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Vol.78 Career up in NZ ニュージーランドでイラストレーターに

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん Jun Arita 有田 潤さん
Illustrator

ニュージーランドでのイラスト制作は、キャンバスを超えた素晴らしい出会いがあります。

ニュージーランドで大人気のファッションブランド『Glassons』で毎年行なっている乳がんキャンペーンも今回で6年目。その一環として店頭で販売されるキャンペーンTシャツのデザインは一般公募されており、今回400以上に及ぶ応募の中からたった一つ選ばれたのが潤さんのデザインだ。その勢い溢れるイラストでは、日本とニュージーランドのアイコン達が仲良く主張し合っている。

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん【Profile】
1983年生まれ。大阪府出身。高校卒業後、印刷会社のグラフィックデザイナーとして約3年、その後フリーのデザイナーとして2年の経験を持つ。その間、ニューヨークへ語学留学をするなど海外での活動も視野に入れ、昨年9月にニュージーランドへ。ホームステイ先ではWhangaparaoaのオーシャンビューと人なつこいハスキー犬4匹に囲まれ、一意専心で日々制作に取り組んでいる。

GLASSONSの乳がんチャリティーキャンペーン

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん

昨年、ニュージーランドで人気のファッションブランドGlassonsによる、NZブレストキャンサー・リサーチトラスト(Breast Cancer Research Trust 乳がん予防・調査団体)のキャンペーン中のTシャツデザインのコンペティションで、僕のデザインが頂点に立ちました。このTシャツは店頭販売され、売り上げの一部がこの団体に寄付されるんです。

2007年9月、ワーキングホリデー制度を利用してニュージーランドへ来て間もないほんの一週間後です。ちょうどこのGlassonsのキャンペーン期間中で、良い機会だからとホストファミリーがその会場に連れて行ってくれることになりました。そこで、偶然にもキャンペーン用Tシャツのデザインを一般公募でも受け付けていることを知り、ぜひ応募してみようということになったのです。その場には簡素な画材と応募用紙が用意してあり、その場で3時間くらい掛けてイラストを書き上げました。あとから聞くとその応募数は400件以上。そしてその中から1つ僕の作品が選ばれ、カレン・ウォーカーやトレリス・クーパーなどニュージーランド有名デザイナーのTシャツと共に、僕のデザインしたTシャツがGlassonsの店舗に並ぶことになったのです。

それ以来、テレビや雑誌からの取材を受けたりするようになりました。日本だったらこんな急激な変化はあり得なかったでしょう。日本にいた頃は、学生時代の恩師や友人のアドバイスを受けながら、とにかく何でも挑戦していました。さまざまなイラストコンテストにも応募していましたが、今思うと「もう審査員に名前が覚えられているんじゃないか」というくらい本当にたくさん出していました。どこでもそうですが、特に日本ではアクションを起こし続けていかなければ自分の絵を知ってもらうのは困難ですから。そしてその結果、講談社の『動物イラストコンテスト』の佳作を約5年前、『メルヘンイラストコンテスト』の佳作を約2年前に受賞しました。

自分の絵が形作られるまで

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん

このような自分の絵のキャラクターが決まってくるまでは、たくさんのイラストレーターの画集を見て分析や模写を繰り返し、とにかく描き続けました。特に、日本人の326さんや若野桂さんなどにとても影響を受けました。今では、自分の描きたいように描けるようになったと実感するのですが、学生時代は思うように描けず苦労しました。デザインの先生のアドバイスを受けながら日々自分の壁と戦い、それでも一日一作品以上とにかく毎日絵を描き続けていました。ただそういった制作の苦しみとは別に、“描く楽しさ”は決して忘れないようにと、いつも心掛けていました。

高校卒業後は、印刷会社のグラフィックデザイナーとして3年を過ごしました。その後、フリーのデザイナーをしながら、自分の絵を路上で売ったり、アートショーを開催したり、ライブペイントを行なったりとさまざまな活動をしていました。

このように僕がフリーで活動していたある時、弟が高校の交換留学生としてニュージーランドへ1年間留学することになりました。芸術活動を行なっているとやはり漠然と海外にも興味を持つもので、いずれは外国で制作活動をしてみたいという望みがあったんです。高校2年生の頃から英会話教室にも通い始め、ニューヨークへの語学留学も経験していました。そんな理由でこの弟の留学が、僕が昨年ニュージーランドに来る契機となったのです。その留学先で弟が仲良くなった同級生がいて、それが今僕のマネージャー代わりをしてくれているJared、そして彼の家族がホストファミリーとなって現在僕の面倒を見てくれています。

僕は3人兄弟で、小さい頃から僕と弟は絵を描いてばかりでした。特に戦隊ものが大好きで、よくケンカ混じりでどのキャラクターを描くか取り合いをしたものです。それでもいつしかパソコンを覚えてからは、もっぱら『Illustrator』や『Photoshop』などのデザインソフトを利用し、画面上で絵を描くのが主になっていました。しかし、ニュージーランドにそのデスクトップ型のパソコンは持って来るわけにはいかず、この国に来てから初めて画材を手にしました。実は、これまでパソコンを使用しての作業にすっかり慣れていたため、ダイレクトな手作業に苦手意識を持つようになっていたのです。

しかし結果、これは自分への挑戦という意味で非常に良かったことでした。やらざるを得ないと思いひたすら描き続けていたら、昔抱いていた自分の手を使って作品を仕上げていく喜びが蘇り、更には成長した新しい自分を知ったという感触がありました。

ニュージーランドで絵を描くこと

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん

制作は、下絵無しに自分の気に入っているシンプルなペンのみで仕上げたり、鉛筆で下絵を描いてからさまざまな絵具で色付けして黒で縁を取るというのが僕の基本です。他にもありますが、それは秘密にしておきます(笑)。大きな作品でも1日で一気に集中して仕上げることが多いですね。先日制作したサーフボードのイラストも丸一日で描きました(写真参照)。

現在の僕の絵は、日本にいた頃とはいろんな部分で変化しています。これが、前述したGlassonsのコンペティションでの優勝に繋がったのでしょう。でもこの変化は自分だけではなし得なかったもので、自分の周りの人達の力が大きいのです。今のホストファミリーは、ニュージーランドに来たばかりの僕の絵のスタイルを見て、“ニュージーランドで日本人のイラストレーターとして活動する上で、何がキウィに受けるか?”ということをまず考えてくれました。基本的に僕の絵は、日本のアニメのキャラクターのような外国人には描けないタッチに見えるようで、アニメ人気のニュージーランドなので気に入られるかもしれないがもっと何か必要だろう、というアドバイスをくれました。そこで、ニュージーランドのアイコンを入れてみたり、漢字のような和の要素をどこかに入れるなどという試みが生まれました。結果、これがたくさんのキウィに“日本人のイラストレーター”として注目してもらえるきっかけになりました。

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん
ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん

ホストブラザーのJaredは僕のスケジュール管理、そしてまだ僕の英語が不十分なので代わりにクライアントへの通訳や交渉など、まるで僕の専属マネージャーのように動いてくれています。彼は19歳ととても若いのですが、日本人のことをよく理解してくれていて、なんと趣味は盆栽です。ニュージーランドにある盆栽コミュニティーで学んだそうで、僕が兄の結婚式のために日本へ一時帰省をした際、盆栽の鉢をお土産として頼んでくる程です。

このように周りの人達が、僕や日本のことを理解しようと歩み寄ってくれていることはとても有り難いことですし、コミュニケーションの大切さを日本にいた時以上に噛み締めています。

人の為に描く絵は自分の為

ニュージーランドのイラストレーター・Jun Arita 有田潤さん

現在は、いくつか進展している仕事があるのですが、その合間を縫っていろんな企業に営業に出かけています。時には雑貨店や土産屋へ飛び入りすることもあるのですが、ニュージーランドでは皆とても協力的で、時間があったら話を聞いてくれる方が多いですね。

どんなことでも途中であきらめていると何も進化せず、ここまでも来れませんでした。“Never Give Up”は自分の決まり文句で、努力していれば、いつか必ずその成果は戻ってくると信じているんです。そして、何でもポジティブに、いつも笑顔を絶やさず毎日を過ごせるようにつとめています。名のある人物になりたいか?と聞かれたら、いつかはなりたいと答えますが、今はそれよりもとにかくたくさんの人達に自分の絵を見てもらう機会を増やし、みんなに元気、勇気、そして笑顔を与えられるような絵をもっと描いていきたい、それが一番の思いです。「人のために素直な気持ちで描き続けなさい」と母親からも良く言われていましたから。ですので、GLASSONSのチャリティーに関わって、自分がデザインしたTシャツによってたくさんの人達を支援できたのだと思うと本当に幸せを感じます。こういったことをまた今後の自分の糧とし、もっとたくさんの人の心を豊かにできる、友好の架け橋となれるような絵を描いていきたいと思っています。

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