Vol.30 自由時間 ビーズアクセサリー作り


オークランドの自宅でいろとりどりのビーズに囲まれてアクセサリー作りをしているマッギー千恵子さん。家事、育児の合間に趣味を持ち、ニュージーランド生活を楽しんでいた。

ニュージーランドでビーズアクセサリー作り

McGee Chieko
マッギー 千恵子
ビーズアクセサリー作り / beads accessory

1972 年生まれ。福岡県出身。95年結婚を機にオークランドに来る。友人に頼まれたことからビーズアクセサリー作りに熱中。毎週土曜日にビーズアクセサリー教室で教えている。最近、帰国した際に感じた着物や桜などの日本の文化を作品の中に取り入れられたらと考えている。8才男の子ともうすぐ3才の女の子を持つ二児の母でもある。
常時ストックがあるわけではないが作品のオーダーや自分だけのアクセサリーを作ってみたいという方の相談などにも応じている。
連絡先09-483-4119

ビーズはほんの趣味から

この国との関わりは10年前にさかのぼります。私は短大を卒業後、就職し、精神薄弱者のための指導員として施設で2年間働いていました。そして、その間に知り合ったキウィ男性との結婚を期にニュージーランドに住むことになったのです。この国には、それまで旅行でも訪れたことなどありませんでした。来た当初は、英語をしゃべることが出来ず、知り合いもそれほどいなかったため、はじめての国での生活に少し戸惑いを感じることもありました。ですが、ソーイング、ビーズアクセサリー作り、ガーデニングなどを趣味として続けることができたため、充実した毎日を送ることが出来ました。そして、知り合いを増やしていきながら、ビーズアクセサリー作りにのめり込むようになったのです。今思うと、あるとき友人にこんなデザインのアクセサリーを作って欲しい、と頼まれたことがはじまりだったのだと思います。それまでにも友人とお互いの家でお茶を飲みながら話す機会に私が作っているビーズアクセサリーのことを話したり、作品を見せたことはありました。ですが、ビーズアクセサリーは、普段自分が身につけるためのものでした。友人から頼まれて作ったものはとても喜ばれました。それから、日本の雑誌に載っているものを見せられ、こんな風に作って、とかこの服に合うネックレスを作って、などと友人から少しずつ注文を受けて作るようになったのです。

魅力は色を楽しむことから

幼い頃から母が絵を描いているのを見て育った影響もあるのかも知れません。また、私はクレヨンに似たクーピーと呼ばれるペンシルの削りかすを混ぜて色遊びをすることが好きでした。色の組み合わせに大変興味があり、ビーズアクセサリー作り以外のことをしていても、この色とこの色を組み合わせてとか、この色は使ったことがないから試してみようとかを考えていました。子どもがぬり絵をしているかのように、ビーズであったり、刺繍であったりと対象が異なっても、作品を完成させていく過程で色遊びをしていくことが好きなのです。色だけでなく、ビーズアクセサリー作りの材料となるビーズは様々です。どんなパーツを選ぶかで同じデザインのものでも違った印象を与えます。パーツには例えば、素材によらず丸い形のラウンドビーズ、カットの入った丸いビーズであるラウンドカット、楕円球体のオーバル、長細い楕円形のライスなど、いろいろな形があります。また、光がまったく透き通らない加工がされたものや、つや消しされたものなどもあります。ガラス、天然石、骨などの素材も様々で材料を選ぶことから楽しむことが出来ます。一度は耳にしたことがあるかも知れませんがスワロフスキーという種類は、オーストラリアのスワロフスキー社で作られるクリスタルビーズで、世界でトップクラスの品質と言われているビーズです。精巧なカットと鉛の配合により、キラキラと光り輝くビーズで人気があります。色、形、質感などの組み合わせは無限でビーズアクセサリー作りは十人十色だと思います。

家事、育児との両立

毎朝、頭の中でその日の予定を整理することからはじまります。子どもがいますからビーズアクセサリー作りばかりしているわけにはいきません。ですから、うまくバランスを取りながら趣味を楽しむためにも、考えるのです。考えることでちょっとしたアイデアが浮かぶこともあります。実際は、ほとんど予定通りに進むことはありません。というのも、子どもはジュースをこぼしたり、目を離しているとちょっとしたことで兄弟げんかしたりと常に私の予想を超えることをしますから。ですが、その考えるという時間自体も楽しんでいるのです。別にビジネスでしているわけではありませんから、スローペースでコツコツと進めています。今まで友人から頼まれたものも時間が取れずに1ヶ月近くかかってしまったときもありました。ですがみんな気長に待ってくれ、喜んでくれました。いろいろなアドバイスも与えてくれました。

自分らしい作品作りを目指して

毎週土曜日の午前中に2時間程度で出来るものを選んで毎回テーマを決め、教えています。だいたい8人ぐらいの人達が集まってくれます。ある週はネックレスかブレスレットを選んでもらい作りました。まずは、材料選びからです。あらかじめ自分たちで用意してきた材料を持参してきた人もいましたし、私が用意したものから選んだ人もいました。人が選ぶ色や組み合わせはとても新鮮です。誰も手にしていないものが似合うなど、こういった組み合わせも面白いなあと毎回、関心してしまいます。そして、準備が出来たら、みんなで一緒に作り始めます。作り方を説明したものをプリントして渡し、順番に進めていきます。ビーズを3つ通します。そして、その次にさらに3つずつ通します。といった具合にお手本を見せながら、みんなで作っていくのです。途中、ビーズをこぼしてしまったり、なかなか穴に糸が通らなかったりと個人差が出てきます。そうすると個人の状況に合わせて個別に教えていくのです。みなさん、作っているときはお互い励まし合いながら、作り終えたら、その色いいわね、とか今度その組み合わせ試してみようかしら、などほめることも忘れてはいません。みんなで行うビーズアクセサリー作りの楽しいところは、そういったこともあるのだと思います。アクセサリー作りは、人の好みもあるのですが自分の想像していたものと違うものになることも多いので新しい発見があります。私の作品を見た人がその作品の中から私だけのオリジナルの様なものを感じてくれたら嬉しいと思います。今後も多くの人と出会いながらビーズアクセサリーの中に私らしさを入れていきたいと思います。

カテゴリ:趣味
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