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Kirsten Taylor
New Zealand Health Shop社長

勝亦 秀彰
Whitireia New Zealand
Bachelor of Applied Arts 留学生

大塚ゆかり
National Technology Institute学生 ほか

Vol.45 時代を飾るキウイ ニュージーランドの歌手ヘイリー・ウェステンラ

サンプルイメージ 歌手 Hayley Westenra さん
あれから3年。E-CUBEのアイドルが、世界のスターになって戻ってきた。

雅子さまのお気に入りアーティストであるヘイリー
ドラマ『白い巨塔』や映画『ローレライ』の主題歌を歌ったヘイリー
イギリスのクラシカルチャートで第1位に輝いたヘイリー
そんなヘイリーが、我々に素顔を見せてくれた

前回、E-CUBEがヘイリーの取材を行ったのは、彼女が15歳の時(2002年7月号)。我々にとって3年振りの再会となった。ヘイリーはE-CUBEのミューズ的存在だ。現在ロンドンをベースに活躍するヘイリーが、ニューアルバム『Odyssey(オデッセイ)』の宣伝のためにニュージーランドに戻って来た。そこで、我々は彼女が滞在していたオークランドにあるスカイシティグランドホテルに取材のために訪れた。部屋のドアを開けた瞬間、世界のスターとなったヘイリーと彼女の母親ジルが家族のように迎えてくれた。

Hayley Westenra(ヘイリー・ウェステンラ)

Hayley Westenra
ヘイリー・ウィステンラ
歌手 / Singer


1987年4月クライストチャーチ生まれ。18歳。6歳の時、ヴァイオリンのレッスンを始め、その後ピアノ、リコーダー、ジャズダンスなどを習う。12歳でデモアルバムを作成し、それが話題を呼ぶ。2000年にユニバーサルNZと契約。2001年アルバム「Hayley Westenra」でニュージーランドデビュー。4週間連続1位。トリプル・プラチナム獲得。2003年デッカ・レーベルよりアルバム「Pure」で世界デビュー。好きな国は日本とニュージーランド、刺身がfavourite food。

主な作品
CD 『Odyssey』
クロスオーバー・シンガーとして自信の伺える最新作。

DVD 『Live In Concert』
ヘイリーの安定した歌声、愛らしさをこのDVDで感じ取って下さい。

自伝 『The World at Her Feet/Paul Little (Penguin Books)』 ヘイリーのことをもっと知りたい人、英語の勉強も兼ねていかが?

Link
★ E Cube(2002年7月号)ヘイリー日本語メディア初登場の記事はこちら。 http://www.ecube.co.nz/
★ ロンドン特派員ニュース(今月号 P33)
★ ニュージーランドから発信するヘイリー日本語ファンサイト Yahoo!Japanにて「ヘイリー」と検索。「Hayley Westenra追っ掛け隊 in NZ!!」がそれ。
★ Unicef NZ ヘイリーの活動の様子を見ることが出来る。http://www.unicef.co.nz/

E-CUBEにとって空白の3年間

前回、ヘイリーが登場したE-CUBE2002年7月号をヘイリーに見せた。「覚えているわよ。ハハハ・・・、3年前、ハハハ・・・、3年前、ハハハ・・・。」とヘイリーは3年前の自身の写真を見て、その部分を恥ずかしそうに両手で覆い隠した。

E:この3年間を振り返って、変わったことは?
H:以前より歌を歌う機会が増えたことと、仕事を通して以前よりマチュアになったこと。忙しくなって、移動も多くなって・・・。アルバム『Pure』が成功したので、ニューアルバムでは、マスコミの取り上げ方や対応など、様々な面で以前よりも敬重されていると思う。でも、他のことは変わってないわ。

E:昔の自分(ヘイリー)の歌声を聞いてどう思う?
H:昔の私の歌声は、若いのにとっても大人っぽい声だとみんなに言われていたのだけれど、私が今聞くと、とってもスウィートだし若い声だと思うわ。

E:クロスオーバー系歌手のヘイリーにとってノドが命だと思うけど、普段ノドをどのようにケアーしているの?
H:2、3日前から風邪をちょうど引いているので、今は特別にマヌカハニーを取るようにしているの。普段気を付けていることは、水を沢山飲んで、よく食べて、よく寝ることの3つね。自分の体全体をケアーすることが、ノドにも通じるから、自分自身をちゃんと管理することが一番大切だと思うの。

E:今までに壁にぶつかったことは?
H:壁には、まだぶつかっていないわ。人生を楽しむというのは大事なことだと思うから、自分の目標だけを見て前に進むことにしているの。

E:ヘイリーにとってプロフェッショナル・シンガーとは?
H:私の中では、歌うことが趣味なの。趣味が仕事になって、とっても充実しているわ。それに、仕事は歌う事だけではなくて、インタビューとかもあるし、今のこのインタビューの時間もとても楽しいわ。他には、トラベリング(仕事のための移動)とか・・・、うぅん?これはそんなに楽しくないかな・・・。

トーンが一気に下がり、話が止まった。ヘイリーからこのような調子の言葉を聞くのはとても珍しいことだった。

E:昨日は20件の取材を受けて、今日は5件目と聞いたけれど、忙しいですね。
H:そうなの、今朝も早朝6時に起きたのよ。ラジオの収録のために。すごく早い時間ではないのだけれど・・・。I am not a morning person at all!!

と強調した。どうも彼女は早起きが苦手のようだ。これが彼女の数少ない弱点の一つ?

E:今、どこに住んでいるの?
H:私の家は今でもクライストチャーチだと考えているけれども、残念ながら実際にクライストチャーチにいる時間は、年に1カ月くらいなの。仕事のために、3年前からロンドンがベースになっていて。その上、以前まではロンドンに行っても2、3ヶ月の滞在だったのだけど、今年は完全にロンドンがベースになって。だから、以前はホテルに住んでいたのだけど、現在は今年の終わりまで、ロンドンのChiswickでフラットを借りているの。

E:イギリスとニュージーランドとでは、どちらが好き?
H:もちろんニュージーランドよ。ニュージーランドは本当に美しい国。私のロンドンの生活は、忙しくて時間に追われているしね。

いつも彼女の言葉から、彼女がNZやクライストチャーチを愛する気持ちを感じる。

E:ロンドンでは移動する時は、何を使っているの?
H:仕事の時は車だけれど、私用の時は地下鉄を使っているわ。

という庶民派ヘイリー。しかし、数多くのスターに会っているのでは?
H:パーティーなどで会うけれども、みんな忙しそうで、話をしても儀礼的な挨拶程度ね。U2も遠くから見たことがある程度で、話なんて到底できなかったわ。

後で母親のジルにも同じ質問をした。ヘイリーと同じような回答が返ってきた。世界のスターとなっても、ヘイリーもジルも高ぶらず、ごくごく普通のキーウィのようだった。

今年、日本を3回訪問したヘイリー

今年に入ってヘイリーは既に3度日本を訪れている。過去の日本滞在時にはTV番組「たけしの誰でもピカソ」、「笑っていいとも」、J-WAVEなど、数々のテレビやラジオ番組に出演し、東京と大阪でコンサートも行った。

E:TV番組「たけしの誰でもピカソ」で、世界のジャズピアニスト・松居慶子とインディアンハーブ・アルパ奏者・上松美香と共演してどうだった?
H:とても楽しかったわ。今年の6月には美香が花束を持って私のコンサートに来てくれたの。

E:皇太子ご夫妻にお会いになってどうだった?(6月4日の東京公演・サントリーホール)
H:何を話したかは言えないのだけれど、2人ともとてもラブリーで、気取り無く話をして下さったわ。

E:ヘイリーのCD「モーツアルトの子守歌」(映画「ローレライ」の主題歌)には、日本語で歌っている曲が入っているけれど、日本語で歌ってどうだった?
H: 面白かったわ。レコーディングも含めて、数日で行ったの。その映画画関係者の人が口頭で日本語の歌詞を発音してくれて、それを自分が歌いやすいようにアルファベットを使って自分で書き取って歌ったの。この仕事はチャレンジだったわね。

日本では、滞在期間中に仕事をこなさないといけないので、多忙なイギリスの生活よりも更にハードだったとヘイリーは語る。しかし、日本滞在を楽しんだということは彼女の目の輝きからとても伝わってきた。

ニュージーランドで8月8日にニュー・リリースされたアルバム『Odyssey(オデッセイ)』

E:『Odyssey(オデッセイ)』のアルバムを作るに当たって、世界的成功を収めた前アルバム『Pure(ピュア)』の成功がプレッシャーになった?
H:少しね。でも一番大事なことは、『Odyssey』の製作だけに焦点をあてることだと考えていたわ。

E:今回も『Pure』と同じプロデューサーGiles Martin(彼の父は、ビートルズの伝説的プロデューサーのサー・ジョージ・マーティン)を起用したのは何故?
H:『Pure』で彼と一緒にいい仕事ができて、とても幸せだったから、今回も続けてお願いしたいと思ったし、彼は私の音楽的な能力をもっと発展させることができると考えたから。

E:前アルバム『Pure』とニューアルバム『Odyssey』の違いは?
H:路線は大きく変わっていないけれど、先ず私の声が随分成長しているわ。声の幅も出てきたし、このアルバムの方が、全体的にもっと強い印象を受けると思う。

E:前回まではいつもニュージーランドの曲やマオリの曲がアルバムに入っていたけれど、今回は?
H: このアルバムにはニュージーランドの曲を入れていないの。ただ、ニュージーランドで撮影された映画「The Lord of the Rings」の中で使われたエンヤの曲「May it be」をカバーした、という意味でNZに関係しているわ。そして、この曲は私の大好きな曲だから、多くの人に聴いてもらいたくて。

ニューアルバム『Odyssey』では、ヘイリー自身が曲選びや曲作り(「What you never know」で共作)、アレンジも含めて加わったという意欲作で、彼女の魅力がたっぷり入ったアルバムとなっている。

写真撮影・・・今を美しく輝くヘイリー

形式的なインタビューを終えて、E-CUBEのカメラマンがヘイリーの写真を撮影し始めた。ヘイリーがカメラに向ける視線や表情は、インタビューの時とは全く違うものだったが、撮影の合間に見せるヘイリーの表情はより素顔になって話が弾む。

E:いつもポーズは自分で考えているの?
H:そうなの、いつも自分で考えているわ。

E:ところで、どんな日本語を覚えている?
H:「お疲れ様でしたー」「ありがと、ございましたー」それから「よろしく、お願いしまーす」

日本での滞在は主に仕事ということもあって、仕事で使われる言葉が元気に彼女の口から出てくる。

E:関西のTV番組「いつでも笑みを!」で、番組側が用意した「もずく」を、番組中にヘイリーは美味しそうに食べ続けていたけれど、「もずく」はどうだった?
H:うぅーん・・・。あの番組の後、みなさんから、「もずく」を何パックも貰って。今は、ちょっと・・・。

表情は受け付けない様子。でも彼女の性格上、嫌いとは言えないようだった。E-CUBE用のプロフィールの「My favorite food」をヘイリーが考えている時、もう一度、念のために「もずく」に関して聞いてみた。やはり冗談でも「My favorite food」に「もずく」は書けないようだった。
今回ヘイリーを撮影するE-CUBEのカメラマンは、母親のジルが撮影するユニセフ用の写真撮影のお手伝いをすることに。ヘイリーはニュージーランドのユニセフ大使で、彼女自身が意欲的に取り組んでいる活動のひとつである。ジルとE-CUBEのカメラマンは、写真コンテストで優勝を競うように、お互いの写真を見せ合っては刺激を受け、より良い写真作りに専念していた。カメラマンとして2人とも同じくらい負けず嫌いのようだ。E-CUBEの撮影、ユニセフ用の撮影合わせて合計1時間以上を費やした頃、ヘイリーは、わざと疲れて座る仕草をした。優等生ヘイリーのイメージに反する可愛らしい一面だった。しかし、最後まで納得の行く写真に仕上げようとしたのは、ヘイリーその人だった。

E:そうそう、2日目の東京コンサートでは、曲「Amazing Grace」の出だしのキーが間違っていたらしいけれど、何が起こったの?(ヘイリーはミスのない歌手として有名だ。だから、これは貴重な情報である。)
H: ちょっとナーバスだったからか、ピアニストからもらった歌い出しのキーを忘れてしまって違うキーで歌い始めたの。次に入ってきた伴奏のキーが私と違うキーだったことに気付いて、「Oh, Gosh!」と自分でも驚いてしまって。それでもそのまま伴奏に合わせて歌い続けたわ。その上、私はこの曲を4部構成で歌うと勘違いしていて、伴奏は3部で終わったの。でも、私はその4部目を歌い出してしまって・・・。同じ曲の中で2回もこのようなことが起こるなんて恥ずかしいわ・・・。それにしても、どうしてそんなこと知っているのよ!(爆笑)

8月8日ニューアルバム『Odyssey(オデッセイ)』ショーケース

ヘイリーのニューアルバムお披露目パーティーに、招待状を受け取った有名人やメディア関係の人々が大勢集まった。ヘイリーが新曲を披露し、観客からは喝采。新曲と同じ名前「Odyssey(オデッセイ)」ブランドのワインやスナック類が用意され、招待客はそれぞれ時間を楽しんだ。ショーケース終了後、ヘイリーは会場を周り、来場者と楽しく談笑、サインや撮影に応じていた。
その時またヘイリーと話をすることができ、来年日本に来るとの情報を得た。

E: 日本のファンへメッセージを。
H: 皆さん、私をいつもサポートしてくれたり、コンサートに来てくれたり、アルバムを購入してくれてありがとう!来年5月に日本へ行く予定です。皆さんに会えるのを楽しみにしています!

オデッセイ=長い旅路。ヘイリーの音楽の旅路は再び始まった。どこへ向かい、どこに行き着くのか。これからもE CUBEはヘイリーのことを見守り続けていきたいと思っている。

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