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Vol.157 時代を飾るキウイ 総勢57人総集編

vol157_top  

時代を飾るキウイ 総勢57人総集編
101号(2010年6月発行)〜156号(2014年12月発行)

 

2010年5月に100号を発行した本誌E Cubeで記念総集編を行って以来の再企画。この4年半はそれまでの同じ期間に比べて記憶に残る多くのことがありました。ニュージーランドでは2010年10月に消費税が15%になった直後、2011年2月クライストチャーチ大地震、引き続き3月の東日本大震災、10月に第7回ラグビーワールドカップでオールブラックスが優勝。2012年2月に東京スカイツリー開業、12月の自民党の与党返り咲き。2013年9月に東京で第32回夏期オリンピック開催決定、12月ニュージーランドの人口が450万人を突破。2014年4月に消費税が5%から8%へ。ニュージーランドでは9月に国民党が総選挙で勝利し、ジョン・キーが首相を続投。と、世の中はいろいろなことがありました。この間に登場した57人から見て取れるのは教育、食、エコ、生き甲斐でしょうか。今後もこのセクションに登場する人たちを通して世の中を読み解いて行きたいと思います。

※記載されている方々の肩書きや年齢、日付は記事として本誌に掲載されたものをそのまま採用しています。

 

シェフ講師Derek Robertson

2010年6月発行号 101号

Roland Jeffery
Physiotherapist ( All whites 専属フィジオセラピスト)


ワールドカップで選手がベストを尽くせるよう
サポートするのが私の使命です。

来月はニュージーランド・サッカーに国中の注目が集まる。それは1982年以来2度目のワールドカップに出場するからだ。国技であるラグビー人気の低迷をしりめに、サッカーは競技人口、試合での観客数、メディアの露出回数が飛躍的に増えてきていることは皆さんご存知の通り。 今回はAll Whitesを裏から支えるフィジオセラピストのローランド・ジェフェリーを訪ねた。プロのスポーツチームでフィジオセラピストになりたい人へのアドバイスも。

1973年1月24日生まれ。オークランド、ノースショア出身。94年にAUTで資格をとった後、病院勤め、OEを経た後、2001年にフットボール専門とした自らのクリニックRoland Jeffery Physiotherapy Ltd を開業。いろいろなフットボールチームの専属フィジオセラピストとなる。2003年からNZ代表チーム、オールホワイツのフィジオとして活躍中。


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レストラン・ケータリング会社経営David & Harbans Williams

2010年7月発行号 102号

Tim Cooper
Edenz Colleges 創始者。学長。


選りすぐった良いスタッフが、EDENZの質の高さの源です。

オークランド中心部、タウンホールの筋向いに位置するEdenz Colleges。AUTやオークランド大学、図書館や劇場などの設備にも近く、学生生活を送るのに最適の環境にあるといえる。学長のティム・クーパーが高校で教えた豊富な経験から始まり、今では、英語教師養成コース、フィルム製作アカデミーなどで認知されるようになった。

1946年 3 月31日生まれ。地理学、教育学、歴史、外国語(スペイン語専攻)を学ぶ。Auckland Grammar Schoolで10年以上にわたり教鞭をとった経験を生かし1988年にEdenz Collegesを開校。20年余ずっと質の高い教育機関であり続けてきた。大のフットボールファン。2200人のメンバーを持つニュージーランド最大のスポーツクラブ、スリーキングス・ユナイテッド・フットボールクラブの理事を勤める。その長年の功績が認められて、先日、生涯会員となる栄誉を受けた。


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2010年8月発行号 103号

Mervin Singham / マーヴィン・シンガム
Director of the Office of Ethnic Affairs
The Department of Internal Affairs, Te Tari Taiwhenua


移民はニュージーランドと母国との橋となって国際社会を創ります。

ニュージーランドと文化が異なる国からの移民が抱える問題を専門に扱う政府の機関、The Office of Ethnic Affairs (エスニック・アフェアーズ)で様々な課題に取り組んでいるシンガム氏。全国各主要都市にある4つの分室を総括するほか、国会議員、パンジー・ウォング氏(Hon Pansy Wong)と常に連絡を取り合い、移民民族に関係する政策原案を練る。その多忙なスケジュールのなか、このインタビューのためにオークランドへ飛んできてくださった氏にその半生を伺った。

1965年4月26日生。マレーシアに生まれ育ったが、85年にニュージーランドの大学に留学し法学を勉強。卒業後、自営業、会社勤めで社会経験を積んだ後に公務員となり現在に至る。趣味は絵画、料理、ウォーキング。Wellington在住。

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2010年9月発行号 104号

Michael Allpress
Allpress Espresso Managing Director

ニュージーランドのコーヒーブランドが世界に、日本にも。

世界のコーヒー業界での定評で、「ニュージーランドのカフェやレストランのコーヒーのクオリティーは高い」と言われている。それを影で支えているひとつがAllpress Espresso社である。世界各地よりコーヒー豆を輸入して自社でロースト、またエスプレッソマシーンの販売も含めてトータルなサポートをしている。Managing Directorのマイケル・オールプレス氏のコーヒーとの関わりは屋台のコーヒーショップから始まったという。

1959年オークランド生まれ。子供のころから興味があったコーヒーで、エスプレッソのカートビジネスから輸入・販売、ロースティングへと発展させる。次回の日本訪問では日本スペシャルティコーヒー協会のミーティングに出席予定。こうした世界展開の中で、次に興味があるのは韓国。

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2010年10月発行号 105号

Luciano Marcolino
2010 NZ Barista Champion
ルチアーノ・エスプレッソ・バー、オーナー/ディレクター


コーヒーがボクの人生

クライストチャーチのトレンディーな家具屋さんの一画に2010年ニュージーランド・バリスタ・チャンピオン、ルチアーノさんのカフェがあります。家具屋さん+カフェは、最近ニュージーランドではやりの業態。家具のショッピングに来て、そこでおいしいコーヒーを飲みながら家具の品定めをしたり、相談したりと、ゆっくりと時間を費やすことができます。今月はルチアーノさんにコーヒーへの情熱と人生を語っていただきました。

ブラジル出身の34歳。クライストチャーチに腰を落ち着けて13年、ニュージーランドは住むのにベストカントリーと、今のところは永住の気持ちたっぷり。正式なコーヒー業界入門は約10年前で、コーヒー作りの勉強/トレーニング、カフェでの修業、コーヒーメーキング講師を経て今日に至る。NZ Barista Championshipの重鎮。カナダ人の奥さんとお子様が二人。

 

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2010年11月発行号 106号

Ray Mcvinnie
フードエディター/AUT講師/MasterChef審査員


美食とは、食を通じた異文化の探求です。

TV ONEで放送された「MasterChef New Zealand」の審査員ぶりが記憶に新しいRay McVinnie氏。料理コラムやレシピでも有名なことから料理一筋の人生と思われがちですが、意外にも歴史学の修士号を取得したという経歴の持ち主です。 AUTで講義を受け持っている「美食学」からMasterChefを勝ち抜くヒケツまで、さまざまな観点から「食」についてうかがってきました。

ワイカト地方マタマタ出身。オークランド大学で歴史学の修士課程在籍中にシェフとしてのキャリアをスタート、その後「Cuisine」誌を中心としたフードエディターの道へと進む。現在は執筆業の他にコンサルティング、レシピや商品の開発、ニュージーランド食材のプロモーション等、多方面で活躍中。またその確かな批評眼が認められ、今年2月から放送された「MasterChef New Zealand」に続き、来年放送予定であるシリーズ2の審査員にも選出された。AUTではgastronomy(美食学)の講師として教壇に立ち、歴史学の知識と今までの経験を生かして「食」という観点から異文化についてレクチャーしている。日本食の大ファンでもあるが、奇をてらったものよりもシンプルな伝統料理のほうが好きだそう。

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2010年12月発行号 107号

Brendan Kelly
Kristin School校長

21世紀の高等教育システムIB

イギリスの高等教育機関の評価で10点満点を得たIB(International Baccalaureate 国際バカロレア)。ここ数年、世界中でこのコースを採用する高校が急増している。大学入学に有利ともいわれるアカデミック・システムだ。このIBを20年余り前に取り入れて、毎年優秀な卒業生を送り出しているKristin Schoolの校長、Brendan Kelly氏に話をうかがった。

1966年3月16日、オークランドの北、Warkworthに生まれる。両親とも学校の先生で、子供の頃はノースランド、オークランド、シンガポールなどを転々とする。オークランド大学で地理を専攻。卒業後教職の資格を取り、オークランドのエイボンデールカレッジで教え始めた。後、パキスタン、オークランドで教職経験を積み、ウェリントンで副校長職に就いた。数年後、オーストラリア・クイーンズランドにある高校の校長となる。2007年頭に、クリスティンの高等部の校長となり現在に至る。3人の子供の父親。

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2011年1月発行号 108号

Mike Perry
AIC (Auckland International College)校長


将来のグローバル シチズンのための国際バカロレア

2003年に 国際教育を目指して設立されたAIC. オークランド・インターナショナル・カレッジ。7年経った現在、IB(国際バカロレア)専門高校としてニュージーランド国内外で高い評価を得ている。生徒の多くが世界のトップ20に名を連ねる超一流大学へ入学する、というはっきりした目的を持って勉強している。そのAICの校長、ペリー氏に話を聞いた。

1962年6月25日生まれ、イギリス、マンチェスター出身。
イギリスの公立高校で16年間、化学の教師として勤めた後、中近東のカタールの私立高校の副校長となる。4年後の2009年、AICの校長としてニュージーランドへ。現在に至る。来年早々双子のパパになる予定。

 

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2011年2月発行号 109号

Debbie Chambers
Study Auckland Manager


オークランドで学ぶことの魅力を世界に。

オークランドで学ぶ外国人留学生による経済効果は年間NZ$50ミリオン以上とも言われます。これをツーリズムの一部とみなして各国にプロモートしているStudy Aucklandのマネージャー、Debbie Chambersさんに、国内外の他都市と比較した「留学先としてのオークランド」の魅力についてうかがいました。

大学では体育を専攻、卒業後ニューカレドニアを経てJETプログラムで岩手県の雫石に3年間在住。帰国後はオークランドの語学学校に12年勤務し、2007年ヘッドハンティングされてTourism Aucklandの管轄下にある一組織、Study Aucklandへ。世界各国の学校やエージェントを相手に、留学先としてのオークランドをプロモートしている。留学生がすべてのスポーツクラブを自由に使えるようにしたい、とスポーツ好きならではの夢も。週20時間程度のトレーニングは欠かさず、チームを組んで24時間不眠不休でカヤックやトレッキング等に挑む「アドベンチャースポーツ」のほか、オーストラリアで行われるThe Northface100 (100キロマラソン)にも参加の予定。

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2011年3月発行号 110号

Anna Richards 
Ex Black Ferns(女子ラグビーニュージーランド代表チーム)


なぜ引退しないのかと聞かれるのには飽き飽きしました。

2010年の女子ラグビーワールドカップでニュージーランドのブラックファーンズが世界を制覇したことは私たちの記憶に新しい。そこで最も注目を集めたプレーヤーの一人がAnna Richardsである。ニュージーランド史上最多の44キャップを持つ大ベテランは一度はメンバーからもれたものの、チームメイトの膝の怪我のために再招集され、これまでの4大会すべてに出場、そして優勝を成し遂げた。出場当時45歳であった彼女は、今後はコーチとして選手を育てたいという。

元ブラックファーンズ ネットボールからラグビーへ転身しその後、ニュージーランド代表に。2010年のワールドカップでは10番をつけて戦い、4度目の優勝を手にする。学生時代は法律、アート、歴史を専攻、最近では、コーチになるために、マッセイ大学にてスポーツコーチングマネージメントを学んでいる。慈善団体Books in Homesに勤務。

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2011年4月発行号 111号

James(Jock)Freemantle
Hulme Supercars ltd 代表 プロジェクトコーディネーター


ニュージーランドメイドのスーパーカーが街を走る日を信じて

できるはず、と可能性を信じてニュージーランドのスーパーカーメーカーを創業。ニュージーランド唯一のF1世界チャンピオンドライバー、Denny Hulmeの名をブランドにして ニュージーランド=スーパーカーのイメージを作り上げようとしているキウイJock Freemantle氏。彼個人の夢が、彼が巻き込んだ多くの仲間の夢となって、あと少しで実現のところまで来た。全てを熱く語る彼に話を伺った。

1941年イギリス生。15歳でロールスロイスに就職しエンジニアとなる。父もエンジニアだった。世界一周の旅の途中でニュージーランド人の夫人と結婚。アメリカ、カナダを経た後ニュージーランドに定住。2003年にHulme Supercars ltd を立ち上げ、ニュージーランドのブティック・スーパーカーメーカーとして世界に売込み中。70歳となる現在も気密、水密状態を作るシーリング部品製造会社にフルタイムで勤務中。

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2011年5月発行号 112号

John Morris /ジョン・モーリス
Headmaster, Auckland Grammar School
オークランド・グラマー・スクール校長


生徒であることに誇りを感じられる校風を継承

創立140年。どっしりと風格のある講堂は、天井が高く、磨き抜かれた木製の長椅子が整然と並ぶ。古い肖像画や25年以上勤務した歴代の功労者の写真、功績を残した多くのスタッフの名前が刻まれたボードが掲げられている。中にいるだけで気持ちが引き締まる。2500名の生徒は毎朝この講堂で行われる全校集会に出席する。伝統の重み。威厳ある校風。これが公立校でありながら、学業もスポーツもトップランクであり続けられる、名門高校Auckland Grammar Schoolなのだ。Principalではなく、Headmasterと呼ばれる校長のJohn Morris氏に話を伺った。

イギリス、Bolton生。60年代半ばに家族でニュージーランドへ移住。Kelston Boys High School からオークランド大学へ進み、地理学と歴史学を勉強。歴史学の修士課程を優秀な成績で卒業後、教員免許を取得。1974年に母校であるKelston Boys High School で 教師生活を始める。Avondale High School の教頭職、 Takapuna Grammar School の校長職を経て1993年に Auckland Grammar Schoolの校長となる。前ニュージーランド代表サッカー選手。ニュージーランド・サッカー協会の会長も務めた。

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2011年6月発行号 113号

Felicity Menzies
ウエディングドレスショップ Felicitys Bridal オーナー


花嫁の特別な日を演出する光栄な仕事です。

オークランドシティ中心部の、おしゃれなビルの中二階に構えた白い空間。そこが、フェリシティーズのウエディングドレスショップだ。念願だった自分のビジネスをスタートして半年あまり。先日、ロイヤル・ウェディングもあってウェディング業界が後押しされる中、花嫁の特別な日を演出する光栄な仕事で楽しく充実した毎日を送っているという、彼女のストーリー。

1980年11月生まれ、ニュージーランド ホークスベイ出身。両親は小さなブティックぶどう酒園オーナー。ロンドンでのOEから帰国して、2010年10月に老舗ブライダルショップ フェリシティーズを買う。花嫁になる人が気軽にドレスを選べるショップ経営を目指す。2012年3月には自らが花嫁になる予定。

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2011年7月発行号 114号

Madeline Gunn
Epsom Girls Grammar School - Principal


女子校ならではの学習法で成果を上げる

NCEAのランキングで毎年上位に位置するエプソン・ガールズ・グラマースクール。100年近い伝統を誇る公立女子校だ。学業だけでなく、アートや音楽、スポーツでも高い評価を得る。女子校としての良さを十二分に生かした教育方針。どんな工夫がなされているのか。校長先生のマデリーン・ガン氏に聞いた。

オークランド生まれ。父の仕事の関係でオタゴ、ロトルアで幼少期を過ごす。オークランド大学で英語、ドイツ語、数学を学び、さらに教育学の修士課程を卒業。以来高校教育に携わってきた。93年にDiocesan School for Girlsの教頭となり、後、その校長職などを経て、2008年から現職で活躍中。

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2011年8月発行号 115号

Suzy Cate
Treehut production オーナー兼プロデューサー

何かアクションを起こしたいというシンプルな理由がスタートでした。

子どもが学校から帰ってきてテレビをつけると、毎日のように画面の向こうで歌っていたSuzy Cateさん。約13年間、子供番組の顔であった彼女が日本の震災に対して起こしたアクションが7月2日に開催されたチャリティーイベント『LOVE2 JAPAN』である。子ども番組の元司会者ということではなく、小学生の子供を持つ親として、お母さん友達と共に、スタートさせたイベントチャリティーを通して子どもたちに経験してもらいたい2つの目的があったという。

オーストラリア・ブリスベン生まれ。16歳のときにニュージーランド最年少のラジオアナウンサーとなる。夕方の子ども番組のMCは13年間続く。現在はプロダクションの業務をこなすとともにフィルムスクールで講師としても活躍する。

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2011年9月発行号 116号

Paul Maguiness
General Manager Whitireia International
Whitireia New Zealand Institute of Technology


留学生のニーズに合った質の高い実践教育を提供する
国立ポリテクニック工科大学

オークランドの中心部に、留学生にフォーカスを当てたニュージーランド国立ポリテクニック工科大学がある。学生は英語を学ぶことから始め、後に、ビジネス、IT 、幼児教育、ホスピタリティ、調理、アート、看護など、何と130もの種類の、職業に直結するコースに進むことができる。ニュージーランドで英語プラス アルファで何か資格を身につけたい人のための学校。校長、ポール マギネス氏に話を伺った。

ウエリントン出身。ビクトリア大学でビジネスを学び、食品関係の会社で国際ビジネスマンとして活躍。自らの食品輸出会社を経営、と20年以上の国際ビジネス経験を持つ。15年前にライフスタイルを変えるために教育界へ転身。ビジネスの経験を買われて国際部の校長となる。オークランド北部の小さなファームに住む。また、現役選手は昨年60歳の誕生日に引退こそしたが、現在でもレフリーとしてサッカー場を駆け回る。

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2011年10月発行号 117号

Shirley Wood
NZIE - New Zealand Institute of Education
Takapuna Beach Campus, English Academic Head Teacher


いろいろな文化の人との触れ合いが楽しいです

NZIEで英語を勉強する生徒の誰もがお母さんのように慕っているシャーリー・ウッド先生。彼女の朗らかで人なつっこく、ドンと構えたようなキャラクターで生徒みんなを引っ張っている。60人余りいる生徒全員の名前とバックグラウンドをいつもしっかり把握しているという彼女にNZIEの話を聞いた。

オークランド、ノースショア出身。ランギトトカレッジの生徒だった時に初めて外国語、インドネシア語を習い始め、外国語の魅力に取り付かれる。オークランド大学に進み、インドネシア語、日本語、韓国語などアジアの言語を専攻。ニュージーランド地元の高校で英語の教師として働いた後、語学学校の英語教師に転向。NZIEでは生徒を教えるだけでなく、Head Teacherとして教師陣のマネージメントにも携わる。

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2011年11月発行号 118号

Clive Oliver
Unique NZ Director (ユニーク・ニュージーランド校長)


海辺の学校でユニークな留学体験を。

人なつっこい笑顔が初対面の緊張を解かす。そんな天性で既に数多くの外国人に質の高いニュージーランド留学経験を提供してきたオリバー氏。ユニークな国ニュージーランドの、ユニークな郊外コミュニティ、ブラウンズベイで、ユニークなニュージーランド生活を通して英語を学ぶのがユニーク・ニュージーランドのやり方。学校名どおり、ユニークな語学学校「ユニーク・ニュージーランド」の校長オリバー氏に話を聞いた。

オークランド、マイランギベイ出身。ランギトトカレッジでは今の同校の校長、David Hodge氏と同級だった。2001年にエンジニアの仕事を全て辞め、本格的にユニーク・ニュージーランドの経営に乗り出す。趣味はジム通い、犬の散歩。また、余暇にコンピューターでデータベースなどのシステムを編み出すのが好き。最近、夫人の祖国であるカンボジアの孤児院に奨学金を送るプロジェクトを始めた。

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2011年12月発行号 119号

Michael Meredith
Restaurant Meredith Owner chef


食文化の若い国、ニュージーランドの新しいファイン・ダイニング経験を創る

世界的なグルメ志向。有名シェフの料理番組や「マスターシェフ」などの人気TVコンテスト番組の影響もあって、このところプロの調理人を志す人が増えている。では、どんなトレーニングをしてどんな経験をつんだらシェフになれるのか。地元の新聞や雑誌でもしばしば取り上げられ、評判の高いレストラン Meredithsのオーナーシェフ、Micheal Meredith 氏に聞く。

1974年10月27日生まれ。サモア出身。12歳のときにオークランドへ移住。シェフの修業をしながら世界を旅行したときにシドニーでパートナー、ヨシュパYoshipaさんに出会った。2人には8、5、3歳の3人の女の子がいる。休みの日は家でのんびりと子供と遊ぶのが楽しみ、という。

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2012年1月発行号 120号

Warren Turnbull
District Dining  オーナーシェフ


質の高い料理をカジュアルに楽しんでもらいたい

洗いざらしたポロシャツにジーンズ、鮮やかなグリーンのスニーカーというカジュアルな姿。笑顔で気安くジョークを交えながらの話は、まるで旧友と雑談しているよう。彼がシドニーで栄誉ある賞をいくつも受賞した有名シェフだということをつい忘れてしまう。「ボク自身ドレスアップするのは大嫌い!」というWarren Turnbull 氏はシドニーで名を馳せたシェフ。彼のNZでの第―号レストラン、District Diningに訪ねた。

1972年12月14日、オークランド生まれ育ち。父は大型車両の運転手、母は工場で働いていた。4人兄弟。両親は今もオークランド在住。来年、16年間住んだシドニーからオークランドに拠点を移すつもりでいる。1年ほど前にニュージーランド人と結婚し、ニュージーランドで子供を育てたい、というのがその大きな理由。「リトル・ウォレンが欲しい!」と楽しい夢がふくらむ。

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2012年2月発行号 121号

Tim Harvey
Rugby Agent - essentially/Director


「人を助ける」ことが私のライフワークです。

幼少期に習得したネイティブ並みの日本語と、ハイスクールでプレーしたラグビー経験、知識を生かして、プロラグビー選手のエージェントとして日本とニュージーランドを結ぶティム。現在日本で活躍するニュージーランド選手のほとんどが彼を通している。長年かかって築き上げてきた信用は絶大。日本語で話を聞いた。

1976年10月14日生まれ。福岡出身の奥さんミユキさん共々、オークランド日本人教会の熱心なメンバー。時々日本語で説話もする。また、日本人とニュージーランド人カップルの結婚カウンセラーとして活躍。7歳の男の子と5歳の女の子のお父さん。休みの日には子供と釣りに行くのが楽しみ。

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2012年3月発行号 122号

Malcolm Rands
eco STORE Cheif Exective


エコ活動のリーダーでいたい

ビクトリア公園に隣接するオークランドのトレンディーなエリア、フリーマンズ・ベイの一角に、パステルブルーのお洒落なエコストアがある。有害物質や不必要な物質を使わないナチュラルエコ製品を幅広く展開している。環境保護と人間の健康にこだわる会社の姿勢は多くの支持を受け、ビジネスは絶好調だ。そのエコストアの創始者で社長のマルコム・ランズ氏に、成功の理由を聞いた。

1954年8月21日生まれ。環境保護活動歴25年のエコ専門家として、ニュージーランドとオーストラリアのTVやラジオにたびたび出演。環境省やオークランド市などからその活動をたたえる賞を数多く受賞した。最近、都市部にもエコビレッジを造ることを推奨する非営利団体FAIRGROUND FOUNDATIONを立ち上げ、建築家やタウンプラナー、建材業者などに働きかける。趣味は音楽。奥さんと2人の娘、めいも参加のFamily Bandでキーボードを担当。時々パーティーやパブなどでライブ演奏をする。

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2012年4月発行号 123号

Ewen Mackenzie-Bowie
ICL Business School 校長


信頼し合い励まし合う、そんな人間関係がNZの良さです。

蝶ネクタイがトレードマーク。笑顔が人なつっこいICL Business School 校長のEwen Mackenzie-Bowie氏。イギリスにいた頃からずっと教育畑で働いてきた。ニュージーランドに移住して11年。2人の子供もこの地で生まれ、今では家族全員すっかりキウイになった。信頼し合い励まし合う、そんな人間関係がニュージーランドの一番の魅力だという氏に話を聞く。

1953年3月8日生まれ。スコットランド出身。フランス人の奥様ナタリーNathalie、11歳と9歳の男の子トーマスThomas、マキシム Maximの4人家族でオークランド市内に暮らす。自分の学校を経営する傍ら、子供が通う小学校の理事長を務める多忙さ。「趣味は2人の子供」、とおっしゃる素敵なお父さん。

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2012年5月発行号 124号

Tim Aspinall
Head of School NSIA


スマイルがホスピタリティの基本。
楽しく技術が学べる学校づくりが私の仕事です。

間違えてAlbanyキャンパスへ行ってしまったので約束の時間に30分近くも遅れて現れた私たちを暖かく迎えてくれたTim Aspinall氏。会った瞬間から相手を包み込むような彼の人柄に居心地の良さを感じた。触れ合う相手とのプラスのエネルギー交換が大切な活動力になる、という彼に話を聞いた。

1954年1月7日生。北島East Cape、Tokomaku Bay で幼少期を過ごす。男3人、女3人の6人兄弟の3番目。父は郵便局員、母は小学校の先生をしていた。中学生のとき家族でTe Kuitiに移り、Te Kuiti Collegeへ2年間通う。卒業直後、まだ15歳のときにNZ Armyに入隊。軍のキッチンで10年間過ごした。後、自分のレストラン経営をしたり、彫刻に専念したり、大工をしたり、と多種多様な仕事をするかたわらAUT、Northshore Academy, Chefスクールなどで教鞭を取る。6年前にNSIAの専任講師となり、2011年7月には校長に就任。多忙な毎日を精力的にこなしている。

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2012年6月発行号 125号

Kirsten Taylor
New Zealand Health Shop、SleepDrops International社長


ニュージーランドで学んだ自然療法は本当に効きます。

自分自身の病気が自然療法で完治したことがきっかけで、自然療法、ホメオパシーの世界へ飛び込んだカースティン・テイラーさん。これだ、と決めたことをずっとあきらめずに続ければきっと成功する、との信念を持ち、2つのネットショップNew Zealand Health ShopとSleepDrops Internationalを通して自分で開発した自然派健康商品を販売している。ニュージーランド国内はもちろん日本にも顧客は多くここ1-2年はアジアやヨーロッパからの注文も急増、ビジネスは好調だ。

1973年9月1日生まれ。オークランド出身。Epsom Girls Grammar Schoolからオークランド大学へ進学したが1年で中退、7年間のOEへ。帰国後、自然療法とホメオパシーを学び、自然療法士として働く傍らNew Zealand Health Shopを設立。現在は2つ目の会社、SleepDrops Internationalに力を注いでいる。

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2012年7月発行号 126号

Barbara Takase
Hippo Homestay ltd Director


NOと言わないこと。それがホームステイを楽しむ秘訣です。

海外からの学生のホームステイをアレンジして25年余り。数え切れないほど多くの学生にオークランドのホームステイ経験を提供してきた。口コミで徐々に集まってくる一軒一軒を彼女自身が訪問し選りすぐったホストファミリーは、今ではオークランド全域、数百軒にも及ぶ。その彼女にホームステイを成功させる秘訣を聞いた。

1949年生まれ。オークランド大学日本語学科卒。大学時代にニュージーランドで知り合った日本人、合気道の師範のノブさんと結婚。3人の子供がいる。息子と娘ひとりはそれぞれ日本人と結婚して日本に在住。かわいいお孫さんも4人いる。週に2-3回合気道のクラスでキープフィットしている。

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2012年8月発行号 127号

Nobuo Takase
合気道 神流館 師範


ニュージーランドに住んで良かったです

合気道を広めるためにニュージーランドにやって来たのが1969年。以後43年間ずっとこの地で合気道を指導してきた高瀬信夫さん。方向転換や受け身の体さばきから生まれる技の数々を、2人1組になって繰り返し稽古を重ねることによって、自身の心身を鍛えることが合気道の目的だという。ほんの数人から始まった彼の道場は、今やNZ各地に22箇所、現役メンバーが800人を超える規模に成長した。

合気道 神流館 師範 七段位。1947年2月6日生。兵庫県姫路出身。地元の高校を卒業後、三重県伊勢にある皇學館大學入学。それと同時に合気道を始めた。1969年にニュージーランドへ渡航。ニュージーランド人の夫人とオークランド市内に暮らす。3人の成人の子供のうち2人は日本在住。

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2012年10月発行号 129号

Ian Williams
Director Williams Warn


独自新開発。特許取得。
おいしい自家製ビールを気軽に作れるマシンで夢がふくらむ

家を売った資金を全てつぎ込んで自家製ビール醸造機を企画開発。6年たった今、ようやく彼のビジネスは軌道に乗った。その将来性を世界中から有望視され、注目を集めるKiwiのイノベーション・カンパニー、Williams Warn Personal Brewing。それを生み出した張本人、Ian Williams氏に話を聞く。

1968年8月30日生まれ。オークランド出身。デンマーク人の夫人、9歳、6歳の男の子、それに18ヶ月の女の子の5人家族。趣味はキッズという素敵なお父さん。仕事の合間にショールームに置かれたギターを弾いて気分転換をする。

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2012年11月発行号 130号

Yumi & Simon Drozdowski
ゲストハウス ロハスホームLohas Home 経営


ロハスホームで少しでも社会に恩返しがしたいです

5年前長男を亡くし、物事に対する視点がガラリと変わったという裕美さんとサイモンさん夫妻。病院の人など周囲からずいぶん助けられたので、その果てしない悲しく辛い時期を乗り越えることができたという。自宅の敷地内に環境保護にこだわったゲストハウスを建てて始めたビジネスで、少しでも社会に恩返しがしたいと考えている。

裕美 1972年2月28日生まれ。熊本出身。趣味は新しく始めたカメラ。2年間の産休を終え最近仕事に復帰したので、旅先での写真撮影が楽しみだという。
サイモン 1970年10月28日生まれ。クライストチャーチ出身。祖父はポーランドからの移民。サーフィン、マウンテン バイクが趣味だが、あまりその時間が取れない。現在、Unitecで建築を勉強中。
2人ともニュージーランド航空のキャビンクルーをしながら、ゲストハウス ロハスホームを経営。7歳(エルカElkaちゃん)と1歳(セレスCeresちゃん)の女の子がいる仲のいいカップル。

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2012年12月発行号 131号

Juliette Banks
SPCA New Zealand
National Accreditation & Marketing Manager


Blue Tickで動物食品業界を変えていく。

Blue Tickというマークを知っていますか? スーパーマーケットに並ぶ卵や鶏肉、豚肉とハムやベーコンなどの豚肉加工食品のパーケージに付くマーク。動物保護団体SPCAが2001年から行っている認定機構で、SPCAが定める動物愛護の基準に合格した生産者から出荷された製品だけに付けられる。そのBlue Tick機構の運営と広報を一手にこなすキャリアウーマン、ジュリエット・バンクスさんに話を聞く。

Wellington生まれ。East Auckland のPakuranga High School を卒業後、Telecom, Watties, Westfield, Coca cola など、数々の有名企業でマーケティングを担当。20年余りのキャリアを持つ。2009年にSPCAの現在の職に就いた。趣味は旅行。今年はロンドンとニューヨークでショッピングを楽しんだ。愛猫Caseyと2人暮らし。

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2013年1月発行号 132号

Craig Cotton
チャーリーズ CEO


Charlie's とともに成長する、新CEO

街中で、スーパーマーケットで、オシャレなカフェで、いたるところで目にするかわいらしいロゴが特徴のチャーリーズ(Charlies’s)。昨年日本の飲料メーカー、アサヒ・グループと提携し、新しく生まれ変わったチャーリーズの最高経営責任者に抜擢されたのが、自らの役職をCreative Exciting Opportunities(興奮するような機会を創造する:CEO) と名乗るクレイグ・コットン氏。笑顔が素敵なコットン氏にインタビューした。

1974年3月生まれ、パーマストン・ノース育ち。マッセイ 大学で応用化学を専攻しその後は、コカ・コーラAmatilに入社。FMCG (Fast Moving Consumer Goods: 変化の速い製品) 販売に17年間携わり、同社での経営キャリアを今後チャーリーズで発揮する。私生活ではパートーナー、7歳の娘、4歳の息子の4人家族。チャーリーズの大ファンであるお嬢様のチャーリーズ像 “cheekiness”を大事にしたいと語る。

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2013年2月発行号 133号

Len Brown
Mayor of Auckland


世界一住み心地の良い都市、オークランドを目指して。

人なつっこい笑顔が親しみやすいブラウン氏。ダイアリーいっぱいの、分刻みに予定された仕事をテキパキと精力的にこなし、彼のスタッフが舌を巻くほどエネルギッシュな人だ。数ヶ月も前にEキューブ編集部がもらった約束の日時に、オークランド タウンホールにある市長室を訪ねた。

1956年10月1日 Taumarunui(北島の中ほどにある小さな町)生。7歳のときにオークランドへ引っ越してきた。 Papatoetoe Intermediate Schoolから De La Salle Collegeへ進み、オークランド大学で法律を学び弁護士になった。1992年にマヌカウ市の市会議員に、そして2006年にマヌカウ市長となる。2010年10月、それまで7つに分割されていたオークランドを総括した新体制、オークランド•スーパー•シティの初代市長に選出される。趣味は「シティ」というほど夢中で仕事に打ち込んでいる頼もしい市長。夫人、3人の娘とマヌカウ在住。

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2013年3月発行号 134号

Sir John Kirwan
Super 15 Rugby, Blues Head Coach


Sirの爵位はラグビーでも

JKという愛称で親しまれているサー・ジョン・カーワン。2011年のラグビーワールドカップでは日本代表チームを率いていたから、日本人にも馴染み深い。彼の新しいチャレンジは昨シーズンの低迷で落ち込んでいるBluesを、再び最強の人気チームに育てあげること。選手の選抜に一息つき、今シーズンの戦略プランに忙しい彼のオフィスを訪ねた。

1964年 12月 16日、オークランド生まれ。
マヌカウのカトリックスクールを15歳でやめ、父親の肉屋で見習いをしながらラグビー選手を目指す。地元チームから始めた選手生活だが、すぐに頭角を著し1984年に19歳でオールブラックスデビュー。オールブラックスとして10年間、通算96試合に出場。現役選手引退後、NZ、イタリア、日本などで多くの指導職を経て、2007年から2011年まで日本代表チームの監督を務める。また、自らの経験を元に「うつ病」などメンタルヘルスへの意識改善を促す活動を10年以上続けている。

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2013年4月発行号 135号

Kerry Paul
CEO Manuka Health New Zealand


ニュージーランドのプロポリスは他の国のものと大きく違います

会社設立7年で、マヌカハニーのマーケーットリーダーに成長したMANUKA HEALTH社。社長のKerry Paul氏が、原料採集から、商品開発、製品生産、流通までの全てが国内でまかなえるビジネスを、とニュージーランドにこだわって始めた事業だ。最近は同じく養蜂から生産されるプロポリスにも力を入れ、ナチュラル・ヘルスケアを打ち出している。

Te Awamutu 出身。60 歳。ワイカト大学でEconomic Geographyを学んだ後、NYのコロンビア大学で Strategic Management の修士課程へ進んだ。卒業後NZへ戻り、大手乳製品会社や、バイオテクノロジーの会社などに勤務。 2006 年にManuka Health New Zealandを起業した。趣味はスポーツ。特にCri cket は30 年間チームでプレーした。現在はスカッシュを楽しむ。

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2013年5月発行号 136号

Greg Hall
KOHU ROAD, Ice Cream Maker


オーガニックにこだわったプレミアム・アイスクリーム

天井が高く広々とした空間。年代モノのキャラバンを子供の遊び場にあつらえたコーナー。アンティークな家具と素朴なインテリアがどこか懐かしい。オープンキッチンからは自家製のマフィンやケーキが焼ける良いにおいがする。コーヒーの香り。でも、ここKOHU ROAD カフェの主役は色とりどり並んだアイスクリームとシャーベットだ。どのフレーバーも一度それを試したら、今まで食べていたものには戻れなくなる魅惑の味。その仕掛け人Greg Hall氏に話を聞いた。

1971年3月20日、Wellington生まれ。オークランド郊外にも数多い自然散策道を走るトレイルランが趣味。毎日のように走る。日本人の妻、弥生さんと、KOHU ROAD のロゴにもある「樹」という漢字をそれぞれ名前に持つ3人の子供との5人家族。子供がのびのびと、歩いて学校に通える環境が気に入っているという。

 

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2013年6月発行号 137号

Nadia Lim
Author, Cook & Dietitian 

ヘルシーレシピを広めることが私のミッション

2011年に放送されたTV Oneの人気シリーズMaster Chef New Zealandで二人目のMaster Chefに選ばれて以来、目まぐるしく人生が変わったというNadia。料理本の出版、新聞・雑誌への寄稿、食品会社のパーソナリティなど超多忙な日々を過ごす中、先月末に健康食材をレシピとともに宅配し、健康な食生活を提案するニュービジネスを始めたばかり。

12月21日生まれ。第二代Master Chef NZチャンピオン。レシピの寄稿、食材のPR、料理本の出版などを仕事にするフードコンサルタント。好きなレストランはEbisu、Engine Room、French Cafe、Sidartなど。ビーフとチョコレートを合わせた料理を出すポンソンビーのSidartには斬新すぎるアイデアにいつも驚かされる。

 

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2013年7月発行号 138号

Wynton Rufer
WYNRS Director

WYNRSではフットボールを通じてライフスキルを教えています

ニュージーランド人として初のプロフットボール選手としてヨーロッパや日本で活躍したウィントン・ルーファー氏。現役を引退してからニュージーランドに戻り、この国のフットボールを盛り上げ、選手養成に携わる。ジュニアチームは海外遠征で他国強豪チームと互角に戦えるレベルに成長した。フットボールのペナントやポスター、チームの寄せ書きサインがされたユニフォーム、トロフィーなどが所狭しと飾られた彼の事務所を訪ねた。

1962年12月29日生まれ。ウェリントン出身。父はスイス人、母はマオリ系ニュージーランド人。高校卒業後、1981年にヨーロッパでプロのフットボール選手となる。ストライカー。ワールドカップに出場した1982年のニュージーランド・チーム、All Whitesのメンバーだった。チーム在籍はドイツのWerder Bremenが最長だが、Jリーグのジェフ・ユナイテッド市原でもプレーした。オセアニア・フットボール協会から「今世紀最大のオセアニア・フットボール選手」と指名される。オーストラリア人の妻、ドイツと日本で生まれた2人の息子との4人家族でオークランドに在住。

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2013年8月発行号 139号

Mark Smith
Restauranteur


キウイと日本人のコンビがビジネス成功の鍵です。

昨年末、Ponsonbyに登場したおしゃれなエンターテーメントスペース、Ponsonby CentralのLane Way中央の一角に、L字型のカウンターをフィーチャーした居酒屋風日本レストランバー、東京クラブがある。予約を取らないカジュアルさとおいしい家庭風料理で連日大盛況だ。その仕掛け人であるレストランターMark Smith氏に話を聞いた。

ホスピタリティー業界に入って20年余り。海外での経験を生かしてつくった日本レストランSOTOで大成功を収める。以来、数々の日本レストラン、バー、ホテルにコンサルタントとして携わった。現在は日本人のビジネスパートナー、志村さらさ氏と東京クラブを共同経営。旅行業界で活躍するニュージーランド人の妻と、11歳、13歳の2人の子供でシティに暮らす。趣味はスポーツ。特にスカッシュとゴルフ。

 

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2013年9月発行号 140号

Alister Gates
Vise President, Asia Business Development, World Wide Access

ニュージーランド製品を日本に売る救世主

インターネットで世界中の様々な情報にアクセスできるようになった利便性を活かして、“世界の果て”と冗談を言われる南半球の島国ニュージーランドからでも商品を世界に売り込んで成功しているのがWorld Wide Accessだ。日本マーケット責任者のAlister Gatesは日本在住の経験があり、Amazon Japanや楽天を通してすでにいくつものニュージーランド製品を紹介し、各ショッピングサイトのカテゴリー内ベストセラーを達成している。

1965年8月オークランド生まれ。外交官の父親とともに幼少からニューヨーク、ロンドン、サモア、トンガ、フィージー、日本で育つ。父親は90年代初めに日本大使を務めた。ビクトリア大学、マッセー大学を卒業し、起業家としてすでにいくつもの会社を売却。モットーは「小さな会社を大きくして売る」こと。

 

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2013年10月発行号 141号

Fumiaki Tanaka
Super Rugby Highlanders(Scrum Half)


スーパーラグビーも日本のラグビー発展のために

「スーパーラグビーはヨーロッパのリーグに比べてスピードやパワーの点においても上回っていると思うよ」これは元オールブラックで現在ITMカップのオタゴチームの監督を務めるトニー・ブラウン氏の言葉である。そんな世界最高峰のラグビーリーグとも言える『スーパーラグビー』に日本人として初めて選手登録されたハイランダーズの田中史朗選手。身長166センチ、体重75キという彼の足のサイズは24.5センチ。「おそらくスーパーラグビーの中では一番小さいと思うよ」とチームマネージャーのグラハムは言う。そんな彼がキウイやオージーそしてパシフィックアイランダーの巨体たちと対等にプレーをしている姿は「体の大きさを言い訳にしない」という自身のポリシーを最も表している。

1985年生まれ。京都出身。伏見工業高校、京都産業大学を経て三洋電機(現パナソニック)でプレー。ハイランダ−ズでの活躍の原動力は智美夫人の手料理。田中選手の大好物は生地から仕上げるピザと春巻き。練習にはもちろん智美さん手づくりのお弁当を持って出かけている。

 

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2013年11月発行号 142号

Hannah Prior
The Sir Peter Blake Trust Programme Director


If it is not hard, it is not worth doing. (難しくなければやる価値がない)

9月に世界最古のスポーツ・トロフィーを競うヨットの国際大会アメリカズカップがアメリカ、サンフランシスコで開かれ、エミレーツ・チーム・ニュージーランドがカップ奪取の大手まで詰め寄ったが、カップを保持するアメリカのオラクル・チームUSAに土壇場で逆転され敗退した。多くのキウイが「もしサー・ピーターが生きていたら・・・」と無念に思ったに違いない。 サー・ピーターとはエリザベス女王からサーの称号を与えられた世界的セイラー、ピーター・ブレイク卿のこと。そんなサー・ピーターのヨットマンとしての功績を讃え、その遺志を継ぐべく2004年に設立されたのがThe Sir Peter Blake Trustだ。アメリカズカップに関心が集まる今だからこそ、サー・ピーターが注目されている。プログラムディレクターのHannah Priorさんにその活動内容を語っていただいた。

ホークスベイ地方のヘイスティングス生まれ。ハミルトンで高校時代を過ごし、ボートでは年齢別代表にも選ばれたことがある。オークランド大学で法律を専攻。商業弁護士として活躍していたが、心機一転して転職を決意。政府代表団の一員として日本に行ったこともある。「東京バナナ」が忘れられない。

 

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2013年12月発行号 143号 パート1

Sergio Figueroa
Business College /NZ Golf Course Tutor / AA NZPGA Professional

ゴルフと言えど、勉強は大変です

オークランドのBusiness Collegeではゴルフを勉強して、NZQAの資格が取得できる。プロはもちろん、プロにはならなくてもコーチになったり、ゴルフコースの設計をしたり、クラブのデザインをしたり、クラブの経営に参加したり、将来ゴルフに関わって仕事をして行きたいという人には必須のコースだ。このコースの先生であるSergio Figueroaは今年からBusiness Collegeに参加し、ゴルフクラブを握る実技だけではなく、理論、歴史、経営そして心理学までを講義する座学もカバーしている。ゴルフが“勉強”になるというゴルフコースについて紹介していただいた。

コロンビア生まれ。2002年ニュージーランドでプロ(NZPGA)となる。ゴルフを勉強にするとゴルフ好きには楽に感じられるが、そんな事はなく、座学もあり、その大変さに驚いて生徒が途中でドロップアウトしないよう楽しく、気楽に勉強できる環境を常に心がけている。スペイン語もネイティブ並み。

 

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2013年12月発行号 143号 パート2

Hamish Small
AIS St Helens, Academic Head of Hospitality Management

ホスピタリティを極めたい人、大歓迎

ニュージーランドではホスピタリティの勉強が盛んだ。というのもホスピタリティの仕事がニュージーランドのみならず、世界中で必要とされているからだ。日本で勉強するホスピタリティは日本語でのホスピタリティだが、ここニュージーランドでは英語でのホスピタリティ、つまり、ダイレクトで世界につながっているホスピタリティが学べるのだ。 Hamishは海外でホスピタリティ業界に入り、業界への興味が膨らんで、学位までとってしまったという筋金入りのホスピタリティ仕事人だ。AIS St Helensのホスピタリティ・プログラムを仕切る彼にコース内容と将来の可能性について語っていただいた。

1971年4月21日生まれ。ノースランドのMaungaturotoにある200エイカーのファームに住む。オークランドでの仕事は火曜日から金曜日まで。その際は学校内の宿泊施設で生活。土曜日から月曜日まではファームでイギリス人の妻と三人の息子と過ごす。

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2014年1月発行号 144号

Camilla Besley
Whitireia Performance Centre
Bachelor of Applied Arts

日本での公演が楽しみです。

21歳の学生が大きな夢の第一歩をつかんだ。今年の12月末に東京国際フォーラムで開演される「オペラ座の怪人」-ケン・ヒル版-は1992年の初来日公演以来、今年が5回目となる。多くの固定ファンもおり、日本のフェースブック公式ページではすでに3000人近くが登録されているこのミュージカルにJAMMES役で出演するCamilla Besley。Whitireia Performance Centreの学生として劇団に特化した学位での卒業を間近に控え、リハーサルで多忙な中ではあるが海外での公演にワクワクしているという。

1992年10月29日ネルソン生まれ、育ち。パーフォマンス・アートを勉強するためにウェリントンに移動。東京国際フォーラムで開演される「オペラ座の怪人」の公演予定は12月19日(木)−29日(日)まで。東京ではディズニーランドや寿司屋に行く事を楽しみにしている。インスタグラムのユーザーネームは“MILLIEB12”

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2014年2月発行号 145号

Mark R Mullins
オークランド大学 日本研究センター主任


日本の理解を深める研究

オークランド大学の日本研究センターに日本在住約40年の教授がいると聞いたのは2013年の中頃。専門は宗教社会学というが、日本での経験がオークランド大学でどのように活かされるのか、大学生に日本をどう理解させるのかなどを聞くために大学内の研究室を訪ねた。

1954年アメリカ合衆国アラバマ州生。6歳から両親に連れられ、日本で育つ。アラバマ大学卒業。リージェント大学(カナダ)を経てマックマスター大学(カナダ)で博士号取得。専門は宗教社会学。1985年から日本在住。四国学院大学、明治学院大学をへて、上智大学比較文化学部教授。長野県に山小屋を持ち、アメリカに住んでいる娘さんと合うために日本とアメリカ、そして仕事をしているニュージーランドの3カ国を駆け回る。

 

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2014年3月発行号 146号

Dr. Lawrence Marceau
文学博士 ローレンス・マルソー
オークランド大学人文学部 文化語学言語学科 准教授


江戸・明治初期の文学と思想

ニュージーランドで日本がどのように研究されているかを探る第二弾。マルソー博士は江戸・明治初期の日本文学の権威のひとりだが、今の研究テーマは江戸時代の妖怪絵本の正しい解説と考証という。日本語でも研究は十分行われていないというこの分野で来年には二冊目になる著書を発行予定。日本人でもあまり馴染みのないこのジャンルでより多くの大学生に関心を持ってもらうことはなかなか大変だが、確実に日本文化の浸透が図られていると言う。

1954年アメリカニューヨーク州、バッファロー生まれ。高校時代に日本に留学して以来、日本語・日本研究に没頭。コルゲート大学、京都大学大学院、ハーバード大学大学院を経て、アメリカ国内の大学に勤務。2005年よりオークランド大学で教鞭をとる。専門は近世(17〜19世紀)の日本文学と文化。奥さまは日本人。

 

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2014年4月発行号 147号

Pete Jones ピート・ジョンズ NZLC IELTS Manager
Paul Dixon ポール・ディクソン NZLC IELTS Senior Teacher


“IETLSの点数が通常の2倍のスピードで上がる”秘訣を伝授します。

IELTS(International English Language Testing System)は、ニュージーランドやオーストラリアをはじめ、その他の英語を母国語とする国で永住権を取得したり、専門学校や大学に入学したりする際に必要とされる英語のテスト。General とAcademicの2つの種類のテストがあり、それぞれReading, Writing, Speaking, Listeningの4つの技能のテストがあります。それぞれの技能に最低0から最高9.0まで0.5ごとに点数が出され、平均値がIELTSの点数となります。目標となるIELTSの点数は、目指すものによって異なります。また、IELTSの点数が必要な学生だけでなく、集中的に英語を伸ばしたい方にもお勧めです。 今回は、“IELTSの点数が通常の2倍のスペードで上がる”と定評のあるIELTS担当のPete Jones先生とPaul Dixon先生に話を聞きました。NZのIELTS業界で一目おかれているこの二人。IELTSへの熱の入れようは独自のIELTS教材を作ってしまうほど。過去の問題を徹底的に分析し、学生の上達結果を調査し、短時間で効率的にIELTSの点数を上げることへの執念は半端ではありません。

Pete Jones  ピート・ジョンズ (右)
NZLC IELTS マネージャー
1972年イギリス生まれ。イギリス、オープン大学で科学を専攻。英語教師、教育機関のカウンセラーを経て、2003年にニュージーランドへ。NZLCは2013年から教鞭をとる。

Paul Dixon ポール・ディクソン (左)
NZLC IELTS シニアティーチャー
1982年イギリス生まれ。オックスフォード大学で政治、歴史を専攻。英語教師、政府機関での職を経て、2013年7月NZLCへ。マネージャーのPeteの右腕となり、IELTSコースを引っ張る。

 

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2014年5月発行号 148号

Brian Campbell
Head Chef, Milse dessert Restaurant


デザートレストランの新しいトレンド

オークランド、ブリトマートの小さなデザートレストランMilse(ミルズ)は夜10時を過ぎても満席。予約なしで行ったらテーブルを確保することはほぼ無理。それでもテーブルが欲しければ、20〜30分待ちを覚悟しなければならない。
その理由は店内のショーウインドウに飾られているデザートを見れば分かる。整然と並べられた色とりどり、形状さまざまなデザートの数と種類に圧倒され、リピーターが続出しているからだ。ニュージーランドでは珍しいこのデザート専門のレストランはどこかの店でディナー終えた客に「じゃあデザートはMilseで」と、夜遅いにも関わらず、ディナー後のデザートを食べに来させるトレンドを作り出したと言われる。
ここまで多くの人を引きつけるようになるとは思ってもいなかったと語るヘッドシェフのBrian Campbell氏に伺った。

1980年スコットランドのグラスゴー生まれ、育ち。地元の料理学校を卒業後、ロンドンの名店でシェフとしてキャリアを開始。2005年にFrench Caféに招かれ、ニュージーランドに移住。以後オークランドの名店で経験を積み、2013年にMilseオープンに参加。自分では甘いものはあまり食べない

 

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2014年6月発行号 149号

Diana Clark
Language Line, Manager


日本語は六番目に多く使われています。

ニュージーランドに来て真っ先に感じる事は「英語が日本語のように話せたら・・・」に違いない。もし命や健康に関わる緊急時、お金・ビザがらみのシリアスな場面で英語が話せなかったら、聞き取る事ができなかったら、英語が分からないと事が進まない。そんな時に役立つ通訳のサービスがLanguage Lineだ。月〜金は午前9時〜午後6時まで、土曜日は午前9時〜午後2時まで利用できる。 政府機関のThe Office of Ethnic Affairsが運営しているこのサービスは発足してからすでに十年以上が過ぎたが、未だに知名度が低く、Language Line のサービス自体を知らない人が多い。利用料金のかからないサービスなので必要な時にはぜひとも使って欲しいと積極的にPRに動いているのはLanguage Lineの立ち上げから参画し、代表を務めるDiana Clarkさんだ。

ウェリントン生まれ、育ち。もともと英語の先生でニュージーランドの中学校や高校で教鞭をとる。サウジアラビアで10年、キプロスで5年、イギリスのブリティッシュカウンシルで2年海外での英語教育に携わる。その後Language Lineの立ち上げメンバーとなり、現職。ウェリントン在住。

 

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2014年7月発行号 150号-1

Kirsty Cantley
Director of Studies, Business College


IELTSのバンドスコア9.0なんて信じられますか?

「ビジネス・カレッジ」と聞くと、ビジネス分野が勉強できる学校の一般名詞のことかと思いきや、「ビジネス・カレッジ」とは正真正銘の学校名だ。文字通り、ビジネスの勉強から、一般英語、他の学校にはないゴルフの各コースがあり、そして今注目を集めているのがIELTSコースだ。その理由はほぼ満点に近いバンドスコア9.0を記録した卒業生がいるから。 ダイレクター・オブ・スタディーズを務めるカースティ・カントレーさんはすべての先生を取りまとめ、授業の内容とクオリティをチェックし、さらにIELTSの先生も兼任する。ご本人も驚いたというIELTS9.0を排出したIELTSコースについてご紹介いただいた。

CELTA(英語を母国語としない人に英語を教える資格)、Adult Education(大人に教える資格)を取り、2001年よりいくつかの語学学校でESOL(英語を母国語としない人のための英語)を教える。2006年より英語の教鞭をとるかたわら語学学校のマネージメントスタッフとして参加する。2011年よりBusiness Collegeに参加し、現職。趣味はランニング。ハーフマラソンも楽にこなす。

 

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2014年7月発行号 150号 - 2

Peter Allpress
Director, Nomad Espresso Ltd

コーヒーとスキーの優雅な関係

コーヒー文化が隆盛を極め、ニュージーランドではいたるところで、あらゆる時間においしいコーヒーを味わえるようになった。カフェではもちろんの事、イベントやオフィスビルの中でもそれは可能になった。それは出張してトレーラーでコーヒーを出す業態が進歩して来たからと言える。トレーラーによるコーヒー出張サービス業の第一人者と言ったら、Nomad Espressoをおいて他にはないだろう。代表を務める創業者のPeter Allpress氏は兄のMichael Allpress氏(インタビュー記事は www.ecube.co.nzで閲覧可)が創業したニュージーランドでは最も名だたるコーヒーブランドに成長したAllpress Espressoの豆を使い、オークランドやワイカト地方で行われるほとんどのイベント主催者から出店を乞われるほどの成長を遂げた。 コーヒー事業のかたわら、趣味のスキーは世界中のスキー場でインストラクターとして駈けめぐっていたというほどの腕前。日本でのスキーも経験済み。コーヒーとスキーでひと旗揚げたいと語るAllpress氏に話を聞いた。

1962年オークランド生まれ。17歳でシドニーに渡り、シェフとして働き始める。音楽バンドに帯同してギターを演奏するシーズンと趣味のスキーシーズンに一年を分けて生活していた時期もある。スキーインストラクターを辞して、1999年にNomad Espresso Ltdを設立。映像・音楽エンジニアとしても活動し、オフィスにスタジオを構える。

 

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2014年8月発行号 151号

Nick Katsoulis
Director, St Pierre’s International Ltd.


多くの日本人(スタッフ)に支えられて来ました。

黄色地で赤と黒の文字を使った看板と言えば、多くの人があの「St.Pierre’s」(セイント・ピアーズ)を思い出すのではないだろう? 1980年代半ばから、ニュージーランドで寿司を広めるのに大きな貢献をしたことは誰もが認めるに違いない。現在ではニュージーランド国内で週に4万人ものお客さんを相手にすると言う最大の寿司チェーンに成長している。 St Pierre’sはギリシアに祖先を持つ4人の兄弟がウェリントンで両親が始めた魚屋を手伝ったことから始まった。兄弟が始めた魚を中心としたデリカテッセンで試験的に売り出した寿司が今では魚の売り上げよりの何十倍にもなっていると言う。ニュージーランドの寿司事情のすべてを知っているNick Katsoulisさんに話を伺った。

1964年ウェリントン生まれ。ビクトリア大学でビジネス、マーケティングの学位を取得。4人兄弟の3番目で担当はマーケティング、店舗開発。日本へは年3〜4回足を運び、日本の食トレンドに常に敏感でいるよう心がける。好きな食べ物はすし、そば、天ぷら、濃い目の緑茶。

 

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2014年9月発行号 152号

Collette Lochore
Miss World New Zealand 2012,
Diploma in Radio Broadcasting & Journalism, Whitireia New Zealand


モデルはゴールではありません。

「元ミスニュージーランドがジャーナリズムを勉強している」とポリテクのWhitireia New Zealandから連絡を受けた。ミスニュージーランドともなれば、女優やテレビのパーソナリティとして十分活躍できるはずなのに、今から勉強してどうするのかと思ったのが編集部の率直な感想だった。
Collette Lochoreさんはまだ20歳だが、ドラマスクールで子供たちに教えたり、チャリティーイベントを企画した経験があり、教育界やビジネス界と深く関わりがある。卒業後はアメリカやイギリスで経験を積むためにさらに勉強が必要だと感じたと言う。将来はまだどの分野に進むか未定だが、あらゆる可能性を試したいと目を輝かせている。

オークランド生まれ。18歳のときミスニュージーランドに選ばれる。身長181センチ。好きな食べ物はハンバーガーとチップスだが、普段はオーガニックの食べ物を好む。おじいさんの兄弟がオールブラックスのキャプテンというDNAを持つ。

 

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2014年10月発行号 153号

Wayne Dyer
Principal / Auckland English Academy

教育機関の王道

今までに多くの英語学校、専門学校が海外からの学生を獲得しようと、授業内容・学生生活の充実化、優秀な講師陣の確保、進学・就職・永住へのルート整備、キャンペーンによる特別割引、試験結果の向上など、様々な工夫とマーケティングに力を注いできた。
このような経営努力が成功している教育機関のうちのひとつがICL Education Groupだ。とある教育機関のビジネス部門から独立して設立された学校が英語学校を傘下に収めたことでIELTS、ECE(幼児教育)、TESOL(英語を母国語としない人向け英語指導者)、一般英語へと授業内容を拡げ、講師陣は高いレベルで研究も行うほどのエキスパートを集めたことで「優秀な学校」としてのブランド化に成功している。
そんなICL Education Group傘下にある英語学校Auckland English Academy(AEA)はIELTS、TESOLを学びたいと思っている学生が学校選びの際に必ず候補に入れると言われるほど名を馳せている。学校の「質」についてAEAの校長Wayne Dyer氏に伺った。

オークランド生まれ、フィージーで幼少時を過ごす。Massey大学、オーストラリアのMacquarie大学院を卒業し、英語指導者となる。ヨーロッパ、オーストラリア、中国などで英語を教え、その経験を元にCELTA(Certificate in English Language Teaching to Adults)を取り、英語を教える先生を指導する。Unitec、ロイヤルメルボルン工科大学を経て、2012年より現職。

 

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2014年11月発行号 154号

Dr Andrew Barrie
Professor of Design in the School of Architecture,
The University of Auckland


東日本大震災後、建築家はどう対応したか?

世界の全地域に日本の文化を発信する日本で唯一の専門機関である国際交流基金の海外巡回展の建築展のひとつ、“3.11 東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか”(How Did Architects Respond Immediately after 3/11 - The Great East Japan Earthquake)が10月17日(金)から11月21日(金)まで約一か月間、オークランド大学建築学部学生センターにて開催される。
この建築展がオークランド大学で開催されるにあたり、強力にサポートするのがオークランド大学、建築・都市計画学部のAndrew Barrie教授だ。Barrie教授は上智大学、東京大学ならびに大学院で建築を学び、日本でも著名な建築事務所で働くなど、日本の建築界と太いパイプを持っている。日本の建築を学んだニュージーランド人として、日本とニュージーランドの建築を通した深い関係について語っていただいた。

1968年パーマストン・ノースとウェリントンの中間、レベンを中心都市とするホロフェヌア地区の小さな街ワイオペフ生まれ。オークランド大学建築学部卒業後、日本で建築を学び、建築事務所に勤務。ニュージーランド帰国後2009年よりオークランド大学建築学部へ招かれ、教授に就任。2女の父。仕事と子育てで忙しく、趣味も持てないが充実しているとのこと。

 

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2014年12月発行号 155号

Nick Arnott
Director, The University of Auckland,
English Language Academy (ELA)


留学したことで今の自分があるのです。

この9月にオークランド大学の付属英語学校、English Language Academy (ELA)のダイレクターに就任したのがNick Arnott氏だ。オーストリアに留学し、日本、ニュージーランドの英語学校で英語講師、マーケティング、セールスな どを担当し、外国人が英語を勉強する際に必要なことをすべて知り尽くしているプロ中のプロといえるだろう。
ニュージーランドのトップにランクする大学の付属英語学校としての魅力は大学進学のためのルートとなることはもちろんだが、それだけではなく、海外の大学生がELAで英語を勉強し、母国で勉強している分野をオークランド大学で勉強するプログラムを単位互換制で出来ることだと言う。日本の文部科学省が大学生に留学を奨励するようになった昨今、ELAのプログラムは注目を集めるに違いないと自信を深めている。

1972年ロンドンから車で2時間ほどの街Stroud(ストラウド)生まれ。イギリスのBirmingham City 大学で英語学と文学を専攻し、大学院でマーケティング、商学を修める。日本で英語講師、ニュージーランドで英語学校のマーケティング、セールスを担当。来年2月にブラジル人のパートナーとの間に第一子誕生予定。

 

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2015年1月発行号 156号

Nigel Hotham
Deputy Headmaster,
Hamilton Boys’ High SchoolRugby 1st XV Head Coach


Leadership & Engagement

ニュージーランドには文武両道で大成している人が多い。スポーツとビジネス、スポーツと学業などで成功している人のことだ。スポーツの中には選手としての実績や栄光だけではなく、チームを勝利に導いた指導者としての手腕も加味して捉えるとその数はかなりのものになるはずだ。Hamilton Boys’ High Schoolの副校長Nigel Hotham氏もそういう一人に数えられるだろう。 教育者として、またラグビー部の監督としての経験と実績は多くの人から尊敬を集めていることで証明されている。教育者としての道を究めるか、ラグビー指導者としてさらに上を目指すか、現在は分岐点にいると打ち明けてくれた。

1964年マタマタ生まれ、ハミルトン育ち。ワイカト大学教育学部卒業。ハミルトンの小中学校、オークランドのKelston Boys’ High Schoolを経て、Hamilton Boys’ High Schoolへ赴任すると同時にラグビー部1st XVのヘッドコーチに就任。以来、ニュージーランド国内高校選手権で優勝4回。日本でも注目される教育者兼ラグビー指導者。日本で食べたラーメンのうまさに衝撃を受けた。

 

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