Vol. 190 特集

特集2:ニュージーランドのいまを知る 国勢調査Q&A


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 2018年3月6日(火)、ニュージーランドでは「国勢調査」が行われます。日本では居住者のみに回答義務が発生するのに対し、ニュージーランドは一時的な滞在者も調査の対象。旅行者・居住者問わず、居心地の良い国を作るために必要不可欠なデータです。ニュージーランドではいま、どのような人が、どのようにして過ごしているのでしょうか。
取材協力:Statistics New Zealand (http://www.stats.govt.nz/)

Q1.「国勢調査(Census)」とは?

A. 5年に一度行われる、基本的かつ最も重要な国の公式統計調査。ある時点での人口および世帯数、平均年齢や性別、国籍などを明確にする国勢調査の結果は主に、国民によって支払われた税金が学校や病院、インフラなど、どういったサービスにどれほどの金額が割り当てられる必要があるのかを決定するのに生かされます。
 また、企業が経営戦略を立てたり教育機関が研究材料にしたり、そして地域を活性化するのに活用したりと、人々がより暮らしやすい国を作るためさまざまな用途に使われます。

Q2. 誰を対象に行われる?

A. ニュージーランドの国勢調査は、2018年3月6日時点で国内に居住、または滞在する全ての人に対して実施されます。法律により、「全ての人」というのにはニュージーランド人はもちろん、外国人や短期滞在である旅行者にも国勢調査への参加が義務付けられています。
 特にニュージーランドには日本のような住民票というものが存在しません。ですから、5年に一度定期的に行われる国勢調査は、人口把握をするために非常に重要な役割を果たしています。

Q3. 回答者への質問事項は?

A. 名前や年齢、生年月日など基本的な個人の情報から始まり、収入や仕事、国籍や居住地(滞在地)、通学・通勤方法に関してなど、答えなければならない質問はさまざま。全ての質問に答えてもおよそ15~20分程度で完了する見込みです。
 調査票の種類は全部で2つで、「Individual Form」と「Dwelling Form」があります。前者は個人で回答するもの、後者は一家に1枚配布されるものです。これで国内全ての人口および世帯数を把握します。

Q4. どこで回答すればいい?

A. 2018年の国勢調査は、例年のものとは少し異なり、ほとんどがオンライン上での調査。これまでは全ての世帯に紙の調査票(Paper Forms)が配布されていたのに対し、2018年はオンライン回答のために必要なアクセスコードが記載された手紙が全世帯に郵送され、携帯電話、タブレット端末やパソコンから入力することができます。
 希望者には紙の調査票での回答も認められており、2018年2月中旬から電話およびメールでの手配が可能。中に同封されている返送用封筒で郵送することができます。旅行者はホテルなどの滞在先でも用意されているので各自入手しましょう。

電話番号:0800 CENSUS (0800 236 787)

また、ウェブサイトからも以下の項目の情報が得られます。 https://www.census.govt.nz/

·Request paper forms

·Request access codes

·General enquiry

Q5. 個人情報漏洩は大丈夫?

A. 問題ありません。集められたデータを使用するニュージーランド統計局の職員、あるいは研究者は、前もって機密保持の誓約書に署名をしています。この誓約書に有効期限はなく、その他政府機関と情報共有をする際にも、当人の許可なしに個人の特定が可能な情報を公開することはありません。名前や住所など、個人の特定ができるデータは他機関と共有される前に破棄されます。
 個人情報はニュージーランドの法律によってしっかりと守られています。

Q6. 2013年度の結果は?

A. もともとの国勢調査は2011年に行われる予定でしたが、2月に発生したカンタベリー地震の影響で2年間延期されました。2013年に行われた調査では、地震発生地域での滞在者数がわずかに減少しているとの結果が。2018年の調査により、さらに詳しいデータが採取できるとされています。
 2013年の国勢調査では、国内総人口420万人のうちオークランドでの滞在者数はおよそ33%で、大きな割合を占めていました。日本人は14,118人です。その他国籍や居住地域、職業や収入などの詳しい情報は統計局のウェブサイトからチェックすることができます。

 

カテゴリ:特集
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