Vol.149 Worldwide School of English |
ニュージーランドで過ごす春休み 松本 光央 / Mitsuo Matsumoto 高崎経済大学経済学部経済学科 3年生
オークランドにある英語学校の中でも設立が1989年と意外と古く、堅実なイメージの学校がメンバーとして参加している組織ENGLISH NEW ZEALANDの中でも、国際色豊かで楽しく英語を学べるユニークな学校のイメージを強く持っているのがWorldwide School of Englishだ。
日本人カウンセラーとして勤務している大内満美子さんは肩書きこそ「日本人カウンセラー」だが、オーナー兼校長のCleve Brown氏から全幅の信頼を得て、レセプションから全生徒のケアまでカバーするキースタッフのひとり。2月新校舎に移転し、「楽しく学べる学校」がさらにパワーアップしたという中身をご紹介いただいた。
【Profile】
Mamiko Ouchi / 大内満美子
Japanese Counselor, Worldwide
School of English
1980年東京生まれ。17歳で日本を離れ、ニュージーランドへ。語学学校、高校を経て、AUTでホスピタリティ、ビジネスを学ぶ。その後、メーキャップの専門学校でも資格を取り、幅広い分野の仕事を経験。二児の母。
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人生の半分がニュージーランド
私は17歳の時に日本の高校を中退してニュージーランドに来ました。オークランド郊外でファームステイをした後、語学学校で英語の基礎を勉強し、ウェスタン・スプリングス・カレッジに入学しました。卒業後AUTのファウンデーションコースに入り、AUTに入学してホスピタリティとビジネスを勉強しました。人生で最も勉強したのはこの時期です。さらに、メーキャップの専門学校にも通い、ヘアサロン、ニュージーランドのテレビコマーシャルの裏方の仕事など様々な仕事の経験をしました。
二人目の子供を出産したあと、自分が留学生だったという経験を生かした仕事をしてみたいと思い、この学校のカウンセラーの仕事に応募し、採用されました。日本語が少し苦手だったため、また、日本で社会経験がなかったということもあり、何度か呼び出されて、仕事で使える日本語が話せるのかをチェックされました。採用条件として日本語のビジネスレターの練習が加えられたほどです。現在の仕事はレセプション、カウンセラー、生徒のケア、入学手続きなどですが、最近少しずつマーケティングの仕事も任せられ、今後は営業の仕事もやっていきたいと思っています。
Worldwideの特徴
他の語学学校にはないユニークな点がいくつもあります。
1: LMS
(ラーニング・マネージメント・システム)
Worldwideが独自に作った勉強、連絡、分析に使うツールです。コンピューターで各個人が持っているアカウントにアクセスします。
勉強に使うとき:リーディング、ライティング、文法、リスニング,ボキャブラリーなどのレッスンがあります。800種類のレッスンがあり、より多く勉強したい人のために用意しています。
連絡用として:担任の先生から宿題や宿題以外の課題が出されます。先生からのコメントも書き込まれ、質問をする事もできます。
分析用として:二週間に一度実施される実力テストの成績が月に一回レポートとしてLMSへ送られます。生徒の各アカウントに送られて来るので他の人に見られる事はありません。この成績表を元に英語がどのくらいできるようになったかをグラフ化して伸びた部分、弱い部分を確認できます。Worldwideではこの実力テストで75%以上を取ることにより次のレベルへ進めます。
このようにLMSを使って各生徒に進捗状況を確認してもらうためには担任の先生が各生徒をよく見ている必要があります。先生はみんな8年〜10年と長く教えているベテランばかりです。Worldwideの校風を気に入ってくれています。
2:コンボスクール
スーパーコンボコースと呼ばれる12週間以上のコースへのお申し込みで、提携している語学学校への移動費(飛行機代もしくはバス代)が支給されます。提携校は北島東部のホークスベイ地方の都市ネイピアの学校New Horizon、南島南部の都市クイーンズタウンのLanguage School of NZ、首都ウェリントンのThe Campbell Instituteと私たちオークランドのWorldwide schoolの計4校です。スーパーコンボに12週間以上申し込むと、オークランドからクイーンズタウンに飛んで、クイーンズタウンからネイピアに飛び、ネイピアからバスでウェリントンに行き、最後にウェリントンからオークランドに飛ぶというニュージーランド一周旅行ができてしまいます。ニュージーランドを旅行しながら勉強をしたいという方にはピッタリなコースです。昨年までは提携校が3校だったため、行ける都市も3都市だったのですが、ウェリントンが加わったため、4都市に増えました。
3:毎日のアクティビティ
毎日3時45分からアクティビティ大好きな先生が仕切っています。月曜日はサッカー、火曜日はタッチラグビー、水曜日はパブナイト、木曜日はDVDルームで映画鑑賞です。また、金曜日の午後のクラスは選択制を取っていて、観光クラス、IELTSまたはTOEICの実践テストを行うクラス、そしていろいろなレベルの生徒が一つになるオープンレベルのコンバセーションクラス、プロナンシエーションクラス、グラマーワークショップ等毎週変わる英語のクラスの3つからと形成されています。また、月一でJob ClubというCVやカバーレターの書き方、面接の受け方を伝授したり、IRDナンバー取得など仕事に関連したアドバイスを行ったりするセミナーも追加されます。
もうひとつの恒例アクティビティがあります。二ヶ月に一度、バーを借り切って行われ、毎回違うテーマでの仮装で参加するスクールバーティーです。Worldwideの校風なのでしょうか、先生やスタッフ、卒業生も参加し、時には150人を超えることもあります。私自身もアクティビティーに参加して生徒さんと触れ合えるように心がけています。理由は、学校以外の場所で生徒さん達と話をすると、学校では聞きづらい事なども話せて打ち解けられるので、次に学校で会った時には自然にいろいろと話しをしてくれるようになり生徒さんとの距離が近くなるからです。
4:新しくなるバリスタコース
5月から始まる新しいバリスタコースは今まで以上に充実したコース内容になります。
短期間にコーヒーの基礎知識を身につけ、エクスプレッソマシーンを上手に使えるようになりたい方にはピッタリなコースです。毎週金曜日午後1時から5時までの4時間でAコース、BコースまたはA&Bの2日間コースから選べます。
Course A: Coffee Extraction and the Perfect Espresso
Course B: The Art of Milk Stretching and Pouring Coffee
Worldwideにはインターナショナルな雰囲気の中で確実に身につく英語が学べる最適な環境があると思います。今後もWorldwideで勉強する全ての生徒さんに有意義な留学を送っていただけるよう、精一杯のお手伝いができたらと思っております。
オーナー兼校長のCleve Brown氏から:
満美子にレセプションにいてもらうのはWorldwideのスクールカルチャーを体現しているからです。Worldwideには様々な国の生徒がやって来ます。最初に誰に会うかで印象が大きく違って来るのです。英語ができなければいけませんし、ニュージーランドの知識も必要です。彼女は人生の半分をニュージーランドで過ごしていますので、日本とニュージーランド両国への理解があります。そう言った意味で満美子はWorldwideにとってパーフェクトな人材と言えます。
この記事を読んでワールドワイドで勉強したい人、ニュージーランド留学に興味のある方、は下記のお問い合わせよりイーキューブのキャリアアップ留学センター「イースクエア」までご連絡ください。
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