Vol. 185 NZ保険コラム

第3回 医療保険のトレンド 日本でも使える商品も


新田直人

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 ニュージーランドの医療保険は、簡単に説明をすると「私立病院での治療費を保障する」保険です。もちろん永住権や継続した2年以上のワークビザを持っていれば、公立病院では無料でサービスを受けられますが、公立病院のウエイティングリストの問題は以前からほとんど改善されておらず、近年医療保険への関心が高まっています。医療保険は会社ごとに保障内容が異なり、最近はさまざまな保障が含まれます。今回は最近の医療保険のトレンドについてのお話です。

新田直人
 ニュージーランド政府公認のファイナンシャルサービスプロバイダー。AIA Financial Services Network所属のFSNシニアアドバイザーとして、医療保険や死亡、疾病保障といった生命保険からワーキングホリデーや旅行者向けの保険、留学生保険などを扱う。

ファーマックとノンファーマック

 ニュージーランドには「ファーマック」と呼ばれる政府機関があり、ニュージーランドで使われる薬や器具などに補助金(ファンド)を出しています。薬、器具などへのファンドなので、使用するのに病院が公立か私立かは関係ありません。これとは別に、認可はされていてもファーマックの対象にならない、「ノンファーマック」の薬や器具などがあり、これらを使用する場合は公立病院でも自費で負担する必要があります。
 日本でいう、国民健康保険の保障の対象外の「自費で使う抗がん剤」をイメージすると分かりやすいでしょう。例えば、高額になりがちな新しい抗がん剤は、ノンファーマックであることが多いようです。そのような薬を使うことで治療の幅が広がり、生存率も高まっているようですが、1回の治療費が1万ドルを超えるということは普通のようで、自費では相当な負担になります。
 以前はノンファーマックの薬を対象にしない保険がほとんどでしたが、近頃は「保障内であれば対象となる」「抗がん剤については対象とする」「金額に別途制限をつけて対象とする」など、ノンファーマックについても保障する医療保険が多くなってきました。

メディカルツーリズム

 これはニュージーランド国内で手術を受ける代わりに、自分の選択で国外での手術を選択した際の費用が保障されるといったものです。以前から私立病院での手術が一定期間(例えば6カ月)以上待たされる場合に、国外での手術を選択できるものはありました。最近では手術が必要になったら自分の意思で日本での手術を選択し、その費用は保険で保障されるようになっています。

 医療保険の場合、既往歴などの関係で必ずしも切り替えをおすすめできるわけではありませんが、これを機に一度、保障内容を見直してみてはいかがでしょうか。

 この記事はできるだけ正確を期すように心掛けていますが、あくまで一般的なガイドラインであり、これらの情報を利用して発生した損害についてはいかなる場合も一切の責任は負うことができませんので予めご了承ください。詳しくはnaoto.nitta@aiafsn.comまたは0800-664-882までお気軽にお問い合わせください。相談は無料です。

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カテゴリ:NZ保険コラム
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