Vol. 194 Student

伊藤望さん Auckland Institute of Studies【学生】

グローバル化が進む世の中で 将来を見据えた留学を 「英語+αを武器に戦いたいんです」


メインイメージ

 大学卒業後は民間企業に就職していった同級生たちの中、自身の未来のため、単身留学を決めた伊藤望さん。大学在学中に学校の留学プログラムを通してイギリスやアイルランド、ニュージーランドへの短期滞在を経験し、卒業後の2017年6月からはAuckland Institute of Studiesで観光学を専門に勉強中。将来はニュージーランドでのガイド業務に興味があるという伊藤さんにお話を伺いました。

 愛知県出身。幼い頃に聞いていた両親が新婚旅行で訪れたというニュージーランドの話に影響を受け、海外留学に興味を持つ。大学のプログラムでイギリスやアイルランドへの短期留学を経験し、その後2017年6月からAuckland Institute of Studiesにおいて観光学の準修士号を取得するべく日々勉強中。

両親からの影響で留学を決意

 小さい頃から両親が新婚旅行で行ったというニュージーランドの素敵な話を聞いていて、いつかは行ってみたいと憧れを持っていたんです。テレビにニュージーランドのきれいな景色が映るたびに、「また行きたい」「移住したい」というようなことを言っていたのでさらに興味を引かれるようになって。それで初めての訪問が実現したのは大学生の時。外国語大学で英語を専攻していたんですけど、学校の留学プログラムを利用してハミルトンに1カ月だけ滞在しました。
 ほかにもイギリス1カ月間、アイルランドに3カ月間の短期留学を経験しましたが、最終目標はニュージーランドに長期滞在することだと最初から決めていて。ハミルトンでの滞在は私にとって下見のようなものでした。
 実際に留学を決意したのは2016年の3月頃の話です。同級生たちは就職活動の待っただ中という時期で、エントリーシートだ説明会だと忙しそうにしている友人に自分は就職しないということを打ち明けられないまま、情報収集を始めました。
 私の場合、ニュージーランドでの就職を見据えた上での長期留学希望だったので、将来的に有利に働く職種を目指そうと考え、まずは就労ビザについて調べたんです。するとどうやら「シェフ」や「ガイド」などの職業が人気らしいということが分かった。自分の未来への第一歩という大事な局面ですから簡単には決められず、大学在学中に4年間アルバイトをしていたイタリアンレストランの上司に相談すると、「迷ったら自分の好きなことを仕事にしたらいいよ」と言ってくれて。
 もともと海外旅行などでツアーに参加していろいろな場所に行くのが好きだったこともあり、留学後の目標を「ガイドになること」という風に設定しました。その後友人の就職先が決まり始めたところでようやく自分の進路について話せるようになって、中には留学という道に驚く人もいましたが、最終的には応援してくれたので嬉しく思っています。

194student_02.jpeg

英語をツールに+αの留学を

 イギリスやアイルランド、ハミルトンなどの時とは違い、今回は英語を学ぶためではなく「語学+α」の留学でしたから、ガイドになるために観光学(Tourism)を専門に勉強することにしました。それで1年間フルタイムで学べば卒業後にポストスタディーワークビザを申請できる準修士(Graduate Diploma)のコースがある「Auckland Institute of Studies(AIS)」という学校に進学することにしたんです。
 入学条件は、大学卒業資格と語学能力の証明。IETLSスコア6.0(オーバーオール)を取得する必要があったので少々不安だったんですけど、タイミング良く、大学の夏休みにIETLS講座が開かれるという話を聞いたのですぐに参加申し込みをしました。
 もともと大学では英語を専門に学んでいたということもあり、特に自主勉強などは行っていません。ただどの試験にも特有の傾向や雰囲気があったりするので、IETLSは合計2回受験しました。1回目は特徴を掴むため、2回目は必要スコアを取得するためです。結果として無事に条件をクリアすることができ、ニュージーランド留学への切符を手に入れました。

課外授業で必要知識を養う

194student_01.jpeg

 観光学では、基本的にどの科目にも課外授業が組み込まれていて、これまでにはビーチで有名な「ピハ」や野鳥保護区にも指定されている「ティリティリマタンギ島」にも行く機会がありました。ほかにもワイナリーで人気の「ワイヘキ島」やティリティリマタンギ同様動物を保護している「タファラヌイ」という地域を訪れたりもして、机に向かうだけでは分からないガイド業務に役立つ実践的な知識を養っています。
 中にはホスピタリティーを専攻する学生たちと同じ授業に参加することもあって、例えばレストランやホテルなどのレイアウトがゲストにどのような影響を与えるか、どうすれば快適に過ごしてもらえる雰囲気を作れるのかなど、飲食店で働くにしてもガイドを目指すにしても、共通して知っておかなければならないポイントを学びます。
 それからエコツーリズムの授業では、ニュージーランド特有の動物を一匹選んで紹介するというプレゼンテーションの課題があったんですけど、私はヤモリの一種である「オークランドグリーンゲッコ―(Auckland Green Gecko)」にしました。
 特に爬虫類が好きだったというわけではありません。ただ、これまで課題に取り組んできた学生や今のクラスメイトも、ついニュージーランドに多くいる固有種として有名な鳥を選びがちだったので、同じものはやりたくなかったということ、そして先生自身も経験豊富なガイドとして鳥に詳しかったということで、プロフェッショナル相手にわざわざ鳥のプレゼンテーションをする必要はないのではと考えた結果です。

支えになってくれた両親に恩返しを

 日本では大学を卒業したら就職という流れが当然のようにあって、その中で勇気を出して選んだ留学という道。グローバル化が加速していく世の中で戦っていくには語学力だけでなく、生き残っていけるだけの専門知識が必要なのだと考えています。それが私にとっては観光学だった。だからまずは無事に学校を卒業して準修士号資格を取得し、ポストスタディービザを申請します。
 バンジージャンプやラフティングなどのアウトドアアクティビティーのオペレーター、それにツアーガイドなどの業務に興味がありますが、ニュージーランドは就職する際に職歴や経験重視といった文化があるので、その第一歩として自分にできるところからこつこつと始めていくつもりです。
 その後に永住権を申請するかしないかはその時になってみないと分からないけれど、いつかチャンスがあれば両親をニュージーランドに呼びたいと思っています。そして今まで学費をはじめ、さまざまな面で常にサポートし続けてくれたことへの感謝の意を伝えたいです。

各種法律や移民局の規定等は改定されている場合があります。詳しくはお問い合わせください。

お問い合わせはこちら