Vol. 193 特集

St.Pierre'sで働く ― パートナーシップオーナーへの道のり


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 ワーキングホリデーでニュージーランドに渡航して以来、長年にわたりSt.Pierre'sで働き続けてきた田中さん。その数おおよそにして10店舗以上での経験があるといいます。
 現在はSt.Pierre'sのパートナーシップ制度を利用し、Westgate店のオーナー兼マネージャーとして忙しい日々を送っている田中さんに、ご自身のキャリアパスについてお話を伺いました。

――ニュージーランドに来ようと思ったきっかけは何ですか?

 ニュージーランドに日本人の友達が住んでいて、一度旅行で1週間ほど訪れたことがあります。その時、空港から出た瞬間に目の前に広がった空を見て「なんて綺麗なんだろう」と感動したんです。初めて空が高いと感じました。
 僕は奈良県出身で小さい頃から山に囲まれた生活だったので、ニュージーランドの山やビルといった遮るものの何もない青々とした空に衝撃を受けて。それに日本とは違って夏場でもからっとしたドライな気候も自分に合っていると感じました。
 もともとはただの旅行のつもりで長居するつもりはなかったんですけど、ほとんど一目惚れのような形で2005年、ワーキングホリデービザを取得することに決めたんです。あとはその旅行で、今の奥さんになる女性と出会ったというのもワーキングホリデーでニュージーランドへ渡航した理由の一つになったと思います。

――St.Pierre'sに出合ったのはいつ頃なのでしょう?

 ワーキングホリデー中です。最初に勤めていたカフェの同僚が掛け持ちでSt.Pierre'sでも仕事をしていて、仕事内容や待遇など、いろいろな話を聞いているうちに自分も働きたいと思うようになりました。
 ニュージーランドでワーキングホリデーをしていた時に、最低賃金以下の給与を支給されたりとか、休みが取れないなど違法なことをする会社の噂を友人から聞くことがありました。でもSt.Pierre'sでは一切そういうことがない。すごくしっかりしているという印象を受け、求人に応募しました。最初に配属されたのはSt.Lukes店です。
 そこではフルタイムで働いていたんですけど、当時は現地に滞在したままビザを切り替えるということができなかったので、ワーキングホリデーのビザが終わるのと同時に一度帰国しなければならなくなって。しばらくして学生ビザでニュージーランドに戻って来て、今度はパートタイムで働き始めました。

――実際に働き出してからはどうでしたか?

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 楽しかったです。日本にいたらプロとして寿司を巻くという経験をすることはあまりないですから、とても新鮮な気持ちでした。昔は少し体育会系の部活みたいな雰囲気も残っていたので厳しい部分もありましたけど、その分達成感や充実感もあって、何をするにも楽しんでやれていたと思います。あとは毎月「セールスターゲット」を立てていて、それを達成すればボーナスとかももらえました。
 それから他の日本食レストランと比べて、拘束時間が短いことも魅力の一つだと思います。僕はもう結婚もしているので家族との時間も大事にしたいし、だからといって仕事もおろそかにしたくない。そんなわがままを聞いてくれるのはSt.Pierre'sだからこそです。

――どうしたらパートナーシップ制度を利用してオーナーになれるのでしょうか。

 前提としてあるのが、仕事の早さと正確さですね。オーナー兼マネージャーなのでもちろんスタッフやコストの管理も重要なポイントではありますが、同時に「一番仕事ができるスタッフ」であることが求められるんです。例えば寿司を巻く速さだったり、仕事の正確さだったり、どれだけ良いサービスが提供できるかだったりと、第一線で活躍できなければなりません。
 なので最初からマネージャー候補としているわけではなく、まずは誰もが店舗スタッフからキャリアをスタートさせます。そこからはさまざまで、自分で立候補するときもあれば、所属している店舗のマネージャーや会社側から声を掛けてもらうこともありますね。後者の場合ももちろん自分に「やりたい」という気持ちがあってのことですが、モチベーションさえあれば誰にでもチャンスが回ってくるのが良いところです。

――田中さんはどのようにしてパートナーシップのオーナーになったのか教えて下さい。

 学生としてニュージーランドに戻って来てパートタイムで働いていた時に、当時のマネージャーに声を掛けてもらったのがまず初めのきっかけです。そもそも学生ビザでしたから、まずは会社にワークビザのサポートをしてもらってマネージャーになりました。
 その時はマネージャーが自分を含め2人いる店舗に勤めていたんですけど、もう一人と仕事のことですごくよくぶつかっていて、実はここで一度会社を辞めているんです。それで日本食のシェフの道を究めたいという思いもあり、料理の勉強をするために他の日本食レストランに就職しました。ただ何をしていてもSt.Pierre'sと比べてしまうんですね。仕事内容もそうですが、待遇面であったり給与面であったり。トータルで見た時に、St.Pierre'sの方が自分のライフスタイルに合っていることに気が付きました。
 結局またSt.Pierre'sに戻ることになり、そこからはマネージャーとしてオークランドの10店舗での勤務を経験しました。そして、1年半ほど前からはWestgate店のオーナーをしています。ずっとパートナーシップのお店を持ちたいと会社には打診していて、なぜパートナーシップのお店を持ちたいのか、そしてそこで何がしたいのかなどをレポートにまとめ社長に直接送りました。結果として自分の希望が認められました。St.Pierre'sという会社は、大規模な企業としては社長や上司、他の社員との距離が近いので非常に働きやすいと感じています。
 今パートナーシップ制度でオーナーとして活躍しているのは約20名ほど。そのほとんどは内部から選ばれた人で、会社としては今後、外部からも積極的にパートナーとしての採用を行っていきたいようなので、より一層働きやすい環境ができあがってくると思います。

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