Vol.106 英語で学ぶ ニュージーランドで園芸留学


福井亮介さんと小西健一さんは、Regent International Education GroupでHorticulture(園芸学)を学んでいる。それは公園の樹木からベランダのポットの花まで、人とかかわる植物のすべてをカバーし、農業における園芸の技術や、自然や文化との関わりを学ぶものである。街路樹や芝生など緑を多く取り入れた街作りや、いたる所に園芸ショップが見られるなど、人と植物の関わりが深いニュージーランドでこそ、学ぶ価値のあるもののひとつだと二人はいう。

Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん【Profile】
福井亮介 Ryosuke Fukui (写真左)
1985年生まれ。広島県出身。パーマストンノースの農業高校に通っていたころから植物に関わる道に進みたいと考えていた。勉強を始めて感動したことは植物も人間と同じように男と女(雌雄)があり時には両方の性質をもつニューハーフもいるということ。

小西健一 Kenichi Konishi (写真右)
1985年生まれ。千葉県出身。日本ではコックとして2年働く。その後大学に行こうとニュージーランドに渡航。しかし、その途中で園芸学というものの存在に気がつき、足を踏み入れる。学校では実習が多いため、手は常に切り傷が絶えないという。

ニュージーランドの農業高校を出た後、日本の大学に行き、再び戻ってきた福井さん。仕事をするなら土に関わることをしたい、どうせなら自然が豊かなニュージーランドで学びたいと思い園芸学のコースのある学校を選んだ。一方、小西さんは日本で2年ほど働いた後、新しい進路を模索している時に海外という選択肢をみつけ、そのなかでニュージーランドが目にとまった。ガーデニング大国と言われているところなので、それを身につけるのが、一番「ニュージーランドらしい」のではないかと考えた。

福井亮介さん

Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん学校のプラントフィールドには野生のクジャクがいて、それを見ると心が和むという。Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん二人とも永住権を取ることも一つの目標にしている。人生の選択の幅を広げたいというのがその理由。Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん植物の世界でも雄はごつごつしていて、雌は繊細な感じの形が多いという。Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さんクラスには地元のキウイのほかに中国、インド、フィジーの生徒もいるという。Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さんRegent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さんRegent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さんRegent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん

学校では植物の育て方やどんな土肥があるのか、どんな害虫がいるのかなど、まずは植物全般の基礎を学びます。そのなかでもメインのなるひとつは、育てて増やすということです。オークランドでも、少し郊外に行くとあるナーサリーで使う技術を習得するのです。ナーサリーとは植物の種や苗を作るところで、そこから園芸ショップや農家に卸したりします。増やす方法は様々で、種から発芽させるという方法のほかに、ホストプラントと呼ばれる植物から枝を切って溶液の中につけて育てるカッティング、根っこから4つに分けるディバイディングという方法がメインです。タカニニとボンベイヒルに学校のプラントフィールドがあり、そこのアジサイを使ってこうした実習を行っています。こうした実習が多いのがニュージーランドの園芸学の魅力の一つです。少なくとも週に2回は一般の農場に行き、実際の現場の仕事の手伝いをします。最近は西オークランドにあるハーブ園に通っており、ひたすらローズマリーを植えています。水の通り道を作り、穴を掘って、苗を植えてと、中腰での作業が一日続くため、体には少々こたえますが、素晴らしい経験だと思っております。というのは、私はまだこのコースに入ってやっと3ヶ月ほど経ったばかりなのですが、最初は何を見ても何を聞いても、「みんな同じ花じゃないか、木じゃないか」というくらいにしか思えませんでした。ところが毎日、教室で学び、そして、実習で実際に植物に触れることで花や木の一つ一つの違いがわかるようになってきた、という変化が起きたのです。街を歩いていて、木や花に目がいくようになり、するとその木が「あっ、これは害虫にやられている」とか「この花畑に元気がないのはこれが原因だな」と、気がついたら、植物の顔が見えるようになってきたのです。これは実習の時間が多いからこそ身についたものだと思います。まだまだスタートしたばかりですが、いつかは自分のファームを持ちたいという夢がありますから、もっともっと知識を得て、そして植物たちに触れていきたいと思っています。

小西健一 さん

私は後3ヶ月ほどで卒業になります。今は主にガーデンのデザインについての授業が中心になっています。もともと、海外に住んでみたいという希望もありましたから、永住権も取りたいなーと思ってこの国に来ました。そしてニュージーランドの植物たちに実際に1年半触れて、ますますその気持ちは強くなりました。今は野菜の生産に興味がありますので、いずれはこの国で、それに関わる仕事に就きたいと思っています。手始めというわけではありませんが、友人が日本から持ってきた新しい肥料の実験も兼ねて、学校のフィールドを借りてニンジン、ズッキーニ、チンゲン菜などを育てています。ニュージーランドではワサビの栽培もされており、水耕栽培や普通の土での栽培とこれまでにこの国で、何度か失敗もあったそうですが、現在はカンタベリーで成功して行われているそうです。そうした日本との関わりがある方面にもとても興味を持っています。ニュージーランドは日本に比べてゆっくりとした時間が流れているような気がしますが、ファームをしていたり、こうした園芸に関わって生きている人たちはホントにマイペースでさらにゆっくりとした時間の中で生きているような気がします。そんなこともあってか元気な人も多く、先生の中には80歳くらいでも、とても元気なランドスケーパーの人もいました。先生たちはよく「家でベランダの花や庭のガーデニングをすることも、市役所の人がトラックで公園の木や街路樹を植えることも、みんなHorticultureだ」と言います。植物に関わることはすべて園芸学なのです。学校ではそのベースとなるものを勉強して、卒業してからそれぞれの専門に入っていくということになります。それは庭の手入れをするガーデナーであったり、種や苗を作るナーサリーの仕事であったり、公園の樹木の管理者であったり様々です。そんなニュージーランドですから実際に園芸に関わる仕事をしている人も多いと思います。だからこそHorticultureを学ぶ人も多く、また、教室で学んだことを活かせる実習先も多く、いろいろな経験を積むことができます。私は卒業まであとわずかですが、この先はニュージーランドで植物に携わる仕事をしていければと思っています。

Regent International・Horticulture(園芸学)留学生・福井亮介さん&小西健一さん
独自の植物が多いというニュージーランド。授業では必ずネイティブなのか、外来種の植物なのかを覚えるようにと言われる。

カテゴリ:ガーデニング
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