Vol.46 時代を飾るキウイ ニュージーランド・アイドル ベン・ルミス


ニュージーランドを一世風靡したTV番組『第2回ニュージーランドアイドル』で戦った彼等のように、ベンもここから全てが始まった。第1回ニュージーランドアイドルで優勝したベンは、確実にアイドルからアーティストとしてセクシーな男へと変化しつつある・・・。

ニュージーランドアイドル・Ben Lummis(ベン・ルミス)

Ben Lummis
ベン・ルミス
歌手 / Singer

1978年6月1日生まれ。ウェリントン出身。昨年5月「第1回ニュージーランドアイドル」で優勝。ファーストシングル『They Can't Take That Away』はニュージーランド・ヒットチャートで7週間に渡り第1位。ファーストアルバム『One Road』も2週間1位に。ニュージーランド・ミュージックアワード2004ではHIGHEST SELLING NZ SINGLEの大賞に輝く。敬虔なクリスチャンのベンは、教会では歌は歌わずに聴いているという。プロ歌手として、ボイストレーニングは週に1度。趣味は映画鑑賞。家で過ごすのが好きで、タッチラグビーやラグビーをして休みの日は楽しんでいる。お酒は、誕生日会や結婚式などの特別な日にだけ飲み、普段は飲まない。好きなレストランはポンソンビー通りの「Prego」。

ニュージーランドアイドル

E:トンガ出身って聞きましたが。
B:おやじはトンガ出身だけど、母親はマオリ(ニュージーランド人)で、俺はニュージーランド生まれだよ。

E:ニュージーランドのどこで生まれたの?
B:俺が生まれ育ったのは、ウェリントン。

E:いつごろ、なぜオークランドに来たの?
B:パフォーミングアートスクールで歌を習うために1998年にオークランドに来たんだ。

E:その後は何をしていたの?
B:小売店で働いたり、倉庫で働いたりした後、ニュージーランドアイドルで優勝した1年半前の俺が23才の時から、学校の障害者クラスのティーチャーエイド(教員助手)の仕事をしていた。

E:ニュージーランドアイドルのオーディションに応募したきっかけは?
B:教会の友達からニュージーランドアイドルのオーディションに応募したらと勧められて。

E:いつ頃から、歌が上手いと思い始めましたか?
B:小さな頃からだからはっきりとは覚えていないけれども、学校の友達にも歌が上手いと言われていたし、いつ頃からか自分でもそう感じていたんだ。

気取りもなく、とてもフランクに話をしてくれるベン。そんなベンが、自身の歌を上手いと感じていたというのだから、ベンが小さな頃から、よほど歌が上手かったのだろう。

E:お父さんとお母さんも歌が上手いの?
B:まあ上手いけど、俺ほど上手くはないよ。

歌に限っては、子供の方が上であるという感じで答えるベン。

E:初めて、TV番組『ニュージーランドアイドル』で歌を歌った時はどうでした?
B:ナーバスになって体が震えたよ。2回目もまだナーバスで、3週間くらいそういう状態が続いたけど、回を重ねていくうちに自信が付いてきて、リラックスできるようになった。

その時の様子をリアルに表現するかのように、手を震えさせてジェスチャー付きで答えてくれた。

E:現在は、大勢の前で歌を歌う時はどうですか?
B:今は、全く緊張しなくなった。人前で歌うことはとても楽しいし、大好きだよ。

E:ニュージーランドアイドルで優勝した時、どう思いましたか?
B:みんなが俺をニュージーランドアイドルに選んでくれて、とても感謝したよ。

そして、このことをベンはとても謙虚に受け止めているという。

E:ニュージーランドアイドルで優勝した時の家族の反応は?
B:おやじも母親もとても喜んでいたよ。会場に2人とも来ていて、母親は嬉しくて泣いてしまって、おやじは会場の客席で立ち上がって両手をVの字に上げているのがテレビで放映されているから、その時のビデオを観たらその時の光景を観ることができるよ。

ベンも両手をお父さんがしたようにVの字に上げて説明してくれた。

E:では友人の反応は?
B:とても喜んでいたし、俺が優勝したことを誇りに思ってくれた。

E:ニュージーランドアイドルで準優勝だったマイケルとは今でも連絡を取っていますか?
B:今でも時々話をしているよ。マイケルはおれの友人だから。彼も今もこの業界で仕事をしているよ。

E:世界中でニュージーランドアイドルと同じ企画の番組がありますが、他の国のアイドルとあなたの違いは?
B:俺がニュージーランド人だってこと。(ニコッと笑う)あっ、これは正しいね。各国のアイドルはそれぞれ違った魅力があって、違う歌のスタイルがある。

E:第1回ニュージーランドアイドルと第2回ニュージーランドアイドルの違いは?
B:うーん。第2回ニュージーランドアイドルの番組は殆ど観たことがないんだ。日曜の夜は教会に行っているから。

歌手 ベン・ルミス

E:ニュージーランド・アイドルで優勝して生活は変わりましたか?
B:大きく変化したよ。今の方がずっと忙しいし、今はみんながおれのことを知っている。以前のショートヘアの時は直ぐにみんながベンだって気づいたけど、今は髪の毛が伸びたので多少気付くのに時間がかかるけど、それでもみんなベンだって気付くよ。

E:みんながベンだって気付く状況は好きですか?
B:彼等がいい人達だったらね。気持ちの良い対応をされるととても嬉しいよ。でも馬鹿げたことする人も中にはいるからそういうのは嫌だけどね。

E:その中で最悪だったことは?
B:インバカーギルで、水爆弾を投げられたことだね。

E:ニュージーランドアイドルで優勝して最も良かったことは?
B:ギリシアで開催されたアテネ・オリンピックに行ったこと。そこで、ニュージーランドチームのために歌を歌ったんだ。

E:では最悪だったことは?
B:やっぱり、水爆弾を投げられたことかな。他には特にないな。仕事はとても楽しいし充実しているからね。

E:ファーストアルバム『OneRoad』の製作時のエピソードは?
B:特に大したことはなかったよ。レコード会社が曲の一覧を見せてくれて、全ての曲を聞いて、その中で俺が好きだった曲を選んでアルバムにしたんだ。

E:CDジャケットはどこで撮影したの?
B:グレイリーンにある教会の隣にある古い建物だよ。住所は分からないな。

E:CDジャケットの剃り込みの入った髪型は誰が考えたの?
B:自分で。

E:現在、髪の毛が多少長いけど。
B:今は冬だからね。(冗談ぽくベンは笑う。)

E:現在どんな活動をしていますか?
B:仕事のためにずっとNZ中を回っているよ。先週はコンサートに参加するためにウェリントンへ行ってきたんだ。特に週末が忙しいね。

E:それだけ働いていたら、収入もいい?
B:十分貰っていると思うよ。満足しているか?と言われると、誰だって現状の上を目指しているだろうから誰だって満足はしていないと思うけど、現在の収入に不満はないよ。

E:休みの時は何をしたいですか?
B:映画を観たいね。一番好きな映画は『Brave Heart』。アクション、コメディ、ロマンス、全ての要素が入っているから。

E:あなたにとってCoolとは?
B:俺の歌が、みんなを幸せにすること。

言葉数少なく話をするベンは、色っぽくてカッコいい!

クリスチャン

E:教会の話が多いけれども、毎週日曜日は教会に行っているの?
B:オークランドにいる時は、いつも行っているよ。

ベンは敬虔なクリスチャンだ。

E:第1回ニュージーランドアイドルもTVで観なかったの?
B:その時は、教会に来ていた人はみんな、ニュージーランドアイドルの放送時間に家に帰ってテレビを観ていたよ。

E:ところで、何曜日に実際のオーディションは行われていたの?
B:月曜日だよ。

E:それにしても、教会はベンさんにとってそれほどまでに大事なんだ。
B:うん。

当然のように答えられたので、「そうなのか...。」と言っていると、

B:Help me to be strong!

ベンにとっての教会の意味を力強く語ってくれた。

E:ところで、どこの教会へ行っているの?
B:Breakthrough Church。Auckland Girls Collegeのところにある教会だよ。日曜日の朝10時半にいつも行っているよ。

E:ベンさんに会いたい日本人ファンもこの教会へ行ってもいいかしら?
B:いいよ。

E:本当に、日本人ファンがBreakthrough教会にベンさんに会うために行っていいの?
B:うん。

また、あっさり返事が戻ってきた。日本人のファンがベンに会うためにBreakthrough教会に訪れても全く問題がないそうだ。

今後

E:次回のアルバムの予定は?
B:今ちょうど、曲を作っているところなんだ。曲の感じは前回と似ているけれども、今回の方がもっとイイ感じだよ。

E:これまでも曲を作った経験はあるの?
B:以前ね。曲作りを始めたのは10代のころ。教会のために曲を作っていたよ。だから、アルバムとは違うタイプの曲だけどね。

E:何か楽器はできるの?
B:ギターを。それとピアノを少しだけ。

E:今後の予定は?
B:今年中にセカンドアルバムを出したいと思っているんだ。だから現在はそれに集中している。そして、来年、そのアルバムでオーストラリアにも進出したいと思っているんだ。以前、オーストラリアに仕事で行ったけど、その時はゲストとしてコンサートで歌っただけだったからね。今回は本格的にオーストラリアデビューをしたいと思っているんだ。

E:今後の夢は?
B:俺の曲を世界中に広めることで、頑張ればできると思っている。

ベンの言葉には浮いた感じが全くなく、じっくりと着実に目的を果たそうとしているのが感じられた。

E:日本人ファンにメッセージを。
B:いつも応援してくれてありがとう。色んな場所で日本人に会うけれども、みなさん、いつも思いやりがあって、嬉しく思っています。これまで日本には行ったことがないけれども、とても行きたい国だし、いつかおれの音楽を持って、日本に行くことができればと思っています。

日本人の友人はいないというベン。でも、日本人にはとても好意的で、ベンが日本進出もいつか果たしたいという希望がとてもクリアに伝わってきたのであった。

ニュージーランドアイドルで優勝してから現在までアーティストとして忙しく活動し続けているベン。その活動を通して、現在、ベンに歌手としての確固たる自信が付いているのを感じた。そして何よりも、現在のベンはアイドルというよりも、スターとして色気の漂う男になっていた。

カテゴリ:歌手
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