D&A; Design & Arts College of New Zealand

Design&Arts College of New Zealand (D&A) は、南島で唯一のデザインの高等教育機関だ。全てのコースはNZQAに認定されている。日本で言えば、専門学校と大学を組み合わせた学校で、学生はデザインの入門の勉強から専門的なBachelorの勉強まで、個人の目的に併せて幅広く学ぶことができる。クライストチャーチの市内にキャンパスをもつD&Aには、およそ400人の生徒が通う。生徒も現地のキウイからアジア・ヨーロッパ等各国からの留学生と国籍は様々だ。
D&Aの特徴は、多様なデザインに関連するコースを備えていること、そして初心者からでもそれを学ぶことができる、という点だ。英語力に自信がない場合でも問題はない。D&Aでは、本科コースでデザインを学ぶための英語力をつけるpreparation コースを用意している。同コースは、入学条件がIELTS4.5と比較的やさしく、36週間の英語とデザインの勉強の後、本科コースへ進学することができる。英語力は十分だか、美術系の基礎の勉強が必要、という場合にはファウンデーションコースを用意している。ここでは18週間の短期間で絵画、デッサン、フォトグラフィーといったデザイン分野の基礎を学び、その後本科コースへ進学する。
D&Aの本科コースは7つ。ファインアート、フォトグラフィー、グラフィックデザイン、建築デザイン、インテリアデザイン、メイクアップデザイン、これかの中から自分の専門を選択して学習する。学校ではただ学ぶだけではなく、生徒の実力を発表する場として、生徒による展示会（exhibition）を年に数回行っている。各コースごとに行うため、ほぼ毎月何かの展示会がある。展示会ではファッションショーなどでその学生の実力を見ることができ、お互いに刺激を受けながら切磋琢磨して勉強ができる環境だ。