Vol. 194 NZ保険コラム

第12回 クレジットカードの付帯保険は使える?


メインイメージ

 とても便利で利用しやすいクレジットカードに付帯している海外旅行保険は、保険代が掛からず面倒な手続きも必要ないため誰でも手を伸ばしやすいのは確かですが、注意点や気を付けておかなければならないポイントはご存知ですか?
 ついに第12回目を迎えた今回は、クレジットカードの付帯保険についてお話します。

新田直人
ニュージーランド政府公認のファイナンシャルサービスプロバイダー。AIA Financial Services Network所属のFSNシニアアドバイザーとして、医療保険や死亡、疾病保障といった生命保険からワーキングホリデーや旅行者向けの保険、留学生保険などを扱う。

使い勝手の良い「クレジット付帯保険」

 日本で自分のクレジットカードを持つと、付いてくる海外旅行保険はほとんどの場合もれなく無料。億劫に感じてしまいがちな加入手続きなども特に必要としないため、多くの人にとっては便利に感じることでしょう。
 また、複数枚のカードを所持していると、病気の治療費などを合算できる場合もあるようなので、とても利便性に優れています。

付帯保険の落とし穴 条件や期間は?

 クレジットカードの付帯保険は便利な一方で、留学やワーキングホリデーといった長い期間での滞在を考えているときには気を付けなければならないポイントがあります。さて、たとえ何種類のカードを持っていたとしても、果たしてその全てに自分にとって有効な海外旅行保険が付属されているのでしょうか。
 付帯保険というのは一般的に「旅行費用をそのカードで支払う」など特定の条件が定められていることがほとんどなので、日本を出発する前に「本当に保険が機能するのか」を確かめるのは重要なことです。
 また、日本を出てから3カ月間というのが通常の付帯保険の有効期間。ですので、半年や一年、あるいはそれ以上の長期的滞在を考えている人には不向きかもしれません。加えて、日本で加入した保険は日本を出発した時点で適用されますので、すでに海外にいる人は要注意。

ちゃんとチェックした?付帯保険の保障額

 付帯保険では、病気やけがの治療費の保障は平均して200万円前後である場合が多いといいます。これは大病や大きなけがをしてしまった売位には少しばかり不安な額です。
 よく死亡・後遺障害の保障が何千万といったうたい文句を耳にしますが、本当に重要なのは「病気・けがの治療をどこまで保障してくれるか」です。
 留学の場合は、事実上、医療に関して無制限の保障が要件になっていること、また、英語での保障内容の提出が求められることがあるということを考えると、学校に通うための保険として付帯保険を利用するのは難しいでしょう。
 一方で、とても魅力的に見える費用の掛からない付帯保険。日本と比べて掛け金の安い現地の保険とうまく組み合わせることで余計な出費を抑えることができる場合もあるので、利用条件などをしっかり確かめて賢く付帯保険を使いましょう。

この記事はできるだけ正確を期すように心掛けていますが、あくまで一般的なガイドラインであり、これらの情報を利用して発生した損害についてはいかなる場合も一切の責任は負うことができませんので予めご了承ください。詳しくはnaoto.nitta@aiafsn.comまたは0800-664-882までお気軽にお問い合わせください。相談は無料です。

カテゴリ:NZ保険コラム
各種法律や移民局の規定等は改定されている場合があります。詳しくはお問い合わせください。

お問い合わせはこちら