Vol. 195 Student

藤田康平さん Crown Institute of Studies【学生】

常に「誠実さ」を心に 誰に対しても真摯であり続ければ 自然と素敵な人たちが集まってくるんです


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 日本の大学院を休学してニュージーランド留学を決行した藤田康平さん。大学主催の短期研修プログラムに参加するまでは海外に興味がなかったものの、現地で出会った日本人大学生が英語を使いこなす様子を目の当たりにし、本場の英語を身に付けるため海外留学を決意。現在はCrown Institute of Studiesが提供するビジネス&インターンシッププログラムで海外での就労経験を積んでいる藤田さんにお話を伺いました。

 東京都出身。大学3年生の春休みに学校主催の短期研修プログラムに参加し、アメリカ10日間のロードトリップを経験。現地で出会った日本人女性が英語を流ちょうに話す様子に憧れ、自身も海外留学を決意。2017年9月からCrown Institute of Studiesにて一般英語とビジネスを学び、現在は現地の小学校でインターンシップを経験中。

初めての海外 米国ロードトリップの経験

 どちらかというと外国に住むということには興味がない方で、初めての海外経験は20歳の時でした。大学では生物資源科学部の森林資源科学科に所属していたのですが、3年生の春休みに「海外森林研修」という短期プログラムがあったんです。それでアメリカのワシントン州からカリフォルニア州に南下していく10日間のロードトリップを経験しました。
 途中で立ち寄ったワシントン州に位置する「ワシントン大学」で、ある1人の日本人女性に出会ったんです。現地で現役の大学生をしていた彼女が、日本から研修のためにやって来た僕たちのために、講師やスタッフの通訳や難しい講義の解説をしてくれて。日本人が英語を流ちょうに使いこなしている様子を目の当たりにするのは人生で初めてのことで、僕にとってはとても衝撃的な光景でした。「こんな風になりたい」と自分の中にあった英語スイッチが押されたのを、はっきりと自覚した瞬間です。
 運が良いことに、日本で通っていた大学では「キャリアイングリッシュコース」という、放課後に毎日40分間、ネイティブ講師のもと、英語の講義を受けられるプログラムが開催されていました。すぐに参加することにしましたが、勉強を重ねていくうちに、実際に海外生活をしなければ実用的な英語は身に付かないと思うようになっていったんです。
 初めての海外留学に踏み切ったのは21歳の時。アメリカ合衆国はカリフォルニア州サンディエゴで、1カ月間の短期留学をしました。ただこれはあくまでも語学を習得するための留学だったこともあって、周りの友達は非ネイティブの人たち。楽しかったしいろいろな国の人たちと交流するという意味では非常に有意義でしたが、英語力がある程度上がってきた時に、ふと厚い壁を感じるようになったんです。
 一見学校内では問題なくコミュニケーションが取れるようになったように見えても、日常で役に立つネイティブならではの言い回しなどが知りたかった。それが単なる語学留学ではできないような気がして、次に海外に行くときには「英語を学ぶ」ではなく、「英語で何かを学ぼう」と心に決めました。

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自己成長のため海外留学へ

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 さまざまな国の中からニュージーランドを選んだのは、消去法です。他にも英語圏で主要とされる国でいくつか思い付く場所はあったのですが、カナダは冬になると寒いしイギリスは天気が悪いイメージが強いというので却下。
 残る候補はアメリカとオーストラリア、ニュージーランドの3カ国でした。その中でアメリカには渡航経験があったこと、オーストラリアは日本人が多いという印象があったことで、強い興味を引かれたのがニュージーランドという国だったんです。そんな時に自分が尊敬している日本人の知り合いがニュージーランドに移住して、密に連絡を取り合う中でいろいろと話を聞かせてもらっているうちに、決意が固まりました。
 それでニュージーランドについて調べていくと、観光学(ツーリズム)やホスピタリティー、ビジネスに航空学(アビエーション)などが人気であるということが分かって。海外で何かを専門に学ぶということは、それだけで英語力の証明にもなります。できるだけ自分の将来に役立つプログラムはないかといろいろな学校情報を見ていたところ、NZdaisuki.comの留学カウンセラーの方に、ビジネスコースの受講とインターンシップの経験ができる「Crown Institute of Studies」という学校を紹介してもらったんです。自分が留学したいと思っていた時期とコースの開始日程が合致していたこともあり、入学することに決めました。

知的好奇心を満たす 小学校での就労体験

 日本では大学卒業資格を取得し、修士課程に進みました。大学院を休学してニュージーランドに渡航したのは、昨年のこと。今は一般英語コース(10週間)とビジネスコース(14週間)の受講を終え、インターンシッププログラム(6週間)の真っただ中です。
 インターンシップとして就労する際には、学生を現地企業に紹介してくれる会社の担当者と相談をして、自分により適した職業を一緒に考えてもらいます。せっかくインターンシップという制度を利用して現地に住んでいる人たちと同じように働かせてもらうのだから、将来につながり、かつニュージーランドだからこそできるということにこだわりたいと思っていました。
 ただ、僕は好奇心が旺盛な人間で、興味がある分野もさまざま。だからこれといって特定の業種や職業が頭に思い浮かんでいるわけでもなかったんです。それであえて何も考えずに自分が思ったままを斡旋会社の担当者に話すと、まずは事務や運営に関わるアドミニストレーションや、人材管理を行うヒューマンリソースの仕事などの案が持ち上がって。でも経験重視のニュージーランドでは、インターンシップであっても、関連した職業経験がなければ雇ってもらえる可能性は低いとのことでした。
 そこで他に興味があることとして「教育」という分野を提案してみたところ、ちょうど小学校がインターンシップの募集をしているというんです。日本でもボランティアで教育プログラムに参加していたことがあるし、アルバイトとして学童の先生をしていたこともあったので、面白そうだと思って紹介してもらうことにしました。学校では日本文化を紹介したりして、子どもたちと楽しく過ごしています。

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直感を信じて生きる 誠実 × 素直さ

 ニュージーランドに渡航して以来、身をもって文化の違いというものを経験しています。例えば約束の時間に相手が全く現れなかったり、連絡しても返事がなかなか戻って来なかったりということがしばしばあって。ニュージーランドはさまざまな文化背景を持つ人が集まった多国籍国家ですから、日本人からすれば一見失礼に当たるような言動でも、もしかしたらただ常識が違うだけなのかもしれない。そう思いながら過ごしていると、いろいろなことが真新しく見えて、何をするにもとても楽しいんです。
 今回の留学では多くの「学び」と「気付き」がありましたが、英語力を身に付けるのはもちろんのこと、人とのつながりを深く感じられるようになった1年だったと思います。何よりも、相手に対して常に「誠実」でいること。日本ではあまり意識していませんでしたが、人と関わり合って生きていく上で一番重要なのは、最終的には相手に対して真摯でいることなのだと感じました。
 もちろん、世の中には悪い人もたくさんいます。でも自分は誰に対しても誠実でいたい。英語に関しても、日本に帰ってからも上達し続けたいし、心に感じたものに素直であり続けた い。まだ学生であることのメリットを生かし、自分の選択で好きなように時間が過ごせるうちに、できる限り多くのことを経験して、人生の糧にしていきたいと思っています。

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