オークランドのポンソンビーロードに大きな金色のMとCの文字が目立つ店舗がMINNIECOOPERのブティックだ。セーター、Tシャツ、バッグ、靴、ブーツ、サンダルが並び、ファッションブティックだという事が分かるが、手作りにこだわったシューズメーカーである事はあまり知られていない。 Sandy Cooperはシューズメーカーとして1989年にMinnie Cooperブランドで女性用の靴作りを始めた。創業当時からニュージーランド・メイドで、ファッショントレンドを追わず、シンプルで飽きのこない、長く使えるデザインにこだわり続けている。Sandyのそのポリシーに共感する人は多く、Minnie Cooperのファンにはひとりで10足以上の靴、ブーツ、サンダルを持つ人も少なくない。英国やイタリアの手作り高級シューズと同じように一度はくとその良さが分かってファンになり、次々と違ったモデルを買い足して行く人が多いのだ。 1980年代までニュージーランドで発売された靴の95%以上はニュージーランド製だったが、80年代後半に靴の関税が安くなり、主に中国製の輸入ものが安く手に入るようになった。その結果、多くのニュージーランドの靴メーカーが生産を止め、靴職人も仕事を失った。そんな中にニュージーランド製を強くアピールし始めたのがMinnieCooperだったのだ。他の靴と比べて値段は大きく違うが、小さな手作り靴メーカーにもかかわらず、多くの人に知られて来た理由は履いた人たちが語り継いできているから。残念ながら、男性用シューズは生産していない。
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