Vol. 188 Pick Up

祝!日本代表チーム準優勝 Wheelchair Rugby Asia Oceania Championship


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取材協力:三菱商事(一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟トップパートナー)

ウィルチェアーラグビーとは

 四肢に障害のある人が車いすに乗って行う競技の1つで、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケーなどの要素が組み合わせられている。コートの広さはバスケットボールのコートと同じで、車いすは激しいぶつかり合いに耐えられる専用のものを使用。2000年からパラリンピック公式種目に登録され、日本代表チームは2016年のリオデジャネイロオリンピックで銅メダルを獲得、2017年9月10日現在世界ランキング3位。

188pickup_02.jpg188pickup_01.jpg 8月27日から31日にかけてオークランドのASBスタジアムで開かれた「Wheelchair Rugby(ウィルチェアーラグビー)」のアジア・オセアニア・チャンピオンシップ。日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアの4カ国の代表が集まり、熱戦を繰り広げました。日本代表は対韓国、対ニュージーランドに完勝、世界ランキング1位のオーストラリアにも1勝1敗の成績で総当たり戦を終えました。
 31日にオーストラリアを相手に戦った優勝決定戦では、ハーフタイムの時点で2点差と、相手に大幅のリードを許さない接戦を繰り広げ、会場では日の丸の旗を持った応援団が声援を送りました。しかし第3ピリオド以降にじりじりと引き離され、46対53で惜しくも敗北。1位オーストラリア、2位日本、3位ニュージーランド、4位韓国という結果になりました。
 日本代表は来年8月にシドニーで開かれる世界選手権への出場権を獲得。さらに大会のベストプレーヤーに3選手が選ばれました。2020年の東京パラリンピックでの活躍に注目が集まります。

大会を終えて

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羽賀理之選手:背番号4

 「世界ランキング1位の奪取がかかっていた試合だったので、負けてしまいすごく悔しいところはありますが、この負けをプラスにできるよう、みんなで一生懸命練習して来年の世界選手権でオーストラリアにリベンジしたいです。思ってもみなかったたくさんの応援が本当に力になりました。ありがとうございました」

 

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池崎大輔選手:背番号7

 「今回の大会は世界選手権の出場権を取ると同時に、世界王者のオーストラリアに自分たちの力を試す機会でもありました。全く力が及ばないというよりは、ちょっとしたミスの積み重ねが点差につながってしまったと思います。2020年のパラリンピックで金メダルを取ることを目標に、一つ一つの経験を財産にしていきたいです」

 

三阪洋行コーチ

 「リオデジャネイロパラリンピックの後に新しいヘッドコーチを迎え、リオの時とは違うチームとして挑みました。今回の大会でオーストラリアを倒すためにはどこを直すべきかというのは明確に見えたので、世界選手権ではしっかりアジャストしていきたいです。
 次のパラリンピックはホスト国ということもあり、オリンピックだけでなくパラリンピックに対しても注目が集まっていて、パラリンピックアスリートがプロアスリートとして評価されてきています。前回のパラリンピックよりももう一つ、もう二つ上のメダルをという期待はとても高いです。2019年にはラグビーワールドカップも日本で開催され、ラグビーというワードが日本の中で盛り上がっている風潮があるので、その勢いに乗っかってパラリンピックでも日本チームが活躍し、メダルを狙っていきたいと思います」

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知っておけば観戦がもっと楽しく!

ウィルチェアーラグビーの基本ルール

1. 試合は4対4で行う。交代に制限はなし。

2. 1試合8分間×4ピリオド。第1ピリオドと第3ピリオドの終了後は2分間、第2ピリオドの終了後には5分間のインターバルが置かれる。延長ピリオドは3分ごとに区切られる。

3. ボールはパスまたは膝の上に置いてゴールまで運ぶ。前方へのパスも認められている。膝の上に置いて運ぶ場合は10秒以内に1回のドリブルをしなければいけない。ハンドリム(車いすをこぐこと)は何回しても良い。

4. オフェンス(攻撃側)は12秒以内に相手側のコート(フロントコート)にボールを運ばなければいけない。

5. オフェンスは40秒以内にスコア(ゴール)を決めなければいけない。

6. キーエリアに10秒を超えて入っていてはいけない。キーエリアに同時に入れるディフェンス(守備側)は3人まで。

7. ボールを持った選手が乗っている車いすの前後輪4輪のうち2輪が相手側のゴールライン上に達するか通過すると1得点になる。

8. 車いす同士のタックルは認められているが、タイヤの中心より後ろへのタックルは禁止。

9. 競技中、手で他の選手の車いすや体に触れると反則になる。

10. 障害の程度によって、選手それぞれに持ち点が付けられている。障害の重い方の0.5点から軽い方の3.5点まで、0.5点刻みの7段階。上肢・体幹の点数を合計し、1チーム4人の合計が8点以下で構成する。女性選手が加わる場合は、1人につき持ち点の合計から0.5点引かれる。

カテゴリ:Pick Up
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