Vol. 201 記事

総領事インタビュー 日本とニュージーランドのいま


一時停滞していた日本人観光客の数も年間10万人を超えるようになったというニュージーランドで、開設から半世紀という節目を迎えた在オークランド日本国総領事館。
2018年4月に赴任してこられた菊池稔総領事に、今後の活動方針やご自身についてのお話を伺いました。

― 2018年はどのような年でしたか?

 ラグビーワールドカップの2019年大会を前にして、「なでしこジャパン」がニュージーランドを来訪したり、日本においてオールブラックスと日本代表チームがテストマッチを行うなど、日本・ニュージーランド間のスポーツ交流が活発に行われた年でした。
 また、昨年8月にオークランドで開催されたウィルチェアーラグビーのアジア・オセアニア・チャンピオンシップで準優勝を果たした日本代表チームが、今年はシドニー大会で初優勝を遂げるという嬉しい出来事もありましたね。

― 現在の日本とニュージーランドの関係はどうなのでしょう?

 今年の7月に麻生副総理兼財務大臣がニュージーランドを訪問され会談が行われたり、11月にはオークランドで日本ニュージーランド経済人会議が開催されたりと、緊密な交流が続いています。経済面では、高いレベルの貿易・投資ルールを定めた新協定TPP11(CPTTP)が2018年12月30日に発効されるので、両国の経済貿易関係が一層促進されることが期待されています。
 加えて、文化面においても、毎年恒例の日本映画祭だけでなく「JAPAN DAY」や「Taste of Japan」という2つの大きな日本文化祭の開催を通じて、幅広い層に対して日本文化をアピールすることになったと実感しています。

― 2019年に向けて、総領事館として力を入れていきたいことはありますか?

 2019年はいよいよ日本でラグビーワールドカップが開催されます。昨年11月には日本でオールブラックスのテストマッチが行われ、ニュージーランドではテレビやラジオなどのメディアで日本の話題が取り上げられる機会も多くなってきていますので、来年にはたくさんの人がニュージーランドから観戦および観光で日本を訪問してくれることを期待しています。
 さらに、2020年には東京オリンピック・パラリンピック、翌年にはワールドマスターズゲームズが関西で開かれる予定です。総領事館としても、このように連続して開催される大規模な国際スポーツ大会を通じて、日本とニュージーランドとの友好関係が一層拡大していくよう最大限の努力をしていきたいと思っています。

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菊池総領事はこんな人!

― なぜ外務省に入ろうと思ったのでしょうか?

 学生の頃、「外の世界を見てみたい」「海外に行ってみたい」と思ったのがきっかけです。実際には日本の国内線ですら飛行機に乗ったことはなかったのですが...。

― 着任されてからのニュージーランドの印象はいかがでしょう?

 2012年に1年ほどクライストチャーチに赴任していたことがあるので、実はニュージーランドで生活するのはこれが初めてではないんです。四季がはっきり分かれている日本に対して、年間を通じて気候に大きな差が感じられないニュージーランドはとても過ごしやすいと感じています。
 ただ、テロなどの大きな犯罪が少なく安全と言われるニュージーランドですが、車上荒らしや空き巣といった事件・事故・トラブルに巻き込まれるケースもみられます。ニュージーランドにお住まいの皆さまの安全については、総領事館の重要業務として最大限の努力をしていくつもりです。

― 今までに赴任されたことがある国を教えてください。

 いろいろです。ノルウェーにモンゴル、インド、それにロサンゼルスなどにも赴任したことがあります。中でも特に強く記憶に残っているのはモンゴルにいた時ですね。ドイツのベルリンの壁崩壊に始まり、モンゴルにおいても民主化運動が起こったんです。あの時は時代が移り変わっていく高揚感みたいなものを覚えました。

― 休日はどのように過ごされていますか?

 ドライブや遠出をするのが好きで、当館管轄地域を知る意味でも週末によく出掛けています。これまでに、北島ではケープレインガや90マイル・ビーチ、ワイタンギを含むノースランド、そしてロトルア、ハミルトン、タウランガを訪問しています。そして、管轄外ですが、映画「ラスト・サムライ」の撮影地となったタラナキ地方にも訪れたことがあります。
 あとは釣りにも挑戦してみたいと思っているところです。

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