Vol. 192 特集

2019年 ラグビーワールドカップ Rugby in Aotearoa ALL BLACKS


メインイメージ

 ニュージーランドといえば「羊」「大自然」そして「ラグビー」。4年に一度行われるラグビーワールドカップ、2019年の開催地はなんと日本。北は北海道から南は九州まで、全国各地で汗を流してぶつかり合う男たちの熱い戦いがやって来る!すでにチケット販売も開始され、世界は盛り上がりを見せています。
 ニュージーランドならではのラグビー文化を理解し、2019年は熱く盛り上がりましょう。
(情報元:100% PURE NEW ZEALAND & ホームメイト)

2019年に向けてルールの予習

 スポーツを心の底から楽しむために大事なのは、まずルールを理解すること。最近ようやく日本でも注目を浴びるようになってきたラグビーですが、競技人口が3.3%もあるニュージーランドに比べて日本は0.09%とまだまだマイナーなのが現実。
 2019年のラグビーワールドカップに向けて、基本的な知識を身に付けておきましょう。

【基本ルール】

 ラグビーはボールを前に投げてはいけない競技。前進するためには、キックをするか、ボールを持って走るか、もしくは後方にいる仲間にパスを回すかのどれかしかありません。
 ゴールラインを超えて地面にボールを付けられれば「トライ」となります。


【試合時間】

 合計80分のハーフ制で、前後半40分ずつに分けられます。試合中に選手の交代や怪我などでプレーが止まった場合はロスタイムが設けられます。

【ポジション】

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背番号1~15

FW(フォワード)

左プロップ、フッカー、右プロップ、左ロック、右ロック、左フランカー、右フランカー、ナンバー8

BK(バックス)

スクラムハーフ、スタンドオフ、左ウィング、左センター、右センター、右ウィング、フルバック

【得点システム】

― トライ(5点):「インライン」と呼ばれるゴールの向こう側の地面にボールを付けたとき。
― ペナルティトライ(5点):相手側の反則がなければトライできていたと審判が判断したとき。
― ペナルティゴール(3点):相手の反則が起きた場所からキックして、ゴールポストのバーを越えたとき。
― ドロップゴール(3点):一度地面にボールを落としてからキックをする「ドロップキック」でボールがゴールに入ったとき。
― コンバージョンゴール(2点):トライが成功した場合に、トライした地点からキックをして得点になったとき。

世界最強!オールブラックスというチーム

 ニュージーランドの代表チーム「All Blacks(オールブラックス)」。黒いユニフォームを身にまとい、全身全霊で試合に臨む姿はまさに戦士。なんといっても試合前に行われる先住民族「Maori(マオリ)」の舞「Haka(ハカ)」は迫力満点で、力強く足を踏み鳴らし、トカゲのように舌を出し、リズミカルに叩かれる肌は真っ赤に染まり、体の大きな選手たちが作り出す圧巻の光景は一度見たら忘れることができません。世界中の相手と戦ってきた長い歴史の中で、4分の3以上の試合に勝利してきたオールブラックスは世界最強といえます。

儀式からパフォーマンスへ

192feature_02.jpg ハカは「Kapa Haka(カパハカ)」の一部で、「カパ」は列になって並ぶこと、「ハカ」は踊ることを意味します。今や世界的にもオールブラックスのイメージが強いハカですが、もともとはマオリによって戦闘前に行われていた儀式でした。現在では特別な行事やイベントなどの際に、「Marae(マラエ)」と呼ばれる神聖な集会所で披露されることも。
 ハカは男性だけのものでなく、女性も伝統衣装をまとい、時に滑らかな動きで見る人の心を魅了するように、時に紐の先端に球状の重りが付いた「Poi(ポイ)」を操りながら軽快にダンスをします。

長い歴史を生きてきたオールブラックスのハカ

 ラグビーを知っている人なら誰でも一度は目にしたことがあるオールブラックスのハカには2種類あります。
 1つ目は「Ka mate(カマテ)」といって、19世紀初頭にマオリ人の戦士Te Rauparaha
(テ・ラウパラハ)によって作られました。オールブラックスとして初めてパフォーマンスをしたのは1888年~1889年で実に100年以上も前です。
 2つ目は「Kapa O Pango(カパ・オ・パンゴ)」。ここでの「カパ」はチーム、「パンゴ」は黒を意味していて、歌詞中にも出てくるニュージーランドを象徴する植物「Silver fern(=シダの一種)」を背負って戦うオールブラックスにぴったりです。初めて公に披露されたのは、2005年の対南アフリカ戦でした。

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一緒に叫びたくなるハカの歌詞

 先述した「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」。歌詞を知っているだけでまた違った味わいが感じられるハカは、見ているだけで鳥肌が立つような、思わず武者震いをしてしまうような、緊張感と興奮が伝わってくる圧倒的な力強さで観客を魅せます。
 マオリ語は日本語のローマ字読みに近い発音なので、2019年のラグビーワールドカップは観戦しながら一緒に熱く盛り上がりましょう!

Ka mate

マオリ語

Ringa pakia!
Uma tiraha!
Turi whatia!
Waewae takahia kia kino!

Ka mate, ka mate
Ka ora, ka ora
Ka mate, ka mate
Ka ora ka ora
Tenei te tangata puhuruhuru
Nana i tiki mai whakawhiti te ra
A upane! Ka upane!
Upane kaupane
Whiti te ra!
Hi!

英語

Slap the hands against the thighs!
Puff out the chest.
Bend the knees!
Let the hip follow!
Stomp the feet as hard as you can!
I die, I die
I live, I live
I die, I die
I live, I live
This is the hairy man
who caused the sun to shine again for me
Up the ladder, up the ladder
Up to the top
The sun shines!
Rise!


Kapa O Pango

マオリ語

Taringa Whakarongo!
Kia rite! Kia rite! Kia mau!
Hi!
Kia whakawhenua au i ahau!
Hi, au! Hi!

Ko Aotearoa, e ngunguru nei!
Hi, au! Au! Aue, ha! Hi!

Ko kapa o pango, e ngunguru nei!
Hi, au! Au! Aue, ha! Hi!

I ahaha!

Ka tu te ihi-ihi

Ka tu te wanawana

Ki runga i te rangi,
e tu iho nei, tu iho nei, hi!
Ponga ra!
Kapa o pango! Aue, hi!
Ponga ra!
Kapa o pango! Aue, hi!
Ha!

英語

Let me go back to my first gasp of breath
Let my life force return to the earth
It is New Zealand that thunders now
And it is my time!
The passion ignites!
This defines us as the All Blacks
And it is my time!
It is my moment!
The anticipation explodes!
Feel the power
Our dominance rises
Our supremacy emerges
To be placed on high
Silver fern! All Blacks!
Silver fern! All Blacks!
Aue hi!

カテゴリ:特集
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