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Vol.103 時代を飾るキーパーソン The Office of Ethnic Affairs/Mervin Singham氏

Roland Jeffery Mervin Singham / マーヴィン・シンガム
Director of the Office of Ethnic Affairs
The Department of Internal Affairs, Te Tari Taiwhenua
移民はニュージーランドと母国との橋となって国際社会を創ります。

ニュージーランドと文化が異なる国からの移民が抱える問題を専門に扱う政府の機関、The Office of Ethnic Affairs (エスニック・アフェアーズ)で様々な課題に取り組んでいるシンガム氏。全国各主要都市にある4つの分室を総括するほか、国会議員、パンジー・ウォング氏(Hon Pansy Wong)と常に連絡を取り合い、移民民族に関係する政策原案を練る。その多忙なスケジュールのなか、このインタビューのためにオークランドへ飛んできてくださった氏にその半生を伺った。

Director of the Office of Ethnic Affairs/Mervin Singham【Profile】
Mervin Singham / マーヴィン・シンガム
Director of the Office of Ethnic Affairs  
The Department of Internal Affairs ,
Te Tari Taiwhenua(内務省の民族業務局局長)
1965年4月26日生。マレーシアに生まれ育ったが、85年にニュージーランドの大学に留学し法学を勉強。卒業後、自営業、会社勤めで社会経験を積んだ後に公務員となり現在に至る。趣味は絵画、料理、ウォーキング。Wellington在住。http://www.ethnicaffairs.govt.nz

多様な文化の中で育った

Mervin Singham Mervin Singham 車を持たず、Wellingtonにいるときはどこへも歩く。それが健康法。 Mervin Singham 「スポーツに興味がないのがひとつだけキウイらしくないところです。」 Mervin Singham 多忙の日々なので、余暇はゆったりと、リッチな時間を過ごすようにしている。 Mervin Singham Mervin Singham 両親、家族はマレーシアにいる。 Mervin Singham

 私はマレーシアで生まれました。両親はスリランカとポルトガル、インドのバックグラウンドです。マレーシアという国は、昔から人種のるつぼで、中国系、インド系、さまざまな民族が混ざり合って暮らしているところ。数多くの公用語が使われ、食べ物も暮らし向きも混在。私の家族はキリスト教徒でしたが、家にいたナニーはモスラム教徒という具合。私はそんな本当に多様な文化のなかで育ちました。 1985年にカンタベリー大学に留学。当時のクライストチャーチは保守的な白人社会で、ブラウン肌の人間は珍しかったです。マオリ人の友人と一緒にバスなんかに乗っていると、周囲の人に物珍しそうな目で見つめられることがよくありました。正直、それが腹立たしく感じられることもありました。 大学は優等で卒業しましたが、そのまま弁護士になろうという気がしませんでした。何か全く違うことをしたいと思い、ヒュージョン料理のレストランを始めました。ゼロから全てを自分で築き上げた自分の店です。マネージャーとして4年間、休みなしで働きました。今、振り返ってみると、その時に得たいろいろな社会的立場のお客さんと触れ合った経験が、私の現在に役立っていると思います。

他人の役に立ちたい

少し貯金ができた4年後レストランを売却し、大手石油会社にサービスマネージャーとして就職。北島北部が担当地域だったのでオークランドに引っ越してきました。 でも、しばらくするうちに自分の進むべき道を考え直すようになり、自分が本当にやりたいことは何か、将来、どうなりたいのかを自問するようになりました。それで、気づいたのです。自分は他人の役に立ちたい、大衆のために働きたいのだ、と。  公務員として初めての仕事は、南オークランド、マヌカウ地区のミニストリー・オブ ハウジングMinistry of Housing(住宅省)のオフィスで、テナンシー・メディエーターTenancy Mediator(借家仲裁人)としてでした。その仕事の大半は、滞納されている家賃の支払いを促すことでしたが、この時、本当に社会の底辺に暮らす人たちの生活を目の当たりにして目を覚まさせられる思いをしました。なぜ家賃を払えない人たちが、昼間っからビールを飲んでタバコを吸ってブラブラしていられるのか? 問題はその人たちの社会意識にありました。そんな人たちととことん話をして生活を改善してもらう、物質的には大して変えられなくても、精神的に向上してもらう。それは難しい仕事でしたがやりがいがありました。いい結果が出た時は本当に嬉しかったです。そこには約1年間いました。

仕事と大学院を両立

 次に、Human Rights Commission(人権問題委員会)でComplaint Manager (苦情係)となり、人種差別など民族関係の仕事をするようになりました。移民がその文化の違いのために出会うさまざまな問題を解決していく仕事です。例えば、移民の人がお店である特定の人種だというだけの理由でぞんざいに扱われた、というような小さな苦情から、英語のアクセントのために就職を断られた、というようなより深刻な苦情まで、多種多様な事項に出会いました。ここには7年間いました。 また、ここにいる間に、関連した法律をもっと勉強したいと思い、オークランド大学の大学院で社会政策学と社会関係学を受講。現在の仕事に就けたのはそのときがんばって取得した修士号のおかげです。

民族移民がニュージーランド国民として生活できるようにサポート

Office of Ethnic Affairsでの仕事は、移民に起こりそうな問題を察知して取り上げ、それに見合った政策を作成し、政府にアドバイスすることです。例えば、警察や消防署などでは求人の際にその応募条件として身長制限を挙げることがありますが、それは小柄なアジア人を不当に排除しているものではないか、というようなこと。そんな人によっては当たり前のようなことも再検討してみる必要がある、ということです。問題が起こる以前に基本的な改善政策を作成、その施行を促します。苦情係だったときの経験がとても役立っています。ニュージーランドを選んで来てここで生活する移民が、100%この国の国民として良い生活が送れるようにサポートしていくのが、私たちの役割なのです。

移民は相互の文化の橋渡し役

 ニュージーランドは世界で最も多様な国です。ですから、オークランドは世界で最も多様な都市だと言えます。それでいて、オーストラリアなどで起きるような民種間の抗争がありません。経済的にも比較的安定していますから移民には住みやすい国だと言えるでしょう。相互の文化の中間的な存在である移民がニュージーランドと母国との橋渡し役となって、これからの国際社会を創り出していくのです。 私はマレーシア系ニュージーランド人です。こんなに多くの機会を与えてくれたこの国に住んで良かったです。ニュージーランド国籍を取って、キウイになったことに誇りを持っています。それでもやっぱりマレーシアのパスポートを切り捨てなければならなかった時は悲しかった。自分のルーツ、出身はどんなに生活が変化しても変わりませんから。どちらかひとつの国籍を選ばなければならない母国の決りは酷ですね。

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