「ビジネス・カレッジ」と聞くと、ビジネス分野が勉強できる学校の一般名詞のことかと思いきや、「ビジネス・カレッジ」とは正真正銘の学校名だ。文字通り、ビジネスの勉強から、一般英語、他の学校にはないゴルフの各コースがあり、そして今注目を集めているのがIELTSコースだ。その理由はほぼ満点に近いバンドスコア9.0を記録した卒業生がいるから。
ダイレクター・オブ・スタディーズを務めるカースティ・カントレーさんはすべての先生を取りまとめ、授業の内容とクオリティをチェックし、さらにIELTSの先生も兼任する。ご本人も驚いたというIELTS9.0を排出したIELTSコースについてご紹介いただいた。
【Profile】
Kirsty Cantley
Director of Studies, Business College
CELTA(英語を母国語としない人に英語を教える資格)、Adult Education(大人に教える資格)を取り、2001年よりいくつかの語学学校でESOL(英語を母国語としない人のための英語)を教える。2006年より英語の教鞭をとるかたわら語学学校のマネージメントスタッフとして参加する。2011年よりBusiness Collegeに参加し、現職。趣味はランニング。ハーフマラソンも楽にこなす。
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Business Collegeという学校名
Business College はダイレクター兼校長 のElizabeth Sutherland が金融関係 に 長く勤務し、投資、人事、指導・助言、危機管理、マーケティング、販売など多くの分野で積んだ経験をコンサルタントとして多くの企業にアドバイスをしていたことに端を発します。また、彼女はもともと教職からキャリアをスタートさせましたので、ビジネスと教育が融合したBusiness Collegeと言う学校名になったのです。
一般英語、IELTS、ビジネス、ゴルフの各コースに先生が全部で14人います。私はIELTS担当ですが、各コースのクオリティ・コントロールを行うために、常に全員の先生と授業内容について話し合う立場にいます。
何が足りないかを感じる
Business CollegeのIELTSコースは3レベルあります。基本的に4週間をひとつの単位として、12週間のプログラムでスコアを1.0〜1.5上げる事を目指します。
入学に際してはプレースメントテストを行い、その後インタビューを15分行います。これでReading、Writing、Listening、Speakingの4分野でどこが弱いかを見極めることができるのです。その結果を担当の先生に渡し、日々モニタリングし、毎週金曜日に行われる模擬テストで個人的に伸びや伸び悩みの状況を確認します。これらによって個別に作られたプログラムでIELTSを勉強して行きます。目標としているレベルにどれだけ足りないかと感じられた時こそ、伸びて行くのです。
私が13年以上英語を教えて来た経験から、IELTSを伸ばすのに、文法とボキャブラリー量は欠かせないと思っています。IELTSの勉強だからと言って4分野だけやっていればいいわけではありません。特にIELTS基礎クラスである4.0〜5.5、中級クラスの5.0-5.5〜6.0-6.5では一般英語の要素も取り入れて総合的にIELTSを勉強します。
さらにオンライン教材も用意されており、包括的にIELTSのポイントを挙げられる環境が整っています。
IETLSテストのコツがある
授業で伝授するテストの受け方のコツをほんの少しだけ紹介しましょう。実際の授業では盛りだくさんのコツを伝授します。
Listening : 問題文が読まれる前に質問に目を通す時間が30秒与えられますが、できるだけ早く質問の内容を把握します。この30秒ですべてが決まると言っても過言ではありません。
Reading : 問題文を読む前に質問を読み、何を聞かれているかを把握します。
Writing : ふさわしくない言葉遣いは避けること。何がふさわしくないかは授業で詳しく伝授します。
Speaking : 話の組み立て方や単語力なども重要ですが、発音を正確にする事。
このようなコツを伝授したうえで、各生徒個別の対策プログラムを作成して行きます。各個人すべてバラバラなので、特別に決まったテキストや教材はありません。担当の先生がどのようにして生徒を目標ポイントまで到達させたかという過去の経験から授業を進めて行きます。ですから、過去にどのくらいの数の生徒を担当したか、どのようにして目標以上のポイントを獲得したか、どうして目標ポイントが取れなかったかなどのかコアの経験が重要になるのです。私はIELTSを教えている時が一番情熱を持って教えられるのをこの数年感じています。
IELTSの様々なコース
私たちが目標にしているのは12週間かそれ以下で1.5ポイントを上げる事です。オーバーオール・バンドスコア3.5で始めた生徒が、12週間後には4つのスキル(Listening,、Reading、Writing、Speaking)のうちのどれかひとつが5.5にまで上がる事は珍しくありません。
IELTSは教育機関に入学したり、就職したり、永住・市民権を取得する際に必要になります。様々な年齢、仕事の人たちがIELTSテストを受ける様になって来ています。ですから私たちはたくさんのIELTSコースを用意しています。午前コース(週20時間のフルタイム)、午後コース(週20時間のフルタイム)、イーブニングコース、週末コースです。特にイーブニング、週末コースは5〜6人集まれば、すぐにでもスタートできますので、日中やウィークデイに時間のない方にお勧めです。
Global Education NZ Campus
Business Collegeが始めたIELTSに特化したプログラムを実施する国際ブランドがGlobal Educationです。このニュージーランドキャンパスがBusiness Collegeで開催され、世界中でIELTSを専門に教えている先生が指導します。ですから、英語を母国語としないアジア人の先生もいます。IELTSは勉強する生徒の国籍、母国語、学習習慣などで得意、不得意分野が違います。例えば日本人の生徒は“L”と“R”の発音が苦手です。中国、韓国、ベトナムもそれぞれ得意、不得意があります。そういった生徒のバックグラウンドを把握して、IELTSを指導する先生がこれから教壇に立ちます。いままでなかなかIELTSのポイントが目標に届かなかった方は真剣にGlobal Educationにトライしてみてください。
この記事を読んで、Business Collegeに興味がある人、IELTSの勉強をしたい方は下記のお問い合わせよりイーキューブのキャリアアップ留学センター「イースクエア」までご連絡ください。
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