Vol. 187 NZのニュース E-cube Times

ニュージーランドのニュース - E-cube Times October 2017 Vol.187 -


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ニュージーランド関連の国内外の社会、生活、政治・経済から芸能・スポーツまで気になるニュースを分かりやすくお届けします。

社会

NZQA、英語入学試験を厳格化

 NZQAは国内全てのポリテクニックや私立専門学校に対し、入学時に必要な英語試験を校内で受ける際、カテゴリー1の学校であってもNZQAの承認を受けることを義務付けた。NZQAの承認を得たとしても、校内での英語試験の受験が認められるのは、学生ビザの却下率の低い「Low-Risk」と呼ばれる国からの入学希望者のみとなる。
 またNZQAでは、学生ビザの承認率が80%に満たない国からの留学生に対し、各コースの入学前に英語試験に合格することと、さらに高いレベルの就学を希望する場合には別途英語試験を受験する必要があるとした。試験に失敗した場合には、今後のビザの申請が限定されるほか、出身国のリスクレベルが上がるという。校内の英語入試システムについては、不正の機会を与えてしまうため、全ての学校で撤廃するよう求める意見もある。

国民党、全小学校で第二外国語授業導入を発表

 国民党党首のビル・イングリッシュ首相は選挙キャンペーンとして、国内の教育分野に379ミリオンドルを投じると発表した。
 内容の1つが全ての小学校で第二外国語の授業を導入するというもので、対象言語はスペイン語、フランス語、中国語、日本語などを含む10カ国語で、これには160ミリオンドルが投じられる。また、Year 12、13の学生を対象にしたデジタル学習の強化、数学能力の向上など、今後のニュージーランド経済を支えていく子どもたちの教育に焦点を当てた政策を掲げた。

スカイタワー20周年でサービス

 オークランドの街のシンボル・スカイタワーが8月3日、創業20周年を迎えた。これを記念し、現地在住者向けに入場料を無料にするなどの特別サービスが行われた。
 1997年に建てられた328メートルのスカイタワーは、建設当時は世界で最も高いビルのトップ10に入っていた。現在でも南半球で最も高いタワーとして、これまでに1,500万人が訪れている。

最高速度時速110キロに

 ニュージーランド政府は、タウランガ・イースタン・リンクとワイカト・エクスプレスウェイの一部区間など、国内の7つの主要な道路で、制限速度の引き上げを決定した。新しい制限速度は今後4カ月にわたり、条件を備えた道路に適応していく。
 この規制が当てはまるのは、両方向とも2車線以上ある道路で、急カーブや中央分離帯のない場所に限られる。この改正は、道路使用者の安全と移動時間を短縮するという2点において有益であるとされている。

ニュージーランド・ポスト、今年限りで速達サービス終了

 ニュージーランド・ポストは速達サービス「FastPost Service」を今年いっぱいで終了すると発表した。来年1月1日から速達を希望の際にはCourier Post Serviceを利用することになる。普通郵便や国際郵便のサービスに変更はない。昨年のFastPostの利用は、全ての郵便物のうち1%に過ぎなかったという。

生活

ニュージーランドの人口、1年で10万人増

 今年6月までの1年間で、ニュージーランドの人口は10万人以上増加し、年間増加人数としては過去最多を記録した。
 現在の人口推計は470万人。過去5年間でニュージーランドの人口は約40万人増えたが、これはクライストチャーチ市の人口よりも多い。高齢者の数も増えていて、2007年には2万人だった90歳以上の人口が、現在は3万人とされている。

ネイピアの水族館を改装、Weta Workshopがデザイン

 ネイピアのシティーカウンシルは8月、約45ミリオンドルを投じ、市内の水族館を現在の3倍に拡大すると発表した。計画案では2019年から工事を始め、2021年にリニューアルオープンの予定。
 費用のうち7ミリオンドルをカウンシルが、残りを投資家や投資会社、一般の資金でまかなう。また、デザインを「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」のピーター・ジャクソン監督らによって設立された「Weta Workshop」が手掛けることでも注目を集めている。

「ヒロシマ」のイチョウ、ダニーデンへ

 広島に原爆が落とされて72年目の今年、原爆の中を生き延びたイチョウの種が希望の象徴としてダニーデンに送られる。イチョウの種はダニーデンの植物園で栽培され、屋外スペースに移植されるまでには7年かかると言われる。
 このプロジェクトは、ダニーデン・セントラルのロータリークラブが、「緑の遺産ヒロシマ」と協力して運営。緑の遺産ヒロシマでは、被爆地から半径約2キロ圏内にあった樹木の種子を希望と再生のシンボルとして世界各国に送っていて、その数は30カ国に上る。

スポーツジムの契約内容に指摘

 通商委員会・Commerce Commissionは、Les Mills、City Fitnessなどを含む国内のスポーツジム10社を対象に、顧客の契約書の内容を調査。その結果、一方的な契約内容であったり、キャンセルポリシーの記載内容が複雑など、不公平な部分があったと指摘した。ニュージーランドでは70万人を超える人がスポーツジムやフィットネスセンターに入会しているが、契約内容に関する苦情が通商委員会に寄せられている。

職場でのストレス値が急上昇

 保険会社Southern Cross HealthとBusiness New Zealandが後援して行った職場の健康に関する調査「Wellness in the Workplace」で、労働者のストレスの具合は増加し続け、半数が病気になっても出社していることが分かった。
 職場のストレスと不安レベルの平均は2014年に行った調査では14%だったが、2016年の調査では23%と大きく上昇。仕事量や目標達成のためのプレッシャー、長時間労働により、ストレスを抱えているという。

年間自殺者600人超え

 6月締めの1年間の国内の自殺者は606人と、統計を取り始めた2007年以降最多を記録した。自殺者数はこの3年間で増加を続けていて、昨年より27件、一昨年より42件増えた。最も自殺の多かった年齢グループは20〜24歳だった。ニュージーランドでは、うつ病やライフラインなどのための無料電話相談窓口を設けている。

政治・経済

労働党新党首にアーダーン氏

 世論の支持率が25%を切り、1995年以降最低の支持率となった労働党は8月1日、総選挙を前に、アンドリュー・リトル氏が党首を辞任し、副党首のジャシンダ・アーダーン氏が新党首に就任した。
 アーダーン氏は37歳と労働党の中で過去最も若いリーダーで、ヘレン・クラーク氏に次いで2人目の女性党首となった。アーダーン氏は17歳で労働党に入党、2008年に議会に選出された。

海外旅行者数30年で4倍に

 ニュージーランド統計局によると、ニュージーランド人の海外旅行者数は、今年7月までの1年間で276万人となり、1988年の70万人からおよそ4倍に増加している。月単位では、今年7月の1カ月間の海外旅行者数は30万2,400人で、昨年同時期より9%増えた。
 関係者によると、オーストラリア、中国、イギリスへの旅行者が増えたことが要因だという。香港以外の中国への旅行者数は、今年7月までの1年間で11万1,160人に増加し、昨年から約20%の増加。最も多い海外旅行先はオーストラリアで、今年7月までの1年間に120万人が渡航している。

ニュージーランド航空 年間利益減

 ニュージーランド航空の今年6月締めの年間利益は382ミリオンドルと、昨年の同時期の463ミリオンドルに比べ約17%ダウンした。利益が落ち込んだにも関わらず、同社ではスタッフ8,500人に1,700ドルのボーナスを支給している。
 ニュージーランド航空は昨年、アメリカや南米に新たなルートを設け、アジアと南太平洋地域へのフライト本数を増便。輸送乗客数は5%増えたものの、空席数が増え、結果的に利益ダウンにつながった。

芸能・スポーツ

ラグビー女子ワールドカップ、ブラックファーンズ優勝

 8月9日から26日にかけてアイルランドで開催されたラグビー女子ワールドカップで、ニュージーランド代表のブラックファーンズが前回王者のイングランドを破り、5度目の優勝を果たした。主将のフィアオ・ファアマウシリ選手は今大会限りで代表から引退すると表明した。

オールブラックス「レジェンド」サー・コリン・ミーズ氏死去

 「最強のオールブラックス」として知られる元ラグビー選手のサー・コリン・ミーズ氏が8月20日、81歳で亡くなった。昨年8月にすい臓がんの宣告を受けていた。
 ミーズ氏は1957年から1971年にかけてオールブラックスで活躍し、引退後もコーチ、管理役としてラグビー界に影響を与えていた。出場試合数は133に上り、15年もの間トップレベルの選手であり続けたプレーヤーは現在まで他にいない。「パインツリー」の愛称で親しまれた名選手の死に、ビル・イングリッシュ首相も「ニュージーランドにとって悲しい日となった」とコメントした。

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