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Vol.2 時代を飾るキウイ |
ニュージーランドのワインと言えば白、赤ワインと言えばオーストラリアと言うのはもう時代遅れ! 「プロヴィダンス」というワインをご存じだろうか?れっきとしたニュージーランドの赤ワインだが、恐らくほとんどの読者が見たことも聞いたこともないと言うに違いない。一部のワインファンの間では「ニュージーランドのシンデレラワイン」とまで言われる。それは突然にして出現したすごいワインという事だ。値段は高いが、手が出ないと言うなかれ。すばらしいワインとはこんなワインのことを言うのだ!
イナリーの新名所「マタカナ」 「マタカナ」という場所を知らない人も多いに違いない。オークランドから北へ車で約45分、ワークワースの先を東方向に入ったエリアのこと。ワイヘキ島がこのところすばらしい赤ワインを生み出している事は周知の事実だが、ここ「マタカナ」も負けてはいない。 クロアチアから移民して来た両親が北島のカウリ博物館の近くのパパロアに小さなぶどう畑を持っており、私はそこで育ちながら、ワイン作りを覚えました。両親はぶどう栽培とワイン作りに古くからかかわっていた家計の出でした。しかし、私は大学で法律を勉強し弁護士になったため、ワイン作りに本気で取り組むつもりはありませんでした。とは言うものの、小さい頃から家の周りにあったぶどう畑の緑は頭の中に残っているんですね。緑に囲まれて生活したい気持ちが嵩じて、結局自分でぶどうを植える事になりました。 マタカナはワイヘキ島に近い気候で、近くにあるワークワースよりもいい天気の日が多く、雨も少ないのが特徴です。粘土質の土地、北向きのスロープ、夏は暑く、冬は霜も降る気候がぶどう作りにとても適しています。今ではこのマタカナに約10ほどのワイナリーがあるほどです。今後も増えてくるに違いありません。 シンデレラワイン? 1990年に現在のワイナリーのある場所にぶどうを植え、最初の収穫(初ヴィンテージ)は1993年。この時にすでに自分が目指しているレベルのぶどうに達していると感じたと言う。わずか3年で突然にして出現したからこそ、シンデレラワインと言われる。 ワインで有名なフランスのボルドー地区などでは通常ぶどうの収穫には最低でも7~8年必要と言われますが、それがたった3年で可能となりました。それはこの土地、気候の良さに加え、手をかけてぶどうを栽培しているからだと思います。その一つに「プロヴィダンス」のぶどうの木は他のワイナリーと違って丈が低いことがあげられます。これはボルドー地区などでも同じで、丈の高い木に比べて丈が低い木は地面からより多くの熱を受ける事ができるようにするためなのです。 栽培しているぶどうの品種はメルロー、カベルネ・フラン、マルベック、シラーの4種類です。栽培方法は限り無くオーガニックに近いと思います。しかし、ぶどうの木に亜硫酸だけは散布する事にしてします。油虫にやられてぶどうが全滅してしまった友人を知っていますので。したがって、完全なオーガニックではありませんが、ワイン自体に亜硫酸を入れたりする事はありませんので、私は「ピュアなワイン」と言っています。 「プロヴィダンス」ブランドで作られているワインは3種類あります。ぶどうの品種やそのブレンド比率を変える事によって種類を分けています。メルロー主体のブレンドProvidence(プロヴィダンス)、カベルネ・フラン主体のブレンドPrivate Reserve(プライベート・リザーブ)、そして、オーストラリアの赤ワインの品種で有名なシラーズだけを使ったSyrah(シラー)です。
ニュージーランドで買えないワイン
ワイン作りのポリシー
ベストのモノがない時代だから 関連記事 「食べる、飲む、もてなす、暮らす、旅する」ための最新ガイド 関連記事 好きなワインを記憶する。これがワインを知る第一歩です。 関連記事 ワイヘキ島の一流ワイナリー、Stonyridgeのボルドースタイルワイン |
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