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Kirsten Taylor
New Zealand Health Shop社長

勝亦 秀彰
Whitireia New Zealand
Bachelor of Applied Arts 留学生

大塚ゆかり
National Technology Institute学生 ほか

Vol.101 Career up in NZ -ニュージーランドでフライフィッシング-

中川 潔 / Kiyoshin Nakagawa /プロフェッショナルフライフィッシャー/フライタイヤー(毛ばりを作る人)/ Rod & Reelオーナー / NZのフライフィッシング界を牽引する日本人
kiyoshi Nakagawa

中川 潔 / Kiyoshi Nakagawa
Rod & Reelオーナー / プロフェッショナルフライフィッシャー
フライタイヤー(毛ばりを作る人)
NZのフライフィッシング界を牽引する日本人

「楽園」と称され、世界中のフライフィッシャーを魅了するニュージーランド。この国で釣りを趣味から仕事にしたのが中川潔さんである。フライフィッシングの大会出場やショップの経営は自分がNZにいるという確かな証拠を残すためだという。

Kiyoshi Nakagawa【Profile】
中川潔 77年生まれ、石川県出身。
釣りを職業としたことで、ただ楽しむだけでは済まされないというプレッシャーや葛藤を感じた時期もあったという。仕事としてフライを続ける中で、新しく見つけた趣味がカメラ。今はそれが高じて、雑誌のカバーページを飾るほどに。他のリラックス方法はクラッシクのコンサートに行くことと、お菓子作り。

趣味から本業へ

  Kiyoshi Nakagawa
   
  Kiyoshi Nakagawa
  フライフィッシングは老若男女、誰でも気軽にできる自然との触れ合いだという。
   
  Kiyoshi Nakagawa
  この川の源泉ではミネラルウォーターも生産されている。
   
  Kiyoshi Nakagawa
  ガイドをする川の中には中川さんだけがアクセス方法を知っているポイントもある。
   
  Kiyoshi Nakagawa
  フライフィッシングに関する品揃えはNZ内でもトップクラス
   
  Kiyoshi Nakagawa
  大会終了後は同じフライフィッシャーとしての友情が深まる

 「ニュージーランドに来たのは2003年でした。当時、携わっていた造船関係のリサーチのために訪れたのです。そのときはアメリカズカップもあり、NZ、日本、そしてアメリカ技術をみて学んでいました。ただ、自然豊かなこの国は私にとってはあまりにも危険な国でした。それは趣味であったフライフィッシングに知らず知らずに熱が入ってしまう環境だったからです。そんなわけでいつの間にか趣味から本業になってしまったのです。 フライフィッシングが仕事と言ってもさまざまな形での関わり方がありますが、私の場合はまず、生活拠点であるオークランドに友人と共同でフライフィッシングに特化したショップを構えました。そして、同時に北島を中心にフィッシングガイドを始めました」

ベースは全エリア
NZのフィッシングガイドは、自分が得意とする「場」をベースにガイドする人が多い。例えばロトルアのガイド、クイーンズタウンのガイドなど。しかし中川さんはある特定の地域だけでなくNZ全体をカバーするニュージーランドのガイドである。
「私が住んでいるのはオークランドです。そこには有名な川や湖があるわけではありませんので、必然的に釣りができる場所へ移動をして案内することになります。この利点は、その時の状況に応じて場所を選ぶことができることです。天候が最も大きな要因ですが、例えば大雨が降り、予定していた川が増水して入れなくなったとします。「場」に特化したガイドの場合、そのエリア内で釣りができる川を選択しなければならないのです。つまり選択の幅が狭くなってしまうのです。しかし私のスタイルですと、空港でお客さんに会ったその時点の状況に応じて、NZ全国の最良のコンディションの川を選択することができます。フライフィッシングは自然が相手ですから、フレキシブルな対応できることが大切なのです」


競技としてのフライフィッシング

 湖、又は数本の川を150メートルずつに区切り、抽選で決まったその区間で3時間×5回、計15時間、3日間にわたり釣りをし、18cm以上の魚をジャッジが計測、ポイント換算され、そのポイントの合計を競うのがフライフィッシング・チャンピオンシップである。
「NZ大会には2003年から出場しています。その後はオセアニア大会や世界大会にも出場権を獲得して出場しています。09年にはオセアニア大会で優勝することができました。そして今年はNZ大会で優勝を果たすことができました。通常はNZそしてオセアニアの順番なのですが、先にオセアニアで優勝していたので、今年のNZ大会の優勝はある意味プレッシャーでもありましたし、念願でもありました。 私がこの大会に出続けているのは、自分自身の技術の向上とプレッシャーを保ち続けるためです。ガイドとして人を案内する以上はスキルや知識の面で常にトップの状態に、そして最新の状態にしておく必要があります。お客さんはNZ、オーストラリア、アメリカ、シンガポール、ヨーロッパ各国、日本、など様々です。ですから、世界の人に対応することができる知識が求められるのです。またこうした大会で上位の成績を収めることで、お客さんにはこちらのスキルが目に見えて分かるのです。私はこの大会をスポーツの一つであると考えています。1回のセッションで平均20~30匹釣り上げますから、移動は当然走りますし、場合によっては同じ魚を2度3度釣ることもあります。まさに技術と理論で釣りをするといった感じです。特にNZはスキルの高い人たちが参加しますので、その中で日本人のわたしが成績を残したことで、最初は周りも驚きましたが、最近ではNZの一人のフライフィッシャーとして認めてもらっています」

「こうした大会とは別に、私個人の釣りはのんびりとしたもので、川に遊びに行くという気持ちが大きいです。青く澄んだ水を楽しみ、一匹上がれば大満足なのです。ガイドをするときもまた、お客さんにはNZの自然を満喫してもらうように心がけています。特に私のお客さんはパッションのある方ばかりです。NZで釣りを満喫するためにコツコツと旅行資金を貯めたり、ずっと前から楽しみにしていたNZでの釣りを体調が優れなくても我慢をしてはるばる遠い国からNZへ来てしまう人など。「どうしても」釣りたい人のパッションに、「どうしても」釣ってもらいたい、楽しんでもらいたいという私のパッションが同調する、そんなガイドをしてきましたし、これからもそうありたいと思っています」



この記事を読んで、フライフィッシングに興味があるという方はイーキューブのキャリアアップ・センター「イースクエア」までご連絡ください。

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