

 

ニュージーランドでも貧富の差拡大

 ビクトリア大学が行った調査の経済分析で、ニュージーランド人の6割が貯蓄が1万ドル以下で、流動資産も非常に少ないということが分かった。また、国内の富裕層10人の資産が、ニュージーランド全体の富の6割を占めるという。
 調査メンバーの1人であるマックス・ラッシュブロック氏は「すでに富を蓄えている人はさらなる富を得やすい傾向にある」と説明。これは他の工業諸国にありがちな傾向だが、ニュージーランドではこれまで見られなかったという。ラッシュブロック氏は「ニュージーランドは伝統的に公正主義を是とし、他国と比べより平等であると自認してきたが、今回の調査でこれが事実でないことが明らかになった」と話している。

芸能・スポーツ

オールブラックス、日本代表とテストマッチ決定

 2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップを前に、ニュージーランド代表オールブラックスが来年、日本でテストマッチを行うとニュージーランドラグビー協会が発表した。11月に日本代表ブレイブブロッサムズと試合を行う。
 同協会のスティーブ・テウ氏は「日本チームとのテストマッチは年末の遠征の良い準備になる上、ワールドカップ本戦前に、選手たちが日本でのプレーを経験できるというメリットもある」と話している。オールブラックスは過去5回、日本代表と対戦実績がある。

 

バンジージャンプでギネス新記録

 オークランド在住のマイク・ヒールドさんは、24時間で430回のバンジージャンプを飛び、ギネスブックの記録を塗り替えた。ヒールドさんはメンタルヘルス・ファンデーションへの募金を募る目的で挑戦。わずか5時間で過去最多記録の158回を超えた。メンタルヘルス・ファンデーションによると、世界記録が更新されたことにより、数千ドルの募金が集まったという。

 

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